乗り換え中にSMS認証は届く?銀行やネット通販の二段階認証でつまずかない進め方

このページでは、楽天モバイルへの乗り換えの手続きをしている間に、銀行やネット通販の認証コードが届かなくなる時間帯と、その避け方をまとめます。 乗り換え前にやっておく備えまで、順番に説明します。

近ごろは、銀行にログインする時も、ネット通販で高額な買い物をする時も、パスワードだけでは進めなくなりました。 登録した電話番号にショートメッセージで数字が届き、それを入力して初めて先に進める仕組みが広がっているためです。

この仕組みを「二段階認証」と呼びます。 安全性は高まりましたが、その分、ショートメッセージが届かない状態になると、途端に手続きが止まってしまいます。

先に結論をお伝えすると、認証コードが届かなくなるのは「開通の手続きをしてから、新しい回線に切り替わるまでの間」です。 この時間帯を知って手続きの日時を選べば、困る場面はほとんど避けられます。

なお、手続きの画面や条件は変わることがあります。 この記事は執筆時点(2026年8月)の情報に基づいていますので、最終的な内容は必ず楽天モバイル公式「「MNP転入を開始する」ボタンを押したあと、開通までどのくらい時間がかかりますか?」でご確認ください。

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①認証が届かなくなる時間帯

結論から言うと、認証コードが届かなくなるのは、開通の手続きを始めてから新しい回線に切り替わるまでの間です。夜9時を過ぎてから手続きをすると、翌朝9時まで切り替えが終わらないことがあります。

まず、乗り換えの時に何が起きているのかを説明します。 電話番号をそのまま引き継ぐ乗り換えでは、番号は変わらないまま、その番号を扱う携帯電話会社だけが入れ替わります。

この入れ替えの作業が「開通手続き」です。 契約者が「MNP転入を開始する」というボタンを押すと、切り替えの処理が始まります。

大切なのは、この処理が始まると、それまで使っていた回線が使えなくなるという点です。 新しい回線につながるまでの間、電話もショートメッセージも届かない時間が生じます。

では、その時間はどれくらい続くのでしょうか。 実は、公式には「何分で終わる」という数値は示されていません。

その代わり、公式が明記しているのが手続きの時間帯による違いです。 9時01分から21時00分までに手続きをした場合は当日中に完了し、21時01分から翌朝8時59分までに手続きをした場合は、翌朝9時00分以降の完了になります。

つまり、夜10時に思い立って手続きをすると、翌朝9時まで切り替えが終わらない可能性があるわけです。 その間は、認証コードを受け取れない状態が続きます(出典:楽天モバイル公式「「MNP転入を開始する」ボタンを押したあと、開通までどのくらい時間がかかりますか?」)。

手続きの時間帯と完了の目安を、下の表にまとめました。 この表を見ながら、手続きをする日時を決めてください。

手続きをした時間帯完了の目安認証への影響
9時01分〜21時00分当日中影響は短く済む
21時01分〜翌8時59分翌朝9時00分以降翌朝まで届かないことがある

なお、商品を受け取った直後や、21時00分の直前に手続きをした場合も、当日中に完了せず翌日になることがあります。 時間ぎりぎりを狙わず、余裕を持って進めてください。

ここから導かれるおすすめは、はっきりしています。 開通の手続きは、平日の午前中から日中の、時間に余裕のある日に行うのが確実です。

特に避けたいのが、その日のうちに銀行の振り込みや、ネット通販での支払いを予定している場合です。 認証コードが必要な操作が控えている日は、手続きの日をずらすほうが安全です。

もう1つ知っておきたいのが、手続きをしないまま放置した場合の扱いです。 開通の手続きをしないままでいると、MNP予約番号の有効期限の満了日の午前10時に、自動的に回線が切り替わります。

この場合、自分が意図していない時間に切り替わることになります。 思わぬタイミングで認証コードが届かなくなるため、手続きは自分で日時を選んで済ませるのが確実です。

開通が終わったかどうかは、契約の時に登録したメールアドレスに届く「MNP開通完了のお知らせ」で分かります。 このお知らせが届いたら、認証コードも普段通りに受け取れる状態になったと考えて構いません。

ただし、手続きが済んでいても、契約者向けの画面への反映には少し時間がかかることがあります。 画面の表示が変わらなくても、電話とショートメッセージが使えていれば問題ありません。

実際に切り替わったかどうかを自分で確かめる方法もお伝えします。 ご家族の電話から自分の番号へかけてもらい、つながるかどうかを見るのが一番分かりやすいやり方です。

あわせて、インターネットのページが開けるかも見ておきましょう。 電話とインターネットの両方が使えていれば、切り替えは終わっています。

もう1点、SIMカードとeSIMのどちらを選んだかによって、手続きを始められる日が変わります。 届かない時間の長さそのものは変わりませんが、手続きを始めるまでの待ち時間に差が出ます。

SIMカードを選んだ場合は、郵送で届くのを待ってから、スマホに差し込んで開通の手続きをします。 到着が夕方になると、その日のうちに手続きを始めるのが夜になりやすいため、届いた翌日の午前中に回すほうが安全です。

eSIMを選んだ場合は、郵送を待たずに、申し込んだその日のうちにスマホ本体へ設定できます。 自分で日時を選びやすいため、認証コードが必要な予定を避けて手続きしたい方には向いています。

どちらの場合も、手続きは自宅のWi-Fiにつないだ状態で行ってください。 切り替えの間は携帯電話の電波が使えなくなりますが、Wi-Fiがあれば手続きの画面は開いたまま操作を続けられます。

シニア向けの注意点:手続きをする日は、平日の午前中を選んでください。 万が一つまずいても、その日のうちに窓口へ相談できるためです。 夜遅くに手続きをすると、翌朝まで電話もショートメッセージも使えない状態で不安な時間を過ごすことになりますので、避けたほうが安心です。

②認証コードが届かない時に確かめること

結論から言うと、まず開くのはRakuten Linkではなく、スマホに元から入っているメッセージのアプリです。それでも見当たらない場合は、公式が挙げている確認項目を上から順にたどれば、多くはここで解決します。

乗り換えた後に最も多い勘違いが、認証コードの届き先です。 楽天モバイルでは通話にRakuten Linkというアプリを使うため、メッセージも同じアプリに届くと考えてしまいがちです。

ところが、各種サービスの利用開始に伴う認証コードは、スマホに元から入っているメッセージのアプリに届く仕組みになっています。 iPhoneなら緑色の「メッセージ」、Androidなら「メッセージ」という名前のアプリです。

「届かない」と感じた時の半分ほどは、実はここを見ていないだけです。 まずはこのアプリを開いて、受信の一覧を確かめてください。

それでも見当たらない場合に、公式が案内している確認項目が6つあります。 上から順にたどっていきましょう。

この中で、意外に見落とされがちなのが3番目です。 Wi-Fiだけにつながっている状態では、認証コードを受け取れない場合があります。

自宅でWi-Fiにつないだまま手続きをしていて届かない時は、いったんWi-Fiを切り、携帯電話の電波で試してみてください。 これだけで届くようになることが少なくありません。

4番目と5番目は、契約者向けの画面での設定です。「my 楽天モバイル」を開き、この2つの項目を確かめます。

特に「国際通話・国際SMS」は、オフになっていると届かない認証コードがあります。 サービスによっては海外の設備から認証コードが送られてくるため、この設定が関係してくるわけです(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Linkなど、各種サービスの利用開始に伴うSMS認証コードが届かない場合、どうすればよいですか?」)。

6番目の受信拒否の設定も、確かめておきたい項目です。 迷惑メッセージへの対策を強くしていると、認証コードも一緒に弾かれてしまうことがあります。

確かめる場所は、iPhoneでは[設定]の中の[メッセージ]、Androidでは[メッセージ]アプリの設定の中です。 「知らない差出人からのメッセージを受け取らない」といった項目が入っていないかを見てください。

楽天モバイルには、有害なサイトのURLや電話番号が含まれるメッセージを自動で拒否する「迷惑SMS拒否設定」もあります。 こちらは無料で申し込みも不要ですが、すべての偽メッセージを防げるわけではありません(出典:楽天モバイル公式「迷惑SMS拒否設定」)。

これとは別に、月額330円(税込)の「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」というオプションもあります。 名前が似ていますが別のサービスですので、混同しないようご注意ください(出典:楽天モバイル公式「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」)。

認証コードには有効期限があることも、覚えておいてください。 届いてから時間が経つと使えなくなるため、届いたらすぐに入力するのが確実です。

期限が切れた場合は、慌てず「認証コードを再送する」を押して、もう一度送ってもらいましょう。 何度も続けて送信し直すと、かえって届くのが遅くなることがあります。

差出人の表示についても、知っておくと落ち着いて対応できます。 認証コードは、見覚えのない数字の並びや、英字が混ざった短い名前から届くのが普通です。

「知らない番号だから怪しい」と考えて消してしまう方がいますが、自分が今まさに認証の操作をしている最中であれば、そのまま使って問題ありません。 反対に、心当たりのない認証コードが突然届いた場合は、誰かがあなたの番号で操作をしようとしている可能性があります。

シニア向けの注意点:「認証コードが届かない」と感じた時は、まずスマホに元から入っているメッセージのアプリを開いてください。 これだけで解決することが、本当に多くあります。 それでも見当たらない時は、Wi-Fiを切って携帯電話の電波で試す、という2番目の手だけでも覚えておくと役立ちます。

③乗り換え前にやっておく備え

結論から言うと、乗り換え前にやっておきたいのは「認証を使うサービスの書き出し」「キャリアメールの見直し」「手続きの日時選び」の3つです。この3つを済ませておけば、切り替えの日に慌てる場面はほぼなくなります。

備えの効果は大きく、切り替えの当日にできることは限られています。 電話とショートメッセージが使えない状態では、そもそも認証をやり直すこと自体ができないためです。


1つ目は、認証にショートメッセージを使っているサービスを書き出しておくことです。 どのサービスが該当するのかを知らないままでは、備えようがありません。

該当しやすいのは、銀行・証券・電子マネー・ネット通販・行政の手続きのアプリです。 ログインの時に数字を入力した覚えがあるものは、すべて対象だと考えてください。

紙に「サービスの名前」「登録している電話番号」「登録しているメールアドレス」の3つを並べて書いておくと、確認が進めやすくなります。 ご家族に手伝ってもらう時も、この紙があれば説明が早く済みます。

ここで大切なのが、電話番号をそのまま引き継ぐ乗り換えであれば、登録している番号を変更する必要はないという点です。 番号は変わらないため、届き先が一時的に止まるだけで、切り替えが終われば元通りに届きます。


2つ目は、キャリアメールの見直しです。 乗り換えると、元の携帯電話会社が発行したメールアドレスは原則として使えなくなります。

このアドレスを、ログインのIDやパスワード再設定の連絡先に使っている場合が問題になります。 ショートメッセージが届かない時の逃げ道としてメールを使おうとしても、そのメール自体が使えなくなっているためです。

対処のやり方は2つあります。1つは、各サービスに登録しているメールアドレスを、パソコンで使っているものやフリーメールへ変更しておくことです。

もう1つは、月額330円(税込)のメール持ち運びのサービスを申し込み、乗り換え後も元のアドレスを使い続ける方法です。 申し込みには回線の解約から31日以内という期限があるため、うっかり過ぎないよう気を付けてください。

登録しているサービスが数個であれば、変更してしまうほうが後々すっきりします。 反対に、何十件も登録があって全部を洗い出せない場合は、費用を払って持ち運ぶほうが安全です。


3つ目は、手続きをする日時を選ぶことです。 「認証が届かなくなる時間帯」でお伝えした通り、夜9時を過ぎての手続きは翌朝まで切り替えが終わらないことがあります。

平日の午前中に手続きをして、その日は大きな支払いや振り込みを入れない、と決めておくのが確実です。 公共料金の引き落とし日や、年金の受け取り日と重ならないかも見ておくと安心です。

加えて、切り替えの間もWi-Fiにつないでおくことをおすすめします。 電話とショートメッセージは使えなくても、Wi-Fiにつながっていればインターネットは使え、メールでの連絡も受け取れます。

支払いに関わる登録も、この機会に見ておくと安心です。 料金の引き落としに使っているクレジットカードの有効期限が切れていると、乗り換え後の初回の請求でつまずくことがあります。

カードの利用の通知も、多くの場合はショートメッセージかメールで届きます。 連絡先が古いままになっていないかを、乗り換え前に確かめておきましょう。

もう1つ、余裕があればやっておきたい備えがあります。 認証のやり方を、ショートメッセージ以外にも用意しておくことです。

サービスによっては、専用の認証アプリや、メールでの受け取りを選べるようになっています。 複数のやり方を登録しておけば、片方が使えない時にもう片方で進められます。

IPA(情報処理推進機構)も、パスワードだけに頼らず、ワンタイムパスワードや生体認証を含めた多要素認証を使うことを勧めています(出典:IPA「不正ログイン対策特集ページ」)。 安全のためにも、乗り換えを機に見直しておく価値があります。

乗り換え前に済ませておきたいことを、下にまとめました。 1日1つずつ進めれば、負担なく終わります。

シニア向けの注意点:この3つを一度に片づけようとせず、1日1つずつ進めてください。 特にキャリアメールは、乗り換えてからでは手が打てなくなるものがあります。 どのサービスに何を登録したか分からない方は、ご家族と一緒に、銀行とネット通販だけでも先に確かめておくと安心です。

④番号が変わる場合と、開通後に困った時

結論から言うと、新しい番号で契約した場合は、登録している電話番号をすべて変更する必要があります。また、認証コードを他人に伝えるよう求められた場合は、どのような理由であっても詐欺です。

まず、新しい番号で契約した場合の話です。 番号をそのまま引き継ぐ乗り換えではなく、2回線目としてお試しで契約した場合などが、これにあたります。

この場合、各サービスに登録している電話番号は古いままです。 そのため、認証コードは新しいスマホではなく、古い番号のほうへ送られてしまいます。

変更の作業には順番があります。 古い番号がまだ使える間に済ませることが、何よりも大切です。

古い回線を解約してしまうと、番号を変更しようとした時の本人確認そのものができなくなります。 両方の番号が使える期間のうちに、登録の変更を終えてください。

変更は、生活に直結するものから順に進めます。 銀行・証券のアプリを最初に済ませ、次に電子マネーとネット通販、最後に会員登録だけのサービス、という順番が分かりやすいです。

ここで役立つのが、「乗り換え前にやっておく備え」で書き出しておいた紙です。 1件ずつ印を付けながら進めると、漏れなく終えられます。

変更の操作そのものは、どのサービスでもよく似ています。 アプリを開いて[設定]や[登録情報の変更]に進み、電話番号の欄を新しい番号に書き換えて確定する、という流れです。

その確定の時に、古い番号あてに認証コードが届く場合があります。 古いスマホを手元に置いたまま作業すると、この認証で止まらずに済みます。

あわせて確かめておきたいのが、携帯電話の料金と一緒に支払っているサービスです。 ドコモ払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いといった仕組みは、元の携帯電話会社を解約すると使えなくなります。

動画配信や新聞の購読をこの方法で支払っている方は、クレジットカード払いなどへ切り替えてください。 変更を忘れると支払いが止まり、気づかないうちに解約の扱いになってしまうことがあります。

次に、どうしてもショートメッセージで受け取れない場合の逃げ道をお伝えします。 サービスによっては、電話での認証を用意しているものがあります。

例えばLINEでは、認証番号を入力する画面の下部に[通話による認証]という項目があり、自動音声で番号を案内してもらえます。 メモを取りながら聞けば大丈夫ですし、聞き取れなかった場合はもう一度かけ直してもらえます。

銀行などでも、電話の窓口で本人確認をして手続きを進められる場合があります。 オンラインでどうしても進めない時は、窓口に電話をして事情を伝えてください。

ここからは、認証にまつわる詐欺への注意です。 乗り換えの時期は、手続きに関する連絡が増えるため、偽のメッセージが紛れ込んでも気づきにくくなります。

覚えていただきたいのは1つだけです。 認証コードを他人に伝えるよう求められた場合は、相手が誰であっても詐欺だということです。

携帯電話会社も、銀行も、通販の会社も、認証コードを聞き出すことは絶対にありません。 電話で「本人確認のため、今届いた数字を教えてください」と言われたら、その場で電話を切ってください。

もう1つ気を付けたいのが、偽のページに認証コードを入力させる手口です。 IPAも、二段階認証を設定していても、偽サイトに入力してしまうと突破されることがあると注意を呼びかけています。

メッセージやメールに書かれたリンクからではなく、いつも使っているアプリや、自分で入力した公式のページから操作するようにしてください。 偽メッセージの見分け方は、乗り換えに便乗した詐欺に注意で詳しく説明しています。

それでも解決しない時の相談先も知っておきましょう。 症状を選んで対処法を調べられる楽天モバイル公式「トラブル解決ナビ」から始めると、順序立てて確かめられます。

それでも分からない時は、チャットや店舗の窓口に相談してください。 相談先の選び方は、困った時の相談先でまとめています。

ここまでの内容を整理すると、認証で困るのは切り替えの間の短い時間だけです。 手続きの時間帯を選び、乗り換え前に備えておけば、心配することはほとんどありません。 次の記事も参考にしてください。

認証の仕組みは、慣れないうちは面倒に感じられるものです。 ただ、これは大切な財産を守るために用意された仕組みですので、正しく使えば心強い味方になります。

シニア向けの注意点:認証コードを人に教えないこと、これだけは必ず守ってください。 乗り換えの手続き中に誰かから電話がかかってきて数字を求められたら、それは詐欺です。 不安に感じた時は、その場で答えず、ご家族か楽天モバイルの窓口に確かめてから進めれば安全です。