楽天ひかりとのセットで考える自宅の通信費|役割分担・セット特典・申し込みの順番

このページでは、スマホの回線と自宅の光回線を別々にではなく、まとめて1つの通信費として考えるやり方をご案内します。 楽天モバイルに乗り換えた方から「自宅のインターネットも楽天ひかりにまとめた方が良いのか」という迷いをよく聞くため、判断に必要な材料を順番に並べました。

スマホの回線と自宅の回線は、料金の金額よりも先に役割の違いを押さえると決めやすくなります。 そのうえで、今払っている費用の書き出し方、セットで受けられる特典の条件、申し込みの順番と工事の段取りまでを順にご説明します。

なお、料金やサービス内容は変わることがあります。 この記事は執筆時点(2026年8月)の情報に基づいていますので、最終的な内容は必ず楽天モバイル公式「光回線なら楽天ひかり」でご確認ください。

本記事にはPRを含みます。

①スマホの回線と自宅の回線は役割が違う

結論から言うと、スマホの回線は「外に持ち出して自分1人が使う回線」、自宅の回線は「家の中で家族と機器のすべてが使う回線」で、役割がはっきり分かれています。どちらか一方にまとめようとすると、必ずどこかで無理が出ます。

スマホの回線は、持ち歩くスマホについてくる回線です。 外出先でも自宅でも同じように使えますが、基本的には契約した本人が1台で使うことを前提にしています。

これに対して、自宅の回線は住所についてくる回線です。 持ち出すことはできませんが、その代わりに家の中の機器を何台でもつなげます。

この違いを費用の話に置き換える時、一番大事になるのがデータ利用量の数え方です。 自宅のWi-Fiにつないで使った分は、スマホのデータ利用量には数えられません。

反対に、スマホの電波をパソコンやタブレットに分けて使うテザリングは、使った分がそのままスマホのデータ利用量に数えられます(出典:楽天モバイル公式「テザリングに制限はありますか?」)。 同じ「家でインターネットを使う」でも、費用のかかり方が変わるのはこのためです。

楽天モバイルのRakuten最強プランは、使ったデータ量に応じて料金が3段階で決まります。 3GBまでが1,078円、20GBまでが2,178円、それを超えて無制限に使うと3,278円(いずれも税込)です(出典:楽天モバイル公式「料金プラン」)。

段階は自分で選ぶものではなく、使った量に応じて自動で切り替わります。 つまり自宅に別の回線があってスマホの通信量が減れば、スマホ側の料金は自然に下がる仕組みです。

ここまでを踏まえると、自宅の回線を引くかどうかは「毎月いくら増えるか」ではなく「スマホ側がいくら下がるかを差し引いて、合計でいくらになるか」で考えるべきだと分かります。 片方だけを見て決めると、判断を誤りやすくなります。

どのくらい使うと段階が上がるのかは、動画の見方でおおよその見当がつきます。 YouTubeは標準画質(480p)で1時間あたり約310MB、HD画質(720p)で1時間あたり約1GBが目安です(出典:楽天モバイル公式「YouTubeの通信量はどれくらい?1時間あたりの目安や節約方法を紹介」)。

動画配信サービスはもう少し多く、Netflixは標準画質で1時間あたり最大1GB、高画質で最大3GB、4K画質では最大7GBまで使います。 音楽配信は軽く、Spotifyは標準音質で1時間あたり約52MB、高音質でも約78MBです。

例えば、毎晩1時間ずつHD画質の動画を見る方なら、動画だけで月に30GB前後を使う計算になります。 この使い方だと、スマホ1台でも無制限の段階に入りやすくなります。

反対に、メールとメッセージのやり取り、天気やニュースの閲覧が中心という方は、月1GBから3GB程度で収まることも珍しくありません(出典:楽天モバイル公式「スマホのデータ容量とは?確認方法・増やす方法や料金プランの選び方を紹介」)。 この場合、自宅に回線を引いても下がる余地はほとんどありません。

もう1つの判断材料が、家の中でインターネットにつなぐ機器の数です。 スマホ以外に何台つないでいるかを、実際に数えてみてください。

この数が2台か3台までなら、スマホの回線を分けて使うテザリングで足りることが多いです。 テザリングは申し込みが不要で、追加料金もかかりません(出典:楽天モバイル公式「テザリングの利用は申し込みが必要ですか?」)。

つなぎ方はWi-Fi・USB・Bluetoothの3通りがあり、普段はWi-Fiでつなぐ形が一番簡単です(出典:楽天モバイル公式「テザリング(ご利用方法)」)。 まずこれを試し、足りないと分かってから自宅の回線を考える、という順番が無駄になりません。

テザリングで足りなくなるのは、次のような場合です。 どれか1つでも当てはまるなら、自宅の回線を検討する価値があります。

1つ目は、つなぐ機器が4台以上あり、家族が同時に使う場合です。
2つ目は、テレビの大きな画面で毎日長時間の動画を見る場合です。
3つ目は、テザリングを続けるとスマホの電池の減りが早く、外出前に充電が足りなくなる場合です。

3つ目は見落とされがちですが、実際に使ってみると気になる点です。 スマホは家族全員の連絡先を持つ大事な道具なので、電池を自宅のインターネットのために使い切ってしまう形は避けたいところです。

ここまでの役割の違いを、表にまとめます。 自分がどちらを必要としているのかを確かめてください。

比べる点スマホの回線自宅の回線(楽天ひかり)
ついてくる先持ち歩くスマホ登録した住所
主に使う人契約した本人家族全員
つなげる機器数台まで多くの台数
データ利用量使った分が料金の段階に影響するスマホの段階には影響しない
使えるまで開通すればその日から約1か月

この表で見ると、2つは競い合うものではなく、補い合うものだと分かります。 どちらか片方を選ぶのではなく、両方を足した合計で家計を見るのがセットで考えるということです。

シニア向けの注意点:「光回線の方が速い」と勧められることがありますが、速さよりも先に、家の中で何台をどのくらい使うかを確かめてください。 使う機器が少なければ、光回線を引いても体感はほとんど変わりません。 判断の基準は速さの数字ではなく、ご自身の使い方です。

②今の通信費を1枚に書き出して比べる

結論から言うと、セットにするかどうかを決める前に、今払っている通信費を1枚の紙に書き出してください。頭の中だけで計算すると、必ずどこかの費用が抜け落ちます。

通信費は複数の請求に分かれていることが多く、合計を正しく答えられる方はほとんどいません。 まず今の姿を1枚にそろえるだけで、判断がずいぶん楽になります。

書き出す項目は、次の6つです。 金額が分からない項目は空欄のままにして、後から調べて埋めていけば大丈夫です。

楽天モバイルの料金は、「my 楽天モバイル」で確認できます。 アプリを開いて「利用料金」の画面に進むと、その月の請求額と内訳が表示されます。

今使っているデータ量も同じ画面で見られるので、あわせて控えておいてください。 「①スマホの回線と自宅の回線は役割が違う」でお伝えした3段階のどこに入っているかが、そのまま判断の材料になります。

次に、楽天ひかりを足した場合にいくらかかるのかを調べます。 月額料金は、マンションプランが4,180円、ファミリープラン(戸建て)が5,280円(いずれも税込)です(出典:楽天モバイル公式「料金|楽天ひかり」)。

集合住宅にお住まいか、一戸建てにお住まいかで金額が変わります。 自分がどちらに当たるかを、先に決めておいてください。

毎月の料金とは別に、最初だけかかる費用もあります。 初期登録費が880円〜1,980円(税込)、さらに標準工事費が工事の内容によって次の3段階に分かれます。

工事の内容標準工事費(税込)
派遣工事あり(配線調整あり)22,000円
派遣工事あり(配線調整なし)11,660円
派遣工事なし3,300円

作業員が自宅まで来る場合が「派遣工事あり」、建物にすでに設備が整っていて遠隔の切り替えだけで済む場合が「派遣工事なし」です。 金額の差は最大で18,700円になるため、申し込む前に自分がどれに当たるかを確かめる価値があります。

住まいの設備の都合で追加の工事費が発生する場合や、工事の日時を指定した場合、夜間や土日祝に工事をする場合は割増になることもあります。 見積もりは多めに見ておくと、後で驚かずに済みます。

ここまでの数字がそろったら、1枚の紙を「毎月かかる費用」と「最初だけかかる費用」の2つに分けて書きます。 この2つを混ぜて足すと、毎月の負担が実際より重く見えてしまいます。

実際の書き方を、集合住宅にお住まいで、スマホを1台使っている方の例で示します。 今は動画をスマホで見ていて、無制限の段階に入っているという想定です。

項目楽天ひかりを足した後
スマホの料金3,278円(無制限)1,078円(3GBまで)
楽天ひかり(マンション)0円4,180円
毎月の合計3,278円5,258円

この例では毎月1,980円の増加になります。 スマホ側が2,200円下がっても、光回線の月額の方が大きいためです。

ここに、最初だけかかる費用を足して考えます。 初期登録費と標準工事費で、仮に合わせて13,000円ほどかかったとしましょう。

これを24か月で均すと、毎月あたり約540円です。 つまり最初の2年間で見ると、実質の増加は毎月2,500円ほどになる、という見当が立ちます。

同じ計算を、家族3人でスマホを使い、テレビでも動画を見ている家庭で行うと、結果は変わります。 3人分のスマホがそれぞれ無制限の段階から下がるため、下がる金額の合計が大きくなるためです。

つまり答えは家庭ごとに違い、「セットにするとお得」と一律には言えません。 自分の紙の上で計算するからこそ、納得して決められます。

忘れやすいのが、今使っている自宅のインターネットをやめる時の費用です。 契約期間の途中で解約すると解除料がかかる場合があり、機器の撤去に費用が必要なこともあります。

今の契約の書類か、契約している事業者のマイページで、契約期間の終わる時期を先に調べてください。 更新の月に合わせて切り替えれば、二重の支払いも避けられます。

書き出す時に、もう2つだけ気をつけたい点があります。 どちらも、比べる数字がずれてしまう原因になるものです。

1つ目は、請求の月をそろえることです。
2つ目は、割引が終わる時期を書き添えることです。

請求の月をそろえるというのは、スマホの7月分と自宅のインターネットの5月分を混ぜて足さない、という意味です。 携帯電話会社によって請求の締め日が違うため、手元に届いた紙をそのまま並べると、別の月の金額が混ざります。

割引が終わる時期は、今の合計額を実際より安く見せる原因になります。 「最初の1年間は毎月1,000円引き」といった割引が入っていると、その期間が終わった後は自動的に負担が増えるためです。

今の請求額だけを見て「今の方が安い」と判断すると、半年後に逆転していた、ということが起こります。 割引の終わる月を書き添えておけば、比べる時にその点も一緒に考えられます。

ここまでそろえば、比べる作業は算数だけです。 今の合計と、切り替えた後の合計を並べ、その差が毎月いくらになるかを見てください。

シニア向けの注意点:紙に書き出す作業は、ご家族と一緒に行うのがおすすめです。 請求書が郵送からメールでの通知に変わっていて、金額が分からなくなっているご家庭はとても多いです。 1人で悩むより、画面を一緒に見てもらった方が早く正確に進みます。

③セットで受けられる特典と受け取り方

結論から言うと、楽天モバイルと楽天ひかりをセットで使うと「最強おうちプログラム」の対象になり、毎月の楽天ポイントが受け取れます。ただし、受け取りには条件と時期があるので、そこを理解してから申し込んでください。

最強おうちプログラムは、楽天モバイルのRakuten最強プランと、楽天ひかりまたはRakuten Turboを組み合わせて使う方に向けたセット特典です。 還元されるポイント数や条件は時期によって変わるため、金額は必ず楽天モバイル公式「最強おうちプログラム」でご確認ください。

まず押さえておきたいのは、このプログラムにはエントリー(参加登録)が要らないという点です。 条件を満たしていれば自動的に対象になるため、申し込みとは別にキャンペーンへの参加登録をする必要はありません。

楽天のサービスにはエントリーが必要なものと不要なものがあり、ここを取り違える方がとても多いです。 最強おうちプログラムは不要な側だと覚えておいてください。

ただし、エントリーが要らないことと「何も気にしなくて良い」ことは違います。 申し込みの画面で必ず確かめていただきたい点があるので、条件と一緒にご説明します。

対象になるための条件を確認します。 執筆時点(2026年8月)では、次の3つを満たすことが必要です。

1つ目は、楽天ひかりを申し込む時の楽天IDが、楽天モバイルに登録している楽天IDと同じであることです。
2つ目は、楽天ひかりを申し込んだ月を1か月目として、4か月目までに開通していることです。
3つ目は、楽天ひかりを使っている月の月末の時点で、対象プランの回線を利用していることです。

対象プランには、Rakuten最強プランのほか、Rakuten最強プラン(データタイプ)とRakuten最強U-NEXTも含まれます。 すでに楽天モバイルを使っている方なら、3つ目の条件は自然に満たせます。

ここで最も見落とされやすいのが、1つ目の楽天IDです。 楽天ひかりを申し込んだ時の楽天IDが、楽天モバイルに登録している楽天IDと異なる場合、特典の対象外になります(出典:楽天モバイル公式「最強おうちプログラム」)。

ご家族に申し込みを手伝ってもらう時は、特に注意してください。 手伝う方が自分の楽天IDでログインしたまま申し込むと、毎月のポイントが一切入りません。

申し込みの画面を開いたら、まず画面の上部に出ている名前が自分のものかを確かめてください。 違っていれば、いったんログアウトして、楽天モバイルで使っている楽天IDで入り直します。

次に気をつけたいのが、2つ目の開通の期限です。 楽天ひかりは開通までに約1か月かかり、建物の事情によってはさらに延びることがあるためです。

申し込んでから工事日の調整が長引き、4か月目を過ぎてしまうと、条件から外れてしまいます。 工事日の連絡には早めに応じ、日程を先延ばしにしないことが、特典を確実に受け取るための近道になります。

ポイントがいつもらえるのかも、知っておくと安心です。 条件を満たした月の翌々月末日ごろに、期間限定ポイントとして進呈されます。

例えば10月に両方の利用を始めた場合、ポイントが届くのは12月末ごろです。 申し込んだ翌月にすぐ入るわけではないので、通帳を見るような気持ちで待ってください。

期間限定ポイントには使える期間があり、進呈日を含めて6か月です。 受け取ってから半年の間に使い切らないと、そのまま消えてしまいます。

使い道に迷ったら、毎月の通信費の支払いに充てるのが確実です。 楽天ポイントは楽天モバイルの月額料金や通話料の支払いに使えます(出典:楽天モバイル公式「楽天ポイントの利用(お支払い方法)」)。

この設定は「my 楽天モバイル」の「楽天ポイント利用設定」で行い、すべてのポイントを使うか、使う数を指定するかを選べます。 一度設定しておけば毎月自動で充当されるため、受け取るたびに操作する必要はありません。

この設定が便利なのは、期間限定ポイントから先に使われる仕組みになっている点です。 使い忘れて失効させる心配が減るので、セット特典で受け取るポイントとは相性が良い使い方です。

ただし、毎月の端末の分割払いの分には使えません。 ポイントで払えるのは月額料金や通話料までなので、請求額がまるごと消えるわけではないと考えておいてください。

設定を変えた月からすぐ反映されるわけではない点にも注意が必要です。 その月の内容が翌月の請求から適用されるため、初めて設定した方は1か月分の間が空きます。

もう1つ、混同しやすいのがSPU(スーパーポイントアッププログラム)です。 こちらは楽天市場での買い物のポイントが増える仕組みで、最強おうちプログラムとは別物です。

SPUは対象プランを契約したうえで、エントリーが必須です。 契約しているだけでは倍率が上がらないので、こちらは必ず自分で参加登録をしてください(出典:楽天モバイル公式「SPU(スーパーポイントアップ)」)。

2つのプログラムの違いを、表で整理します。 「どちらもポイントがもらえる」と一括りにせず、手続きの要否で分けて覚えるのが確実です。

比べる点最強おうちプログラムSPU
もらえる場面自宅の回線とセットで使う楽天市場で買い物をする
エントリー不要必須
受け取る時期翌々月末日ごろ買い物の翌月以降
ポイントの種類期間限定ポイント期間限定ポイント

どちらも期間限定ポイントで届くため、使える期間を過ぎないよう注意してください。 ポイントの残りと期限は、楽天PointClubの画面でまとめて確認できます。

最後に、大事な考え方を1つお伝えします。 セット特典は「同じものを選ぶなら得になる」ものであって、必要のない回線を引く理由にはなりません。

毎月4,000円台の回線を引いてポイントが戻ってきても、そもそもその回線を使わないなら支出は増えるだけです。 「①スマホの回線と自宅の回線は役割が違う」でお伝えした使い方の確認を先に済ませ、必要だと判断できた方だけが特典を上乗せとして受け取る、という順番で考えてください。

シニア向けの注意点:ポイントの案内は、キャンペーンの名前が似ていて分かりにくいことがあります。 迷った時は、金額の大小ではなく「自分が何もしなくても対象になるのか、登録が必要なのか」だけを確かめてください。 その1点が分かれば、受け取り漏れはほとんど防げます。

④申し込みの順番と工事までの段取り

結論から言うと、楽天モバイルと楽天ひかりの申し込みは、どちらが先でも特典の適用に影響しません。そのうえで実際の段取りを考えると、スマホを先に、自宅の回線を後にする進め方が落ち着きます。

順番を気にする方が多いのは、「先に申し込むと特典の対象外になるのでは」という心配があるためです。 執筆時点(2026年8月)の最強おうちプログラムでは、申し込みの順番による違いはありません。

それでも進め方に差が出るのは、使えるようになるまでの日数が大きく違うからです。 スマホの回線は開通の手続きをすればその日から使えますが、楽天ひかりは工事を挟むため約1か月かかります。

先にスマホを申し込んでおけば、光回線の開通を待つ間もテザリングでインターネットが使えます。 逆に光回線を先に申し込むと、待っている期間の通信手段が用意できていない、ということが起こります。

ただし、引っ越しに合わせて両方を始める場合は事情が変わります。 新居で引っ越し当日からインターネットを使いたいなら、光回線の申し込みを1か月以上前に済ませておく必要があります。

楽天ひかりの申し込みから利用開始までは、5つのステップで進みます。 どこで自分の出番が来るのかを、先に把握しておいてください。

  1. Webまたは電話で申し込む
  2. 工事が必要かどうかの確認と、工事日の調整を行う
  3. 機器(ルーター)を用意する
  4. 工事の当日に立ち会う
  5. 機器をつないで開通を確認する

このうち、日程が読みにくいのは2番目です。 工事の予約は混み具合によって変わり、希望した日に取れないこともあります。

連絡は電話やメールで届くので、申し込んだ後はしばらく着信に気を配ってください。 折り返しが遅れるほど、工事日は先へずれていきます。

4番目の工事の当日について、もう少し詳しくご説明します。 新しく光回線を引く場合は派遣工事が必要で、NTT東日本またはNTT西日本の作業員が自宅を訪問します。

立ち会いの時間は1時間程度が目安で、工事の内容によって前後します(出典:楽天モバイル公式「開通工事の流れ|ご利用開始までの流れ|楽天ひかり」)。 半日かかる作業ではないので、身構える必要はありません。

作業の中身は、近くの電柱から建物へ光ケーブルを引き込むところから始まります。 ケーブルを固定するための金具を外壁に取り付け、室内まで通して光コンセントを設置します。

最後にONUという機器をつなぎ、通信ができることを確認したら工事は完了です。 立ち会う方は、作業員に部屋の中へ入ってもらい、機器を置く場所を伝えるのが主な役割になります。

機器を置く場所は、事前に決めておくと当日が短く済みます。 コンセントが空いていて、家族が長く過ごす部屋に近い場所が使いやすいです。

賃貸にお住まいの方には、当日までに済ませておく手続きがあります。 外壁に金具を取り付ける作業や、壁に穴を開ける作業が必要になることがあるためです。

管理会社や大家さんへ事前に連絡し、工事の許可を取っておいてください。 当日になって許可がないことが分かると、工事はその場で中止になります。

集合住宅の場合は、建物にどんな設備が入っているかによって、そもそも申し込めるかどうかが変わります。 申し込みの画面で住所を入力すると対応の可否が確認できるので、その結果を先に見ておくと安心です。

開通した直後の速度についても、知っておくと戸惑いません。 高速で安定した通信ができるIPv6(クロスパス)という方式は、開通日の当日から1週間程度で使えるようになります(出典:楽天モバイル公式「速さと安定のIPv6通信|楽天ひかり」)。

開通した日に思ったほど速度が出なくても、数日待つと改善することがあります。 すぐに問い合わせる前に、1週間ほど様子を見てください。

ここまでの段取りを、時期ごとの表にまとめます。 カレンダーに書き込んで進めると、抜けが起きにくくなります。

時期やること
申し込みの前建物が対応しているかの確認と、賃貸なら管理会社への連絡
申し込みの当日Webまたは電話で申し込み、連絡先を正しく登録する
数日後工事日の調整の連絡に応じ、日程を決める
工事の前日まで機器を置く場所を決め、周りを片づける
工事の当日1時間程度立ち会い、開通を確認する
開通の1週間後速度が安定したかを確かめる

この流れの中で、自分から動く必要があるのは申し込みと工事日の調整、そして当日の立ち会いだけです。 残りは案内にしたがって進めれば、難しい操作はありません。

シニア向けの注意点:工事の日程は、家族の誰かが一緒にいられる日を選んでください。 作業員から機器の置き場所や配線について質問されることがあり、その場で決めた配置を後から変えるのは手間がかかります。 立ち会いは1時間程度なので、午前中など体力に余裕のある時間帯を選ぶと負担が軽く済みます。

⑤契約する前に確かめること・やめる時の費用

結論から言うと、楽天ひかりを申し込む前に確かめておきたいのは、契約期間と契約解除料が「今の自分の申し込みではどうなるのか」という点です。ここは一律ではなく、適用されているキャンペーンによって変わります。

楽天ひかりの契約期間と契約解除料は、申し込みの時に適用されているキャンペーンによって異なります(出典:楽天モバイル公式「解約について|楽天ひかり」)。 つまり「楽天ひかりは解約金がかからない」と一律に考えるのは誤りです。

スマホの回線の感覚のまま契約すると、ここで思わぬ費用が出ることがあります。 Rakuten最強プランには最低利用期間がなく、いつでも解約できるという印象が強いためです。

自分の契約解除料と、費用がかからずに解約できる期間は、契約した後に自分の画面で確認できます。 楽天ひかりの契約内容を見る画面は「メンバーズステーション」という名前で、「my 楽天モバイル」とは別のマイページです。

ログインには「ra」で始まる13桁のIDを使い、これは楽天会員のIDとは別に用意されたものです。 IDが分からなくなった時の確認方法も同じページに案内があるので、申し込みの後に届く書類とあわせて確かめてください。

メンバーズステーションの「契約期間確認」を開くと、自分の契約期間と契約解除料、費用のかからない解約の申請期間が表示されます。 契約した時期によって条件が違うため、解約を考える段階になったら必ずご自身の画面で確認してください。

覚えている条件と実際の契約内容が食い違っていた、というのは費用の面で一番痛い誤解です。 記憶ではなく画面で確かめる、という習慣にしておくと安心です。

次に、工事ができない場合の選択肢もお伝えします。 賃貸で許可が下りない場合や、開通まで1か月も待てない場合には、工事の要らないホームルーターという選び方があります。

楽天モバイルのRakuten Turboは、コンセントに挿して初期設定をすれば使えるホームルーターです。 月額4,840円(税込)で、データ容量はサービスエリア内なら無制限です(出典:楽天モバイル公式「料金プラン|ホームルーターRakuten Turbo」)。

契約事務手数料として3,300円(税込)がかかりますが、契約期間の縛りや最低利用期間はありません。 Rakuten Turboも最強おうちプログラムの対象なので、セット特典の面では楽天ひかりと同じ扱いになります。

ただし、電波を受け取って使う仕組みのため、設置する場所の電波の状況によって使い心地が変わります。 登録した住所で使う機器で、スマホのように持ち歩けない点にも注意してください。

電波が届くか不安な方のために、返品と返金の決まりも用意されています。 楽天モバイルの電波改善措置を行っても電波の状況が改善しない場合、製品が届いた日を1日目として8日目までに解約を申し出れば、開封していても返品と返金ができます(出典:楽天モバイル公式「[Rakuten Turbo] 返品・返金できますか?」)。

返品は製品と付属品を元払いで送り、到着が確認された後、翌々月末までに返金されます。 なお、契約事務手数料は返金の対象外です。

この決まりがあるおかげで、電波の不安を理由に決めきれない方でも試しやすくなっています。 ただし8日目までという期限があるため、届いたらすぐに家の中の何か所かで使ってみてください。

ここまでの内容を踏まえて、判断の順番をまとめます。 上から順に確かめていけば、迷いが少なくなります。

3つの選び方をより詳しく比べたい方は、費用と手間の両面からまとめた記事を用意しています。 次の記事も参考にしてください。

自宅の通信費は、一度決めると何年も続く支出です。 だからこそ、勧められた組み合わせをそのまま選ぶのではなく、ご自身の使い方から逆算して決める価値があります。

スマホと自宅の回線を合わせた合計で見ること、特典は上乗せとして考えること、契約期間を先に確かめること。 この3点を守れば、後から悔やむ選び方にはなりません。

シニア向けの注意点:契約に関する書類は、封筒ごと1か所にまとめて保管してください。 メンバーズステーションのログインに必要なIDも書類に載っており、後から探すと見つからないことがよくあります。 「通信の書類はこの引き出し」と決めておくだけで、解約や引っ越しの時の手間が大きく変わります。