電話番号はそのままで大丈夫?乗り換えの不安に答えます|不通の時間・失敗した時の戻し方
このページでは、電話番号をそのままにして乗り換える時に、多くの方が感じる不安に、1つずつお答えします。 「番号は本当に変わらないのか」「電話が使えない時間はどれくらいか」「合わなかったら元に戻せるのか」という3つを中心にまとめました。
不安の中身がはっきりすれば、乗り換えを決めやすくなります。ごまかさずに、できることとできないことをお伝えします。 なお、条件は変わることがありますので、最終的な内容は必ず楽天モバイル公式サイトでご確認ください(この記事は執筆時点(2026年8月)の情報です)。
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①電話番号は本当に変わらないのか
結論から言うと、乗り換え(MNP)の手続きをすれば、電話番号は変わりません。今使っている番号を、そのまま新しい携帯電話会社で使い続けられます。 これは国の制度として決められた仕組みで、どの携帯電話会社でも同じです。 ここでは、この点を詳しく説明します。
電話番号をそのままにして携帯電話会社を変えることを、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)と呼びます。 「ポータビリティ」は「持ち運べる」という意味で、番号を持ったまま別の携帯電話会社へ移れる制度です。 長年使ってきた番号を変えずに済むため、家族や知人に連絡先の変更を知らせる必要がありません。
「番号が変わらない」というのは、090や080から始まる、その番号がまるごとそのまま使えるということです。 下4桁だけが変わる、市外局番のような部分が変わる、といったことは一切ありません。 相手の電話には、これまでと同じ番号が表示されます。
ここで、1つだけ注意していただきたいことがあります。 番号が引き継がれるのは、申し込みの時に「他社から乗り換え(MNP)」を選んだ場合だけです。 「新規契約」を選ぶと新しい番号が発行され、今の番号は引き継がれません。
この選択を間違えると、後から番号を移行することはできません。 申し込みの画面で、「乗り換え」と「新規」のどちらを選んでいるかを、必ず確かめてから先に進みましょう。 店舗で手続きする場合も、「今の番号をそのまま使いたい」とはっきり伝えてください。
店舗と自宅からの申し込みで、番号の引き継ぎ方が変わることもありません。 どちらで手続きをしても、乗り換え(MNP)を選んでいれば、番号はそのまま引き継がれます。 自宅から申し込む方が不利になる、といったことはありません。
もう1つ、名義についても確認が必要です。 今の携帯電話会社の契約者名と、新しく申し込む名義が一致していないと、番号を引き継げません。 例えば、ご主人の名義になっている回線を、奥様の名義で申し込むことはできません。
名義が違う場合は、先に今の携帯電話会社で名義を変える手続きをするか、同じ名義で申し込む必要があります。 ご家族の名義になっているかどうか分からない時は、乗り換えの前に、今の携帯電話会社に確認しておきましょう。 契約書や請求書を見れば、名義が書かれていることもあります。
名義が分からない時の確かめ方も、お伝えします。 毎月の請求書や、契約時に受け取った書類には、契約者の名前が書かれています。 手元に書類がない場合は、今の携帯電話会社のマイページ(My docomo・My au・My SoftBank)にログインして、契約者名の欄を見れば分かります。
引き継げる番号の種類についても、触れておきます。 そのまま使えるのは、090・080・070から始まる携帯電話の番号です。 自宅の固定電話の番号(03や06などから始まるもの)を、スマホの番号として引き継ぐことはできません。
番号が変わらないと実際にどれだけ助かるのかも、考えてみましょう。 電話番号は、家族や知人の連絡先としてだけでなく、銀行やクレジットカード、病院の診察券、宅配便の連絡先など、さまざまな場所に登録されています。 番号が変わると、これらをすべて変更する必要がありますが、乗り換えならその手間が一切かかりません。
申し込みの画面で迷わないよう、見分け方も覚えておきましょう。 申し込みを進めると、電話番号についての選択が必ず出てきます。 ここで「他社から乗り換え(MNP)」と書かれた方を選べば番号は引き継がれ、「新規電話番号を取得」と書かれた方を選ぶと新しい番号になります。
選び終えた後にも、確認の機会があります。 申し込みの最後に表示される確認画面には、選んだ内容が一覧で表示されます。 ここに「乗り換え(MNP)」と表示されているかを、申し込みを確定する前にもう一度見ておくと確実です。
なお、電話番号は引き継げますが、引き継げないものもあります。 携帯電話会社が提供していたメールアドレス(キャリアメール)や、その携帯電話会社独自のサービスは、そのままでは使えなくなります。 この点は、後の「番号以外で引き継げるもの・引き継げないもの」で説明します。
シニア向けの注意点:電話番号は、乗り換えの手続きをすればそのまま使えます。番号の一部が変わることもありません。 ただし、申し込みで「新規契約」を選ぶと番号が変わってしまうので、必ず「他社から乗り換え(MNP)」を選びましょう。 名義が家族のものになっていないかも、事前に確認しておくと安心です。
②電話が使えない時間はどれくらいか
結論として、開通の手続きをした時間帯によって、当日中に切り替わるか、翌日になるかが決まります。 手続きから切り替わるまでの間は、電話が使えない時間が生じます。 ここでは、その目安を説明します。
乗り換えでは、「開通の手続き」をした時点で、それまでの携帯電話会社の回線から、楽天モバイルの回線へ切り替わります。 この切り替えの間、一時的に電話やインターネットが使えない時間が生じます。 どのくらいかかるかは、手続きをした時間帯によって変わります。
楽天モバイルの場合、手続きの時間帯によって完了する時期が決まっています。 9時01分から21時00分までの間に手続きをした場合は、その日のうちに完了します。 一方、21時01分から翌朝8時59分までの間に手続きをした場合は、翌朝9時00分以降の完了となります(出典:楽天モバイル公式「「MNP転入を開始する」ボタンを押したあと、開通までどのくらい時間がかかりますか?」)。
つまり、日中に手続きをすれば、その日のうちに使えるようになるということです。 反対に、夜遅くに手続きをすると、翌朝まで待つことになります。 大切な電話がかかってくる予定がある日は、避けた方が安心です。
なお、商品を受け取った直後や、21時00分の直前に手続きをした場合は、当日中に完了せず、翌日の開通になることもあります。 時間ぎりぎりに始めるより、余裕のある時間帯に手続きをするのが確実です。 午前中から昼過ぎにかけて手続きをするのが、最も安心できる進め方です。
手続きが済んだのに、画面に反映されない場合もあります。 手続きが完了していても、「my 楽天モバイル」に反映されるまで、数時間から1日程度かかることがあります。 表示がすぐ変わらなくても、あわてる必要はありません。
もう1つ、知っておきたい仕組みがあります。 開通の手続きをしないまま放置した場合、MNP予約番号の有効期限が切れる日の午前10時に、自動的に回線が切り替わります。 そのため、「手続きを忘れたまま、いつまでも古い回線が使える」ということはありません。
不通の時間を短くしたい方は、手続きの日を選びましょう。 平日の午前中など、電話がかかってくる可能性が低い時間帯に手続きをすれば、影響を小さくできます。 ご家族には「この日に切り替えるので、つながりにくいかもしれない」と伝えておくと、より安心です。
開通の手続きをどこで行うのかも、知っておきましょう。 SIMカードまたはeSIMが手元に届いたら、「my 楽天モバイル」のアプリかWebサイトを開き、「MNP転入を開始する」というボタンを押します。 このボタンを押した時点から、切り替えの処理が始まります。
SIMカードとeSIMでは、その後の作業が少し違います。
1つ目のSIMカードの場合は、届いたカードをスマホに差し替える作業が必要です。
2つ目のeSIMの場合は、カードの差し替えがなく、画面の操作だけで設定が終わります。
切り替えを待っている間、何もできなくなるわけではありません。 自宅にWi-Fiがあれば、Wi-Fiにつないでいる限り、インターネットもLINEなどのアプリも使えます。 使えなくなるのは、携帯電話の回線を使う電話とデータ通信だけです。
切り替わったかどうかは、自分で確かめられます。 画面の上に表示される携帯電話会社の名前が変わり、電波のマークが立っていれば、切り替わっています。 念のため、ご家族の番号などへ実際に電話をかけて、話せるかどうかを試しておくと確実です。
切り替わった直後に電話がつながらない場合も、あわてる必要はありません。 スマホを一度再起動すると、つながるようになることがよくあります。 それでも変わらない時は、別の記事「楽天モバイルに乗り換えた後つながらない時は?圏外・開通しない・通話できない時の確認手順」で手順をまとめています。
なお、「何分間つながらないのか」という具体的な時間は、公式には示されていません。 実際には短い時間で切り替わることもありますが、確実な数字をお約束することはできません。 そのため、半日ほどは電話が使いにくいかもしれない、と考えて予定を組んでおくと安心です。
シニア向けの注意点:9時01分から21時00分までに手続きをすれば、その日のうちに切り替わります。 夜遅くの手続きは翌朝までかかるので、午前中に済ませるのがおすすめです。 大切な連絡が入る予定の日は避けて、余裕のある日を選びましょう。
③合わなかったら元に戻せるのか
結論として、契約から8日間であれば「初期契約解除」という制度で解除できますが、元の番号を元の携帯電話会社へ戻すには、自分で手続きをする必要があり、期限もあります。 「簡単に元通り」とまでは言えないため、正直にお伝えします。 ここでは、戻す場合の実際を説明します。
まず、「初期契約解除」という制度があります。 これは、契約してから一定の期間内であれば、利用者の側から契約を解除できる仕組みです。 電波が届かない、思っていたものと違った、といった場合に使えます。
楽天モバイルの場合、起算日から8日間、書面によって契約回線の解除ができます。 起算日は、契約内容の通知方法によって変わります。電子交付を選んだ場合はサービスの提供を開始した日、書面交付を選んだ場合はサービスの提供開始日か、案内の書面を受け取った日のいずれか遅い日です(出典:楽天モバイル公式「初期契約解除について」)。
ここで大切なのは、手続きが「書面」で行われるという点です。 電話やアプリの操作だけで即座に解除できるわけではなく、申請書を記入して送る必要があります。 記入漏れや不備があると、解除が認められないこともあるため、丁寧に記入しましょう。
そして、最も注意していただきたいのが、番号の扱いです。 初期契約解除をしても、電話番号が自動的に元の携帯電話会社へ戻るわけではありません。 元の携帯電話会社へ番号を戻したい場合は、自分で他社への転入の手続きをする必要があります。
この手続きには期限もあります。 申請書の消印日、または楽天モバイルが申請書を受け取った日から14日以内に、自分で他社への転出の手続きを完了させる必要があります。 期限内に完了しないと、そのまま使い続けるものと判断され、初期契約解除の申請が無効になります。
費用の面も、確認しておきましょう。 初期契約解除の制度を使った場合でも、それまでに使った通信料や、事務手数料の一部は請求されることがあります。 また、申請書を送る郵送代は自分の負担になります。
戻す先の携帯電話会社での手続きも必要になります。 元の携帯電話会社へ番号を戻すということは、その携帯電話会社ともう一度契約を結び直すということです。 以前と同じ料金プランや割引が、そのまま使えるとは限らない点にも注意が必要です。
つまり、「合わなかったらすぐ元通り」というほど簡単ではない、というのが実際のところです。 戻すこと自体はできますが、書面の手続きと、自分で行う転入の手続き、そして期限の管理が必要になります。 この手間を考えると、乗り換える前によく確かめておく方が、結局は楽です。
そこでおすすめしたいのが、乗り換える前に確かめておくという進め方です。 特に電波が不安な方は、いきなり乗り換えるのではなく、今の回線を残したまま2回線目として試す方法があります。 この方法なら、合わなければ追加した分をやめるだけで済み、今の番号にも影響しません。
申請書の書き方にも、簡単に触れておきます。 初期契約解除は、公式に用意されている申請書に記入して郵送します。 記入するのは、契約者の氏名・住所・生年月日・解除を希望する電話番号・記入日といった内容です(出典:楽天モバイル公式「初期契約解除の手続きはどうすればよいですか?」)。
この申請書には、番号の扱いを選ぶ欄があります。 「他社で現在と同じ電話番号を利用する」を選んだ場合に、上記でお伝えした14日以内の手続きが必要になります。 ここを選び忘れると番号を戻せなくなることがあるため、記入する時に必ず確認しましょう。
郵送の方法にも、気をつけたい点があります。 期限は消印の日付で判断されるため、いつ投函したかが分かる形で送るのが安全です。 簡易書留など、配達の記録が残る方法で送っておけば、後から届いていないと言われる心配がありません。
期限が2つあることも、押さえておきましょう。
1つ目は、初期契約解除そのものの期限で、起算日から8日間です。
2つ目は、番号を戻すための期限で、申請書の消印日または受領日から14日以内です。
この2つを両方守らないと、思った結果になりません。 14日以内に転出の手続きが完了しないと、そのまま使い続けるものと判断され、初期契約解除の申請自体が無効になります。 その場合は通常の解約として扱われることになるため、余裕を持って進めることが大切です。
シニア向けの注意点:8日以内なら書面で解除できますが、番号を元の携帯電話会社へ戻すのは自動ではありません。 自分で転入の手続きをする必要があり、14日以内という期限もあります。 「合わなかったら戻せばいい」と軽く考えず、乗り換える前に確かめておく方が確実です。
④番号以外で引き継げるもの・引き継げないもの
結論として、電話番号と電話帳は引き継げますが、携帯電話会社のメールアドレスは、有料の手続きをしないと使えなくなります。 何が残って何が消えるかを、先に知っておきましょう。 ここでは、その違いを整理します。
まず、引き継げるものです。 電話番号はそのまま使えます。スマホの中に保存されている電話帳や写真も、スマホ自体を使い続けるなら、そのまま残ります。 LINEなどのアプリも、同じスマホを使い続けるなら、そのまま使えます。
次に、注意が必要なのがキャリアメールです。 これは、携帯電話会社が提供しているメールアドレスのことで、末尾が携帯電話会社の名前になっているものです。 解約するとそのままでは使えなくなりますが、有料のサービスに申し込めば、引き続き使えます。
このサービスは「メール持ち運び」などと呼ばれ、月額330円(税込)で利用できます。 ただし、申し込みには期限があり、多くの場合、回線を解約してから31日以内に手続きが必要です。 使い続けたい方は、乗り換える前から予定に入れておきましょう(出典:楽天モバイル公式「MNPワンストップ」)。
そのほか、引き継げないものもあります。 今の携帯電話会社で貯めていたポイントや、その携帯電話会社だけのサービス、家族割などの割引は、解約とともに使えなくなります。 ポイントは、乗り換える前に使い切っておくのが良い方法です。
引き継げるものと引き継げないものを、下の表にまとめました。 乗り換えの前に、自分に当てはまるものを確認しておきましょう。
| 項目 | 引き継げるか | 備考 |
|---|---|---|
| 電話番号 | 引き継げる | 乗り換え(MNP)を選ぶこと |
| 電話帳・写真 | 引き継げる | 同じスマホを使う場合 |
| LINEなどのアプリ | 引き継げる | 同じスマホを使う場合 |
| キャリアメール | 有料で継続可 | 月額330円・解約後31日以内に申し込み |
| ポイント・独自サービス | 引き継げない | 事前に使い切る |
スマホを買い替える場合は、もう少し準備が必要です。 電話帳や写真を新しいスマホへ移行する作業が発生するため、自分で行うか、店舗で手伝ってもらうことになります。 今のスマホをそのまま使う場合は、この手間がかかりません。
メール持ち運びは、今の携帯電話会社の側で申し込みます。 執筆時点(2026年8月)では、ドコモの「ドコモメール持ち運び」は月額330円(税込)で初回31日間が無料、auの「auメール持ち運び」も月額330円(税込)です。 ソフトバンクの「メールアドレス持ち運び」は、年額3,300円(税込)または月額330円(税込)から選べます。
もう1つ、見落としやすいのがキャリア決済です。 ドコモ払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いといった、携帯電話の料金と一緒に支払う仕組みは、解約すると使えなくなります。 毎月払っている動画や音楽のサービスをこの方法で支払っている場合は、別の支払い方法へ変えておく必要があります。
スマホの分割払いが残っている方は、その扱いも確認しておきましょう。 乗り換えても、残っている端末代の支払いが消えるわけではなく、解約した後も引き続き支払うことになります。 毎月いくら残っているかは、乗り換える前に今の携帯電話会社のマイページで確認しておくと安心です。
留守番電話を使っている方も、注意が必要です。 楽天モバイルの留守番電話は、執筆時点(2026年8月)では月額330円(税込)のオプションで、申し込みが必要です(出典:楽天モバイル公式「留守番電話」)。 今まで無料で使えていた方は、乗り換えた後に申し込みが要ることを覚えておきましょう。
ポイントについても、具体的に考えておきましょう。 今の携帯電話会社で貯めたポイントは、解約すると使えなくなることがあるため、乗り換えを決めたら早めに使い切るのが良い方法です。 買い物に使う、料金の支払いに充てるなど、無駄にしない使い道を探しておきましょう。
家族割に入っている方は、もう1つ確認しておきましょう。 自分が抜けることで、残る家族の割引額が変わることがあります。 心配な場合は、今の携帯電話会社の窓口で「自分が解約すると家族の料金はどうなるか」を尋ねておくと確実です。
シニア向けの注意点:電話番号と、スマホの中の電話帳や写真は、そのまま使えます。 気をつけたいのはキャリアメールで、使い続けるには有料の申し込みが、解約後31日以内に必要です。 ポイントは引き継げないので、乗り換える前に使い切っておきましょう。
⑤不安を減らすための準備
結論として、乗り換えの前に「エリアの確認」「名義の確認」「手続きの日を選ぶ」の3つをしておけば、不安の大半は解消できます。 準備さえしておけば、当日に困ることはほとんどありません。 ここでは、その準備を説明します。
1つ目は、電波が届くかの確認です。
自宅やよく行く場所が、楽天モバイルのエリアに入っているかを、公式のサービスエリアマップで調べておきましょう。
住所を入力すれば、その場所の対応状況が表示されます(出典:楽天モバイル公式「通信・エリア」)。
2つ目は、名義の確認です。
今の携帯電話会社の契約者名と、新しく申し込む名義が同じかどうかを確かめます。
家族の名義になっている場合は、先に名義を変える手続きが必要です。
3つ目は、手続きの日を選ぶことです。
切り替えの間は電話が使えない時間が生じるため、大切な連絡が入る予定のない日を選びましょう。
午前中に手続きをすれば、その日のうちに使えるようになります。
あわせて、手元に用意しておくものも確認しておきましょう。 本人確認書類、支払いに使うクレジットカードや通帳、楽天会員のIDとパスワード、そして今使っているスマホです。 これらをそろえてから始めれば、途中で止まらずに進められます。
ご家族に一言伝えておくことも、準備の1つです。 切り替えの日には電話がつながりにくい時間があるため、「この日に乗り換えるので、つながらなければ後でかけ直す」と伝えておきましょう。 連絡が取れないことを心配させずに済みます。
電波がどうしても不安な方には、もう1つの方法があります。 今の回線を解約せずに残したまま、2回線目として楽天モバイルを追加し、実際に使って確かめる方法です。 この方法なら、今の番号やサービスに影響を与えずに、電波の状態を自分の生活の場で試せます。
この「お試し」は、電波に不安がある方に特におすすめです。 実際に使ってみて問題がなければ、あらためて番号を引き継ぐ乗り換えに進めばよく、合わなければ追加した分をやめるだけで済みます。 詳しくは、別の記事「まずお試しで2回線目に|今の回線を残したままデュアルSIMで楽天モバイルを試す方法」で説明しています。
用意するものを、もう少し詳しくお伝えします。 本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードが使えます。 有効期限が切れていないか、記載されている住所が今の住所と同じかを、事前に見ておきましょう。
住所が古いままだと、手続きが止まることがあります。 引っ越しをしたのに書類の住所を変えていない場合は、先に住所の変更を済ませておきましょう。 ここでつまずく方が多いため、早めの確認をおすすめします。
楽天会員のIDとパスワードも、事前に確かめておきたいものです。 申し込みには楽天会員のIDが必要で、忘れていると途中で止まってしまいます。 思い出せない場合は、申し込みを始める前に再設定を済ませておきましょう。
MNP予約番号が要るかどうかも、確認しておきましょう。 今の携帯電話会社がMNPワンストップに対応していれば、MNP予約番号を取得せずに乗り換えられます。 対応していない場合は、先に予約番号を取得する必要があります。
詳しい対応状況や進め方は、別の記事「MNPワンストップとは?予約番号なしで乗り換える新方式を図解」でまとめています。 自分の今の携帯電話会社がどちらなのかを申し込みの前に確かめておくと、途中で慌てずに済みます。
手続きの途中で止まらないよう、始める前にすべてをそろえておきましょう。 本人確認書類・支払いに使うクレジットカードまたは通帳・楽天会員のIDとパスワード・今使っているスマホの4つが手元にあれば、途中で探し物をせずに進められます。 時間に余裕のある日に、落ち着いて進めるのが確実です。
1人で進めるのが不安な方は、店舗を使うという選択もあります。 店舗なら、スタッフが手続きを進めてくれるので、選択を間違える心配がありません。 「今の番号をそのまま使いたい」と伝えれば、そのように手続きしてもらえます。
シニア向けの注意点:準備するのは「エリアの確認」「名義の確認」「手続きの日を選ぶ」の3つです。 電波が不安な方は、今の回線を残したまま2回線目で試す方法もあります。 1人で進めるのが不安なら、店舗で手続きしてもらうのが最も確実です。
⑥よくある質問とまとめ
結論として、電話番号はそのまま使え、切り替えの時間も選べます。ただし「合わなかったら戻す」のは手間がかかるため、事前の確認が大切です。 最後に、よくある質問にお答えし、この記事のまとめをお伝えします。
1つ目の質問は、「乗り換えると、今の携帯電話会社の解約手続きは自分でするのですか」というものです。
自分で連絡する必要はありません。番号を引き継ぐ手続きが完了すると、元の契約は自動的に解約されます。
解約の連絡をし忘れて、二重に料金がかかる心配はありません。
2つ目の質問は、「乗り換えに費用はかかりますか」というものです。
執筆時点(2026年8月)では、大手3社のMNP転出手数料は無料で、楽天モバイルの契約事務手数料も0円です。
スマホを新しく買わなければ、乗り換え自体に大きな費用はかかりません(出典:楽天モバイル公式「契約事務手数料」)。
3つ目の質問は、「最低利用期間や、やめる時の費用はありますか」というものです。
楽天モバイルには最低利用期間や解約時の手数料についての案内があり、公式のページで確認できます(出典:楽天モバイル公式「いつでも解約できますか?最低利用期間・解約事務手数料はありますか?」)。
4つ目の質問は、「相手に番号が変わったと知らせる必要はありますか」というものです。
その必要はありません。番号は変わらないので、家族や知人への連絡は不要です。
ただし、乗り換えた直後は一時的につながりにくい時間があるため、その点だけ伝えておくと親切です。
5つ目の質問は、「MNP予約番号は取得しなければいけませんか」というものです。
今の携帯電話会社がMNPワンストップに対応していれば、予約番号は要りません。
対応していない場合だけ、先に予約番号を取得してから申し込みます。
6つ目の質問は、「今使っているスマホを、そのまま使えますか」というものです。
そのまま使えるスマホは多いのですが、機種によっては対応していないことがあります。
申し込みの前に、公式の楽天モバイル「ご利用製品の対応状況確認」で、お使いの機種名を確認しておきましょう。
7つ目の質問は、「乗り換えた後、元の携帯電話会社から請求は来ますか」というものです。
解約した月の分の料金は、後日請求されます。
乗り換えた月は、元の携帯電話会社と楽天モバイルの両方から請求が来ることがありますが、二重に取られているわけではありません。
切り替えの日の選び方についても、補足します。 乗り換える日を決める時は、平日の午前中を選ぶのが最も安心です。 万一つながらないことがあっても、その日のうちに問い合わせて対処できるためです。
ここまでの内容を、まとめます。 電話番号は、乗り換え(MNP)を選べば、そのまま使い続けられます。番号の一部が変わることもありません。 切り替えの時間は、9時01分から21時00分までに手続きをすれば当日中に完了します。
一方で、「合わなかったら元に戻す」のは、簡単ではありません。 8日以内なら書面で解除できますが、番号を元の携帯電話会社へ戻すには自分での手続きと期限の管理が必要です。 だからこそ、エリアの確認や、2回線目でのお試しといった、事前の確認をおすすめします。
引き継げるものについても、整理しておきます。 電話番号とスマホの中の電話帳・写真はそのまま残りますが、キャリアメールは有料の申し込みが必要です。 今の携帯電話会社で貯めたポイントは引き継げないため、乗り換える前に使い切っておきましょう。
最後に、進め方をお伝えします。 エリアを確かめ、名義を確かめ、手続きの日を選ぶ。この3つを済ませてから申し込めば、当日に困ることはほとんどありません。 不安が残る方は、今の回線を残したまま2回線目で試してから決めるのが、最も安全な進め方です。
乗り換えの仕組みや、エリアの確かめ方、費用についてもっと知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
- MNPワンストップとは?予約番号なしで乗り換える新方式を図解
- 自宅は楽天モバイルのエリア?エリアマップの見方と建物の中での注意点
- 楽天モバイルへの乗り換えにかかる費用は?電話番号はそのまま?
- 楽天モバイルとは?特徴・料金・デメリット・エリアまでシニア向けに総まとめ
シニア向けの注意点:電話番号はそのまま使えるので、その点は安心してください。 気をつけたいのは、申し込みで「乗り換え」を選ぶことと、手続きの日を選ぶことの2つです。 戻すのには手間がかかるため、不安な方は事前にエリアを確かめるか、2回線目で試してから決めましょう。