楽天モバイルのデメリットと向かない人|電波・通話・サポートを正直にまとめます
このページでは、楽天モバイルのデメリットを正直にまとめます。 電波のつながりやすさ、通話まわりの使い勝手、サポート体制、料金面で見落としやすい点まで、良いところだけを並べずに整理していきます。
安く乗り換えられる話だけを読んで決めてしまうと、後で「こんなはずではなかった」と感じることになります。 先に弱点を知っておけば、自分にとって問題になるかどうかを落ち着いて判断できます。
この記事では、デメリットを挙げるだけで終わらせません。 1つずつ「どう対処できるか」「誰にとっては問題にならないか」まで書いていきます。
最後に、向かない人の条件と、それでも楽天モバイルを選ぶ判断基準を整理します。 乗り換える前に試せる方法もお伝えしますので、迷っている方はそこまで読んでみてください。
なお、料金やサービス内容は変わることがあります。 この記事は執筆時点(2026年8月)の情報に基づいていますので、最終的な内容は必ず楽天モバイル公式「Rakuten最強プランのプラン詳細」でご確認ください。
本記事にはPRを含みます。
①電波・つながりやすさのデメリット
結論から言うと、楽天モバイルの一番大きなデメリットは、場所によって電波の入り方に差が出ることです。特に建物の奥、地下、山間部では、大手3社より弱いと感じる場面が残っています。
理由は、楽天モバイルが自社の基地局を建て始めた時期にあります。 大手3社が何十年もかけて広げてきた設備と比べると、整備が始まってからの年数が短いためです。
ただ、この状況は少しずつ変わってきています。 楽天モバイルは2024年6月27日に、700MHz帯という周波数帯での商用サービスを開始しました(出典:楽天モバイル株式会社「楽天モバイル、"プラチナバンド" 700MHz帯での商用サービスを開始」)。
この周波数帯は「プラチナバンド」と呼ばれ、障害物に回り込みやすい性質があります。 建物の奥や地下など、以前は届きにくかった場所にも電波が届きやすくなる、という位置づけです。
とはいえ、整備は順次進めている途中です。 「プラチナバンドが始まったから、どこでもつながる」という段階にはまだ達していません。
もう1つ知っておきたいのが、パートナー回線という仕組みです。 楽天回線が届かない場所では、au回線を借りたエリアに自動で切り替わります(出典:楽天モバイル公式FAQ「パートナー回線エリアとはなんですか」)。
切り替えは自動で行われるので、利用者が操作する必要はありません。 以前あったパートナー回線の容量制限も撤廃されており、どちらのエリアでも高速データ通信を使えます。
つまり「楽天回線が届かない=圏外」ではありません。 それでも、屋内の奥まった場所や地下では電波が弱くなることがあり、ここは正直なデメリットとして受け止めておくべき点です。
混雑する時間帯の速度も、押さえておきたい点です。 データ無制限をうたうプランですが、公式には「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合があります」と明記されています。
つまり、無制限は「上限なく使える」という意味であって、「いつでも必ず高速」という約束ではありません。 昼休みや夕方の混雑する時間帯に、動画の読み込みが遅く感じられることはあり得ます。
では、乗り換える前に何を確認すれば良いのでしょうか。 一番確実なのは、公式のサービスエリアマップで、実際に自分が過ごす場所を1つずつ調べることです。
調べておきたい場所は、次の通りです。 どれも「毎日そこにいる時間が長い」という基準で選んでください。
- 自宅(寝室や台所など、長く過ごす部屋を意識する)
- 職場や、通っている習い事の場所
- よく行く病院・スーパー・駅
- ご家族の家や、帰省先
※年に数回でも、電話がつながらないと困る場所は入れておきます - 通勤・通院で使う道すじ
マップは住所を入力するか、地図を直接動かして確認できます(出典:楽天モバイル公式「サービスエリアマップ」)。
ただし、マップはあくまで目安です。 同じ住所でも、木造か鉄筋か、部屋が1階か上の階か、窓際か奥かで、実際の入り方は変わります。
そのため、マップで対応していると表示されても、それだけで安心しきらないほうが賢明です。 「対応表示があるかどうか」は最低条件として見て、実際の入り方は「向かない人と、それでも選ぶ判断基準」でお伝えする2回線目のお試しで確かめるのが確実です。
乗り換えた後に「今どちらの回線につながっているのか」を知りたくなることもあります。 これは「my 楽天モバイル」のアプリで確認できます。
楽天回線とパートナー回線のどちらにつながっているかが分かるので、電波が弱いと感じた場所を記録しておくのに役立ちます。 ご家族に相談する時も、状況を具体的に伝えられます。
実際に電波が弱いと感じた時の対処も、覚えておくと安心です。 特別な知識は要らず、次の順番で試すだけで解決することが多くあります。
- 窓際や屋外など、電波の届きやすい場所へ移動する
- スマホ本体を再起動する
※電源を切って入れ直すだけで直ることがよくあります - 機内モードを一度ONにして、すぐOFFに戻す
- 自宅ではWi-Fiにつなぐ
※Wi-Fiにつないでいる間は携帯電話の電波の強さに左右されません
特に効果が大きいのが、最後のWi-Fiです。 ご自宅に光回線などのインターネットがあれば、家の中ではWi-Fiにつないでおくことで、電波の弱さはほとんど問題になりません。
逆に言えば、自宅にWi-Fiがなく、家の中で長時間インターネットを使う方ほど、電波の影響を強く受けます。 ご自身がどちらに当てはまるかを、先に考えておいてください。
シニア向けの注意点:電波の話は専門的に聞こえますが、確かめることは単純です。 「自宅で電話が普通にできるか」「よく行く場所でインターネットが見られるか」の2つだけ確認できれば十分です。 数字や周波数の意味を覚える必要はありません。
②通話まわりのデメリット
結論から言うと、通話のデメリットは「専用アプリを使わないと無料にならない」「アプリが使えない番号がある」「着信は標準の電話アプリに来ることがある」の3つです。いずれも仕組みを知っていれば困りませんが、知らないと請求額や着信漏れで驚くことになります。
1つ目は、国内通話を無料にするにはRakuten Linkという専用のアプリから発信する必要がある点です。 スマホに元から入っている電話アプリから発信すると、30秒あたり22円(税込)の通話料がかかります(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Link」)。
1回の電話が5分なら220円です。 毎日1回かけると、1か月で6,000円を超えてしまう計算になります。
この差は無視できません。 「無料通話つきだから」と思って標準の電話アプリを使い続け、翌月の請求で初めて気づく、というのが典型的な失敗です。
対処法は2つあります。 1つは、電話をかける時は必ずRakuten Linkのアイコンを開く、と習慣にしてしまうことです。
もう1つは、標準の電話アプリで通話したい方向けのオプションに申し込むことです。 15分(標準)通話かけ放題は月額1,100円(税込)で、標準の電話アプリでの1回15分以内の国内通話がかけ放題になります(出典:楽天モバイル公式「15分(標準)通話かけ放題」)。
2つ目は、Rakuten Linkから発信できない番号がある点です。 110番や119番などの緊急通報、0570で始まる番号は、Rakuten Linkからは発信できません。
これらの番号にかけようとすると、標準の電話アプリが自動的に起動して発信されます(出典:楽天モバイル公式「特番通話(ご利用方法)」)。
この動きは故障ではなく、決められた仕様です。 緊急通報は確実につながる必要があるため、あえて標準の電話アプリに切り替わるようになっています。
ただし、標準の電話アプリでの発信になるということは、通話料がかかるということでもあります。 0570で始まる番号は、銀行や保険の問い合わせ窓口でよく使われているので、長電話になりやすい方は覚えておいてください。
3つ目は、着信が必ずRakuten Linkに来るとは限らない点です。 固定電話からの着信や、Rakuten Linkを使っていない相手からの着信は、OS標準の電話アプリに着信します。
通信環境が不安定な場合も、標準の電話アプリでの着信になります(出典:楽天モバイル公式「どのような場合にRakuten Linkで着信しますか?」)。
これは実害につながりやすいので、特に気を付けてください。 「着信はRakuten Linkを見れば分かる」と思い込んでいると、標準の電話アプリに残った不在着信に気づかないままになります。
対処法は簡単で、不在着信を確認する時は両方のアプリを見る習慣にすることです。 折り返しの発信だけRakuten Linkから行えば、通話料はかかりません。
発信元の番号が相手に伝わらない場合があることも知っておきましょう。 Wi-Fiだけにつながっている時、VPNを使っている時、デュアルSIMで他社のSIMを通話に指定している時などは、非通知になることがあります(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Linkで発信すると非通知になるのですが、どうすればよいですか?」)。
病院の予約や役所への連絡など、非通知だと折り返してもらえない相手にかける時は注意が必要です。 心配な場合は、楽天回線につながった状態で発信するようにしてください。
最後に、留守番電話が有料である点も挙げておきます。 月額330円(税込)のオプションで、2024年12月1日から有料になりました(出典:楽天モバイル公式「留守番電話」)。
普段から留守番電話を使ってきた方には、そのまま増える出費です。 一方で、留守番電話をほとんど聞かない方であれば、申し込まなければ費用は発生しません。
通話の音質についても触れておきます。Rakuten Linkでの通話は、電波の状況の影響を受けます。
公式でも、通信環境が不安定な場合は標準の電話アプリで着信すると案内されている通り、アプリでの通話は電波が安定していることが前提になっています。 電波の弱い場所では、声が途切れたり、遅れて聞こえたりすることがあります。
対処法は2つあります。 1つは、電波の入りやすい窓際などに移動してからかけ直すことです。
もう1つは、大事な通話は標準の電話アプリからかけることです。 通話料はかかりますが、電波が弱い場所でも音声が安定しやすくなります。
役所や病院との大事なやり取りだけは標準の電話アプリ、家族との長電話はRakuten Link、という使い分けをしている方もいます。 15分かけ放題に申し込んでいれば、標準の電話アプリでの通話も1回15分までは追加の費用がかかりません。
シニア向けの注意点:通話の話で一番大事なのは、「かける時はRakuten Link」「不在着信は両方のアプリを見る」の2つだけです。 アプリのアイコンを画面の見やすい場所に並べておくと、間違えにくくなります。 どうしても使い分けが不安な方は、15分かけ放題に申し込んで、標準の電話アプリだけで通話する方法もあります。
③サポート体制のデメリット
結論から言うと、サポート面のデメリットは「近くに店舗があるとは限らない」「電話やチャットの窓口が常時つながるわけではない」「手厚いサポートは有料になる場合がある」の3つです。対面での相談を前提にしている方ほど、影響を受けやすい部分です。
1つ目は、店舗の数と場所です。 楽天モバイルショップは2022年3月8日に1,000店舗を突破し、全都道府県に出店しています(出典:楽天モバイル株式会社「「楽天モバイルショップ」が1,000店舗を突破」)。
全都道府県にあると聞くと安心しますが、大切なのは「ご自身が通える距離にあるか」です。 都市部に集まりやすいため、地域によっては車で30分以上かかることもあります。
乗り換えを決める前に、公式のショップ検索でご自宅の近くを調べておきましょう(出典:楽天モバイル公式「都道府県から探す」)。
ここで見ておきたいのは、店舗の有無だけではありません。 家電量販店の中にある店舗や、郵便局内の店舗は、一部のサポートが対象外になります。
そのため「近くに店舗はあるが、やってほしいことは対応していなかった」という事態も起こり得ます。 何ができるかは公式ページで確認できます(出典:楽天モバイル公式「楽天モバイルショップでできること」)。
2つ目は、窓口の受付時間です。 チャットのAIによる自動回答は24時間対応していますが、人のオペレーターによる対応には受付時間があります。
公式の案内では、23時00分以降は問い合わせの途中でもオペレーター対応が終了するとされています。 受付時間内でも、混雑している時はオペレーターにつながらないことがあります(出典:楽天モバイル公式「お問い合わせ」)。
夜遅くにトラブルが起きた場合、その場で人に相談できないことがある、ということです。 夜間に電話が使えなくなると不安が大きいので、この点は正直に押さえておいてください。
ただし、AIによる自動回答は時間を問わず使えます。 圏外になった、開通しない、といったよくあるトラブルは、自動回答の案内だけで解決することも多いです(出典:楽天モバイル公式「AIアシスタント」)。
3つ目は、手厚いサポートが有料オプションになっている点です。 スマホの操作を繰り返し教えてもらえる「あんしん操作サポート」は、月額550円(税込)です(出典:楽天モバイル公式「あんしん操作サポート」)。
写真や電話帳の移行を店頭で頼む場合も、利用ごとの費用がかかります。 アカウント移行が1,100円、LINEのデータ移行が1,650円、製品に保存したデータの移行が2,200円(いずれも税込)です(出典:楽天モバイル公式「データ移行サポート」)。
「店頭に行けば全部無料でやってもらえる」と考えていると、想定と違う結果になります。 契約事務手数料は0円ですが、サポート系のオプションは別料金だという整理をしておきましょう。
とはいえ、これらは必要な方だけが選ぶ仕組みです。 ご家族に設定を手伝ってもらえる方や、ご自身で調べられる方にとっては、費用は発生しません。
むしろ、料金を抑えたい方にとっては、使わないサービスの費用が基本料に含まれていないほうが合理的だとも言えます。 自分がどちらの立場かで、評価が変わる部分です。
デメリットばかりではなく、備えられる部分もお伝えしておきます。 店舗に行く場合は、来店予約をしておけば待ち時間を減らせます。
予約はWebと電話の2通りで、Webならショップのページから申し込めます。 思い立った日に出向いて2時間待つより、予約した時間に行くほうが体への負担も小さくなります。
店舗まで行かずに解決したい時は、症状を選んで対処法を調べられる「トラブル解決ナビ」も用意されています(出典:楽天モバイル公式「トラブル解決ナビ」)。
相談したい内容によって、どの窓口を使うかを先に決めておくと迷いません。 目安は次の通りです。
- 契約や名義の変更、スマホの操作を教えてほしい場合は店舗
- 圏外・開通しないなどのよくあるトラブルはトラブル解決ナビ
- 夜間に急いで調べたい場合はチャットのAI
- 込み入った事情を人に説明したい場合はチャットのオペレーター
※23時00分以降は対応が終了するため日中に相談します
このように整理しておけば、「どこに聞けば良いか分からない」という状態は避けられます。 サポート体制の弱さは、窓口の使い分けを覚えることで、かなりの部分を補えます。
シニア向けの注意点:対面での相談を大事にされる方は、乗り換えを決める前に、必ず通える範囲の店舗を1つ見つけておいてください。 店舗が見つからない場合でも、乗り換え自体を見送る必要はありません。 ご家族に相談できる方であれば、困った時に画面を見てもらう体制を作っておけば十分に補えます。
④料金・サービス面で見落としやすい点
結論から言うと、料金面で見落としやすいのは「今のメールアドレスが使えなくなる」「海外で使えるデータ量に上限がある」「初月の料金が日割りにならない」の3つです。金額そのものは大きくありませんが、知らずに乗り換えると不便に感じる部分です。
1つ目は、キャリアメールが使えなくなることです。 ドコモ・au・ソフトバンクを解約すると、これまで使ってきたメールアドレスは原則として使えなくなります。
長年そのアドレスを連絡先として使ってきた方にとっては、影響が小さくありません。 インターネット通販、金融機関、公共料金の連絡先などに登録が残っていると、大事な知らせが届かなくなります。
対処法は2つあります。 1つは、月額330円(税込)のメール持ち運びサービスに申し込んで、同じアドレスを使い続ける方法です。
もう1つは、無料のメール(Gmailなど)に切り替えてしまう方法です。 持ち運びサービスには申し込みの期限があり、回線を解約してから31日以内という決まりがあります(出典:楽天モバイル公式「MNPワンストップ」)。
後から思い出しても間に合わないので、乗り換えを決めた段階で、どちらにするか決めておいてください。 毎月330円を払い続けるより、今のうちに登録先を切り替えておくほうが、長い目で見れば負担は小さくなります。
2つ目は、海外で使えるデータ量です。 楽天モバイルは追加の申し込みなしで海外でも使えますが、高速データは月2GBまでという上限があります。
2GBを超えると、通信速度は最大128kbpsに制限されます(出典:楽天モバイル公式「海外ローミング(データ通信)」)。
この速度では、地図を表示したり写真を送ったりするのは厳しくなります。 追加したい場合は1GBあたり500円でデータチャージができますが、長期の滞在では割高に感じるかもしれません。
年に一度の旅行で写真を送る程度なら2GBで足ります。 一方、海外で長く過ごす方や、現地で動画を見る方にとっては、これは明確なデメリットになります。
3つ目は、初月の料金が日割りにならないことです。 月の途中で契約しても、その月に使ったデータ量に応じた段階制の料金が請求されます。
ただし、これは損とは限りません。 月末に開通してほとんどデータを使わなければ、その月の料金は最も安い段階の1,078円(税込)に収まります。
楽天モバイルの料金は、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、それを超えると無制限で3,278円(いずれも税込)という3段階です(出典:楽天モバイル公式「料金プラン」)。
使わなければ自動的に安い段階になるため、「日割りがない=丸ごと1か月分を無駄に払う」という心配は要りません。 乗り換えの重なる月の負担は、多くの場合1,000円台に収まります。
そのほか、細かいながら知っておきたい点も挙げておきます。 どれも該当する方だけが気にすれば良い内容です。
- 同一名義で累計5回線目以降の契約は、契約事務手数料が3,850円(税込)かかる
- 楽天モバイルで購入した製品以外は動作保証の対象外
※手持ちのスマホを使う場合は事前に対応状況を確認します - Androidの一部機種は、インターネットに接続するための設定を自分で行う必要がある
- データを使わない月でも0円にはならず、最も安い段階でも1,078円(税込)かかる
最後の点は、以前の楽天モバイルの料金プランを覚えている方が誤解しやすい部分です。 以前までは使わない月が0円になる仕組みがありましたが、現在のRakuten最強プランにはその段階がありません。
ほとんど使わない方にとっては、以前の条件のほうが良かったことになります。 とはいえ、月1,078円は大手3社の最低料金と比べると低い水準で、通話をRakuten Linkで無料にできる点も含めれば、負担は小さく済みます。
料金が段階制であることには、もう1つ気を付けたい面があります。 使った量に応じて自動的に段階が上がるため、意識しないうちに料金が上がることがある点です。
例えば、動画を長く見た月や、スマホの回線をパソコンやタブレットに分け合うテザリングを使った月は、データ量が一気に増えます。 テザリングで使った分もそのままデータ利用量に含まれるため、3GBの段階に収まっていた方が2,178円や3,278円(いずれも税込)になることがあります。
これは損ではなく、使った分だけ払う仕組みですが、毎月の支払いを一定にしたい方には落ち着かないかもしれません。 心配な方は、「my 楽天モバイル」でその月のデータ利用量をこまめに確認してください。
直近のデータ利用量に加えて、過去60日間分の利用量や通話料金も確認できます。 月の途中で「今月は使いすぎているな」と気づければ、動画を見る量を調整して段階が上がるのを抑えられます。
シニア向けの注意点:ここで挙げた中で、必ず手を打っておきたいのはメールアドレスだけです。 海外のデータ量や回線数の手数料は、該当しない方には関係ありません。 メールの登録先だけ、乗り換え前に見直しておけば十分です。
⑤向かない人と、それでも選ぶ判断基準
結論から言うと、楽天モバイルが向かないのは「電波の弱い場所で毎日長時間使う方」「対面のサポートがないと不安な方」「海外で大量にデータを使う方」です。逆に言えば、これに当てはまらなければ、費用の面で得をする可能性が高くなります。
まず、向かない使い方を具体的に見ていきます。 人柄や年齢の問題ではなく、あくまで使い方で決まる話だと考えてください。
1つ目は、電波の弱い場所で毎日長時間使う場合です。 山間部にお住まいの方、鉄筋の建物の奥まった部屋で長く過ごす方、地下の職場に通う方などが当てはまります。
こうした場所では、上記でお伝えした通り、大手3社より電波が弱いと感じる場面が残ります。 毎日のことになると、我慢して使い続けるのは現実的ではありません。
2つ目は、対面のサポートがないと不安な場合です。 何かあるたびにお店に行って相談したい方、機械の操作をご自身で調べるのが苦手で、周りに頼れる方がいない場合が当てはまります。
通える範囲に店舗がなければ、この不安は解消できません。 ご家族の助けも得にくい状況であれば、無理に乗り換えないほうが安心して過ごせます。
3つ目は、海外で大量にデータを使う場合です。 長期の滞在や、現地で動画を見る使い方であれば、月2GBの上限は窮屈に感じます。
では、反対に向いているのはどんな方でしょうか。 次のいずれかに当てはまるなら、乗り換えを前向きに考えて良い状況です。
- お住まいの場所や生活圏がエリアマップで対応表示になっている
- 今の料金が月5,000円を超えていて、費用を下げたい
- 通話が多く、Rakuten Linkでの無料通話が効いてくる
- 楽天市場で買い物をすることがある
※楽天モバイルの契約でポイントの倍率が上がります - 困った時に相談できるご家族が身近にいる
特に65歳以上の方は、最強シニアプログラムという仕組みも見ておく価値があります。 エントリー(参加登録)すると毎月110ポイントが還元され、対象オプションに申し込むと追加で毎月1,100ポイントが還元されます(出典:楽天モバイル公式「最強シニアプログラム」)。
3GBまでの月であれば、ポイント還元の分を差し引いて実質968円相当になります。 料金そのものが下がるわけではなくポイントでの還元ですが、楽天市場などで使う方には実質的な値下げになります。
それでも迷う方にお伝えしたいのが、いきなり乗り換えなくても試せるということです。 今の携帯電話会社を解約せずに、2回線目として楽天モバイルを追加すれば、実際の電波を自分の生活の中で確かめられます。
1台のスマホで2つの回線を使う仕組みを、デュアルSIMと呼びます(出典:楽天モバイル公式「デュアルSIMのススメ」)。
この方法なら、今の電話番号はそのまま残ります。 自宅やよく行く場所で1か月ほど使ってみて、問題なければ本格的に乗り換える、という進め方ができます。
2回線目の料金は、データを使わなければ最も安い段階の1,078円(税込)です。 1か月あたり千円ほどで、電波の不安を実際に確かめられると考えれば、決して高い出費ではありません。
すでに乗り換えてしまい、どうしても合わなかった場合の出口も知っておきましょう。 起算日から8日間であれば、書面によって契約を解除できる初期契約解除という制度があります(出典:楽天モバイル公式「初期契約解除について」)。
ただし、この制度を使っても、元の電話番号が自動的に元の携帯電話会社へ戻るわけではありません。 自分で他社への乗り換え手続きを行う必要があり、期限も決められています。
そのため「合わなければ簡単に元に戻せる」と軽く考えるのは避けてください。 戻すより、乗り換える前に2回線目で試すほうが、ずっと手間がかかりません。
ここまでの内容をまとめます。 楽天モバイルには、電波・通話・サポートのそれぞれに正直なデメリットがありますが、いずれも「自分の生活で問題になるか」を確かめれば判断できるものばかりです。
確かめる方法は、エリアマップと、2回線目でのお試しの2つです。 この2つを済ませてから決めれば、乗り換えてから後悔する可能性はかなり低くなります。
より詳しい情報は、次の記事も参考にしてください。
- 楽天モバイルとは?特徴・料金・デメリット・エリアの総まとめ
- 楽天モバイルのエリアを自宅と生活圏で確認する方法
- 2回線目でお試し?デュアルSIMで楽天モバイルを試す方法
- Rakuten Linkの使い方と無料通話にならない場合の対処法
- 困った時はどこに相談する?店舗・チャット・電話サポートの使い分け
- 格安SIMから楽天モバイルへ乗り換える|mineo・IIJmio・イオンモバイルの対応状況と注意点
シニア向けの注意点:デメリットをたくさん読むと不安になるかもしれませんが、実際に確かめることは「自宅で電話とインターネットが普通に使えるか」の1点だけです。 2回線目でのお試しなら、今の番号を失う心配はまったくありません。 迷ったまま決めるより、1か月試してから決めるほうが、ずっと気が楽です。