迷惑電話・迷惑SMSへの対策|着信拒否の設定・偽メッセージの見分け方・楽天モバイルの無料の対策

このページでは、知らない番号からかかってくる迷惑電話と、身に覚えのないSMS(ショートメッセージ)を減らす方法をまとめます。 着信拒否の設定のやり方、届いたメッセージが本物か偽物かを確かめる手順、楽天モバイルで無料で使える対策まで、順番にご案内します。

先にお伝えしておきたいのは、設定だけで完全にゼロにはできない、ということです。 どの携帯電話会社を使っていても、迷惑電話と迷惑SMSを100%止める方法はありません。

そのため、この記事では「設定で減らす」ことと「鳴っても出ない・届いても押さない」という決め事を、両方お伝えします。 どちらか一方だけでは守り切れないためです。

サービスの内容や料金は変わることがあります。 この記事は執筆時点(2026年8月)の情報に基づいていますので、最新の内容は楽天モバイル公式「迷惑SMS拒否設定」でご確認ください。

本記事にはPRを含みます。

①迷惑電話・迷惑SMSが届く仕組みと、先に決めておく対応

結論から言うと、迷惑電話も迷惑SMSも、特定の誰かを狙い撃ちにしたものとは限りません。 だからこそ「自分だけが狙われている」と怖がる必要はありませんし、逆に「自分は大丈夫」と油断もできません。

まず、届くものを2つに分けて考えます。 1つは電話で、もう1つはSMSです。

電話のほうは、大きく分けて3つの種類があります。 勧誘の電話、詐欺が目的の電話、そして自動音声で一方的に話してくる電話です。


SMSのほうは、宅配便の不在の知らせ、料金が未納だという知らせ、アカウントが止まったという知らせを装ったものが代表的です。 どれも「すぐに確認しないと大変なことになる」と思わせて、書かれているURLを押させるのが目的です。

楽天モバイルの公式でも、高額な請求やアカウントの停止など、不安をあおる内容のメールやSMSが届くことがあると注意を呼びかけています。 そのうえで、リンク先のURLを押さず、普段使っているブックマークやアプリから正規のサイトへ入り直すよう案内しています(出典:楽天モバイル公式「【お客さまへの注意喚起】通信事業者などを装うフィッシング詐欺にご注意ください」)。

ここで覚えておきたい大事な点があります。 SMSやメールの送信元は偽装できる、ということです。

画面に表示される送信元の名前や番号が本物に見えても、それだけで本物だと判断はできません。 見た目で判断しようとすると、必ずどこかで間違えます。

偽のサイトも同じです。 URLを押した先に、本物と見分けのつかない偽のページが表示され、IDやパスワードの入力を求められることがあります。

そこで、この記事全体を通してお伝えする「確かめ方の型」は1つだけです。 届いた知らせのリンクからは入らず、いつも使っているアプリやブックマークから入り直して、同じ知らせが出ているかを見る、という型です。

この型を身につけておけば、文面が巧妙になっても対応できます。 文面を見分ける力を鍛えるのではなく、確かめる手順を決めておくほうが確実だからです。

SMSを使ったこの手口には「スミッシング」という呼び名が付いています。 SMSとフィッシングを組み合わせた言葉で、楽天モバイルの公式にも入門の解説が用意されています(出典:楽天モバイル公式「スミッシング対策入門」)。

電話とSMSで、手口の細かい部分は違います。 ただし、両方に共通している点が1つあります。

それは、必ず読む人を急がせるということです。 「本日中に」「至急」「このままでは利用が停止されます」といった言葉が入っていたら、それ自体が疑うきっかけになります。

本当に大事な連絡であれば、公式のアプリの中や、郵送される書面でも案内があります。 SMS1通だけで急いで判断しなければならない場面は、まずありません。

そのうえで、先に3つの決め事をしておきましょう。 家族と一緒に決めておくと、いざという時に迷いません。

1つ目は、知らない番号からの電話には出ない、折り返さないことです。 本当に用事がある相手なら、留守番電話に残すか、時間をおいてかけ直してきます。


2つ目は、SMSに書かれたURLは押さないことです。 宅配便でも銀行でも例外を作らず、必要なら公式のアプリから確認します。


3つ目は、少しでも迷ったらその場で操作せず、家族か窓口に相談することです。 迷惑電話も迷惑SMSも、急がせることで冷静な判断をさせないようにできています。

特に気をつけたいのが、1つ目の「折り返し」です。 SMSに書かれている電話番号や、留守番電話に残された番号へかけ直すのは避けてください。

かけ直した先が相手の用意した窓口だと、そこから話を進められてしまいます。 連絡が必要な時は、必ず公式サイトに載っている窓口から自分でかけ直します。

この3つと、これからご案内する設定を組み合わせるのが、一番現実的な対策になります。 下の表に、電話とSMSそれぞれの基本の対応をまとめました。

届くもの基本の対応
知らない番号からの電話出ない・折り返さない(何度もかかってくる番号は着信拒否に登録)
自動音声の電話指示に従って番号を押さず、そのまま切る
身に覚えのないSMSURLを押さず削除し、公式アプリから入り直して確認する
本物か迷うSMS書かれた番号にかけ直さず、公式サイトの窓口から連絡する

決め事は、口で覚えるより紙に書いて貼っておくほうが確実です。 電話機のそばや玄関など、目に入る場所に「知らない番号は出ない」「URLは押さない」「迷ったら家族に聞く」の3行を貼っておきます。

ご家族と離れて暮らしている場合は、合言葉を決めておく方法もあります。 電話の相手が家族を名乗った時に合言葉を尋ねれば、なりすましかどうかをその場で確かめられます。

迷惑電話がかかってきた回数も、簡単に記録しておくと役に立ちます。 日にちと時刻だけでも残しておけば、対策を入れた後に本当に減ったのかを確かめられます。

シニア向けの注意点:「押してしまったら終わり」ではありません。 気づいた時点で操作をやめ、家族や窓口に相談すれば、被害を防げることが多くあります。 慌てず、この先の説明を1つずつ読み進めてください。

②スマホ本体で着信拒否を設定する

結論から言うと、何度もかかってくる番号は、スマホ本体の設定で1件ずつ着信拒否に登録できます。 楽天モバイルに申し込みをする必要はなく、費用もかかりません。

着信拒否は、履歴に残っている番号から登録するのが一番簡単です。 番号を手で入力する必要がないので、押し間違えの心配もありません。

手順はiPhoneとAndroidで違うため、お使いのスマホに合わせて読み進めてください。 どちらも、かかってきた後であればすぐに設定できます。

iPhoneの場合

iPhoneでは、電話アプリの履歴から着信拒否に登録します。 電話アプリを開き、画面の下にある「よく使う項目」「履歴」「留守番電話」のいずれかを表示してください。

次に、拒否したい相手の横にある情報ボタン(iのアイコン)を押します。 表示された画面を下まで動かすと「この発信者を着信拒否」という項目があるので、これを選びます。

確認の表示が出たら、もう一度選んで確定します。 これで、その番号からの着信は鳴らなくなります。

登録した番号の一覧は、後からまとめて確認できます。 「設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開き、「着信拒否した連絡先」を選ぶと、登録済みの番号が並びます(出典:Apple「iPhoneで通話をスクリーニングする/着信拒否する」)。

ここで1つ、知っておいていただきたい点があります。 iPhoneの着信拒否は、電話だけに効くのではありません。

電話・FaceTime・メッセージ・メールの4つにまとめて効きます。 そのため「電話だけ拒否して、メッセージは受け取りたい」という分け方はできません。

家族や知人の番号を勢いで登録してしまうと、連絡が届かなくなります。 登録する前に、本当に不要な相手かどうかを一度確かめてください。

間違えて登録した場合も、同じ「着信拒否した連絡先」の一覧から解除できます。 解除のやり方は楽天モバイル公式「iPhoneで設定した着信拒否を解除できますか?」でも案内されています。

楽天モバイルの公式にも、iPhoneでの着信拒否の案内があります。 画面の見え方が分からない時は楽天モバイル公式「iPhoneで着信拒否を設定できますか?」もあわせてご覧ください。

Androidの場合

Androidでは、Googleの電話アプリから着信拒否に登録します。 電話アプリを開いて「履歴」を表示し、拒否したい着信を選んでください。

そこに表示される「ブロック / 迷惑電話を報告」を押すと、その番号からの着信が止まります。 履歴の中の着信を長押しして、「ブロック」や「迷惑電話として報告」を選ぶやり方もあります(出典:電話アプリ ヘルプ「電話番号をブロックまたはブロック解除する」)。

「迷惑電話として報告」を選ぶと、その番号の情報がGoogleへ送信され、迷惑電話かどうかの判断に役立てられます(出典:電話アプリ ヘルプ「迷惑電話対策と発信者番号の機能で連絡先情報のプライバシーを保つ仕組みについて」)。 自分の着信が止まるだけでなく、同じ番号に困っている他の方の役にも立ちます。

ここで注意していただきたいのは、Androidは機種によって画面が違うという点です。 電話アプリそのものが、Googleのものではなく、スマホを作ったメーカーのものになっている場合があります。

その場合、メニューの名前も並び方も変わります。 「ブロック」ではなく「着信拒否」や「迷惑電話」と書かれていることもあります。

見つからない時は、設定画面の上にある検索欄に「ブロック」または「着信拒否」と入れて探すのが早道です。 それでも見つからなければ、無理に探さず、ご家族か店舗で一緒に見てもらいましょう。

Androidでは、ブロックした相手からの留守番電話についても知っておくと安心です。 留守番電話を画面で確認できる状態にしている場合、ブロックした相手は録音を残せません(出典:電話アプリ ヘルプ「電話番号をブロックまたはブロック解除する」)。

つまり、ブロックした相手からの連絡は本当に届かなくなるということです。 この点でも、登録する相手を選ぶ時は慎重になってください。

履歴に残っていない番号を登録する場合

まだかかってきていない番号や、履歴から消してしまった番号を登録したい場合もあります。 この場合は、先にその番号を連絡先へ登録してから、着信拒否に追加する形になります。

iPhoneなら「設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開き、「着信拒否した連絡先」の中の「着信拒否する連絡先を追加」を選びます。 表示された連絡先の一覧から、拒否したい相手を選べば登録できます。

少し遠回りに感じるかもしれませんが、番号の押し間違いを防ぐための作りになっています。 急いで登録する必要はないので、落ち着いて進めてください。

シニア向けの注意点:着信拒否は、かかってきた番号を1件ずつ止める設定です。 迷惑電話は毎回違う番号からかかってくることが多いため、これだけですべてを止めることはできません。 次の項目でご案内する「知らない番号を鳴らさない設定」と組み合わせてください。

③知らない番号を鳴らさない設定と、楽天モバイルならではの注意

結論から言うと、番号を1件ずつ登録するのではなく「連絡先に入っていない番号は鳴らさない」という設定にすると、迷惑電話の音に悩まされにくくなります。 ただし、この設定には見落としやすい副作用があるので、そこまで含めて決めてください。

iPhoneには「不明な発信者を消音」という設定があります。 「設定」を開き、「アプリ」から「電話」を選びます(お使いのiOSによっては「設定」の中に直接「電話」があります)。

これをオンにすると、連絡先に登録していない番号からの着信は音が鳴りません。 そのまま留守番電話へ回され、着信の履歴には残ります(出典:Apple「iPhoneで通話をスクリーニングする/着信拒否する」)。

着信拒否とは違い、完全に遮断するわけではない点が大事です。 履歴に残るので、後から「誰からだったのか」を確認できます。

ここで、楽天モバイルを使っている方は1つ確かめておくことがあります。 留守番電話が使える状態になっているかどうかです。

楽天モバイルの留守番電話は、月額330円(税込)のオプションです(出典:楽天モバイル公式「留守番電話」)。 申し込んでいない場合は録音が残らないため、用件を確かめる手段は着信の履歴だけになります。

つまり、消音の設定を入れるなら、履歴を見る習慣がより大事になるということです。 留守番電話に申し込んでおけば、相手が用件を残してくれる分だけ確認が楽になります。

Androidにも似た機能があります。 Googleの電話アプリの設定で発信者番号と迷惑電話対策の機能をオンにすると、疑わしい着信に警告が表示されます。

さらに「スパムの疑いがある通話をフィルタ」をオンにすると、疑いのある着信は鳴らずに履歴と留守番電話へ回されます(出典:電話アプリ ヘルプ「発信者番号と迷惑電話対策の機能を使用する」)。

ここからが副作用の話です。 この設定を入れると、迷惑電話だけでなく、初めての相手からの電話も鳴らなくなります。

例えば、病院からの検査結果の連絡、宅配便の再配達の確認、役所からの問い合わせなどです。 これらはたいてい連絡先に登録されていないため、まとめて消音の対象になります。

ですから、この設定を使うなら、あわせて習慣を1つ足してください。 1日に1度、着信の履歴を開いて、知らない番号が残っていないかを見るという習慣です。

病院や役所の予約がある時期だけオフに戻す、という使い分けもできます。 設定はいつでも切り替えられるので、その都度ご自身の予定に合わせてください。

もう1つ、楽天モバイルを使っている方に必ず知っておいていただきたい注意があります。 通話アプリ「Rakuten Link」と着信拒否の関係です。

Rakuten Linkには、着信拒否の設定がありません。 さらに、Rakuten Linkにログインしている状態では、標準の電話アプリで設定した着信拒否がRakuten Linkに反映されません。

公式では、Rakuten Linkからログアウトしたうえで標準の電話アプリで着信拒否を設定する、という案内になっています(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Linkで着信を拒否できますか?」)。 ただし、ログアウトするとRakuten Linkの無料通話が使えなくなるため、この記事では積極的にはおすすめしません。

と言っても、本体の設定が無駄になるわけではありません。 固定電話からの着信や、Rakuten Linkを使っていない相手からの着信は、標準の電話アプリに着信するためです。

迷惑電話の多くは、この標準の電話アプリに着信します。 ですから、本体側の着信拒否はきちんと役に立ちます。

ただし「着信拒否を設定したから、もう全部止まる」とは考えないでください。 Rakuten Linkの着信履歴も、時々あわせて確認しておくと安心です。

非通知の着信についても触れておきます。 執筆時点では、楽天モバイルの回線側で非通知の着信を止めるサービスは確認できませんでした。

そのため、非通知への対処も本体の設定で行います。 iPhoneなら上記の「不明な発信者を消音」、Androidなら電話アプリの設定が対応する場所です。

なお、楽天モバイルには「発信者番号非通知」という無料のオプションがあります。 これは自分の番号を相手に通知しないための設定で、非通知の着信を拒否するものではありません(出典:楽天モバイル公式「発信者番号非通知」)。

名前が似ているので取り違えやすい部分です。 「非通知」と付いていても役割が逆である、と覚えておいてください。

最後に、鳴らさない設定を使う時のお願いを1つ書いておきます。 設定を入れたことを、ご家族に必ず伝えておいてください。

連絡先に登録されていない番号は鳴らないため、家族が職場や公衆電話からかけた時にも気づけません。 「何度かけても出ない」と心配をかけてしまうことがあります。

ご家族の番号が連絡先にきちんと登録されているかも、この機会に確かめておきましょう。 登録されていれば、これまで通り普通に鳴ります。

④迷惑SMSの見分け方

結論から言うと、SMSが本物かどうかは文面では見分けられません。 見分けようとするのではなく、公式のアプリやブックマークから入り直して同じ知らせがあるかを確かめる、という手順に置き換えてください。

なぜ文面で見分けられないのか、理由を3つお伝えします。 どれも公式が注意を呼びかけている内容です。

1つ目は、送信元の表示が偽装できることです。 本物の携帯電話会社や銀行の名前が表示されていても、それだけでは本物の証明になりません。


2つ目は、リンク先に本物と見分けのつかない偽のページが用意されていることです。 そこでIDやパスワードを入力すると、そのまま相手に渡ってしまいます。


3つ目は、楽天グループが正規に送ったメールに付く公式アカウントのマークが、正規のメールでも表示されないことがある点です。 楽天グループは複数の送信元からメールを送っているため、マークが無いことをもって偽物だとは断定できません(出典:楽天グループ株式会社「楽天グループにおけるなりすまし・フィッシングメール対策について」)。

とはいえ、明らかにおかしいと言い切れる点が1つだけあります。 ファイルをダウンロードさせようとするSMSです。

楽天モバイルから送るSMSは文字とURLだけで、直接ファイルをダウンロードさせることはありません。 zipやPDFなどの添付を促すSMSは、楽天モバイルからのものではないと判断できます(出典:楽天モバイル公式「楽天モバイルからのショートメール(SMS)が本物か確認できますか?」)。

では、実際に届いた時にどう動けば良いのでしょうか。 順番を決めておきましょう。

1つ目に、そのSMSの画面を閉じます。 URLを押さず、書かれている電話番号にもかけません。


2つ目に、話題になっている相手の公式アプリを開きます。 楽天モバイルの料金の話なら、my 楽天モバイルを開いて、同じ知らせが出ているかを見ます。


3つ目に、同じ知らせが公式アプリの中に無ければ、そのSMSは無視して削除します。 知らせが本当にあるなら、公式アプリの中で手続きを進めれば済みます。

宅配便の不在の知らせも同じ考え方です。 心当たりのある荷物があるなら、SMSではなく宅配会社の公式アプリや、投函された不在票の番号から確認します。

この手順の良いところは、文面がどれだけ巧妙でも通用する点です。 相手の作り込みがうまくなっても、公式アプリの中身までは変えられないためです。

届いたSMSを消す以外にも、できることがあります。 その番号からのメッセージを止める設定です。

iPhoneでは、メッセージアプリで相手とのやり取りを開き、画面の上のアイコンから着信拒否できます。 連絡先に無い番号を別のフォルダへ分けたい場合は「不明な差出人をスクリーニング」をオンにします(出典:楽天モバイル公式「iPhoneで迷惑SMSを拒否する方法はありますか?」)。

Androidでは、Googleメッセージで送信者の横にあるその他のアイコンから「スパム / ブロック中」を選びます。 これでブロックと、スパムとしての報告ができます(出典:Google メッセージ ヘルプ「Google メッセージで送信者をブロックしてスパムとして報告する」)。

報告しておくと、疑いのあるメッセージに警告が出たり、スパムのフォルダへ振り分けられたりする働きが強まります。 自分の画面が静かになるだけでなく、同じものを受け取る他の方の助けにもなります。

楽天モバイルの公式にも、迷惑SMSが届いた時の対処がまとまっています。 判断に迷った時は楽天モバイル公式「迷惑SMSが届きます。どうすればよいですか?」もご覧ください。

「楽天モバイルから来たように見えるが、本物か分からない」という場合の確かめ方もあります。 楽天モバイルが実際に使っている送信元の電話番号は、公式のよくある質問に一覧として載っています。

番号そのものは変わることがあるため、この記事には書きません。 確かめたい時は、上記の楽天モバイル公式「楽天モバイルからのショートメール(SMS)が本物か確認できますか?」を開いて、その時点の一覧と見比べてください。

迷惑なメールが繰り返し届く場合は、申告するという手段もあります。 楽天モバイルの公式に、迷惑メールを申告する方法が案内されています(出典:楽天モバイル公式「迷惑メールを申告する方法」)。

なりすましのメールが届いた時の対処も、別にまとまっています。 メールのほうで困っている場合は楽天モバイル公式「なりすましメールの対処方法」が参考になります。

削除する前に、1つだけやっておくと良いことがあります。 その画面をそのまま写真に撮って残しておくことです。

後から家族や窓口に相談する時、口で説明するより画面を見せるほうが早く伝わります。 撮った後は、そのSMSを削除して問題ありません。

同じような文面が繰り返し届く場合は、届いた日にちも一緒に控えておきます。 相談する時に「この1週間で5通届いた」と伝えられると、状況が正確に伝わります。

⑤楽天モバイルで使える対策(無料の設定と有料のオプション)

結論から言うと、楽天モバイルには無料で自動的に働く「迷惑SMS拒否設定」と、月額330円(税込)の「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」の2つがあります。 まず無料のほうが働いているかを確かめ、それでも足りなければ有料を検討する、という順番がおすすめです。

最初に、無料の「迷惑SMS拒否設定」からご説明します。 これは申し込みが要らず、対象の方には自動で適用されます。

働きは、有害なサイトのURLや電話番号が含まれるSMSを自動で拒否することです。 費用は無料で、月々の支払いは増えません(出典:楽天モバイル公式「迷惑SMS拒否設定」)。

対象になるのは、OS標準のアプリで受け取るSMSと、Rakuten Linkで受け取るSMSです。 Rakuten Linkのアプリ同士でやり取りするメッセージは対象外です。

設定を確かめたり切り替えたりする場所は、少し分かりにくいところにあります。 my 楽天モバイル(Rakuten Linkアプリの中)を開き、「プランに含まれるオプションサービス」の中にある「迷惑SMS拒否設定」のボタンで切り替えます。

もしボタンが見当たらない、または押しても切り替わらない場合は、Rakuten Linkが古い可能性があります。 アプリが最新のバージョンでないと設定を変更できない場合があるためです(出典:楽天モバイル公式「迷惑SMS拒否設定(ご利用方法)」)。

ここで大事な但し書きがあります。 この設定を入れても、すべてのフィッシングSMSが届かなくなるわけではありません。

公式でもその点をはっきり案内しています(出典:楽天モバイル公式「「迷惑SMS拒否設定」を設定することで、すべてのフィッシングSMSが届かなくなりますか?」)。 ですから、上記でお伝えした「公式アプリから入り直して確認する」という型は、設定を入れた後も続けてください。

次に、有料の「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」です。 こちらは月額330円(税込)のオプションで、電話への対策が加わるのが大きな違いです。

働きは3つあります。
1つ目に、OS標準の電話アプリで着信する前に、発信元の番号から企業名などの発信者の情報を自動で判別して表示します。


2つ目に、架空請求の詐欺などリスクが高いと判断した番号は、自動で着信を拒否します。 番号を自分で登録しなくても止まるのが利点です。


3つ目に、OS標準のアプリで受け取ったSMSも内容を自動で判別し、フォルダーへ振り分けます(出典:楽天モバイル公式「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」)。

申し込みのやり方や使い方は、公式にまとまっています。 検討する時は楽天モバイル公式「迷惑電話・SMS対策 by Whoscallのお申し込み方法・ご利用方法」をご覧ください。

なお、月額330円が一定の期間無料になるキャンペーンが実施されていることがあります。 時期や条件は変わりますので、申し込みの前に公式ページで今の内容をお確かめください。

2つのサービスの違いは、公式のよくある質問でも整理されています。 どちらにするか迷った時は楽天モバイル公式「「迷惑SMS拒否設定」と「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」の違いはなんですか?」が参考になります。

1つ補足しておきます。 公式が案内しているのは、いずれもOS標準のアプリでの着信・受信に対する働きです。

上記でお伝えした通り、Rakuten Linkでの着信には本体の着信拒否が反映されません。 迷惑電話の多くは標準の電話アプリに着信するため実用上は困りませんが、この違いは頭に入れておいてください。

65歳以上の方は、もう1つ知っておくとお得な仕組みがあります。 最強シニアプログラムの対象オプションに、この迷惑電話・SMS対策 by Whoscallが含まれている点です。

最強シニアプログラムは、65歳以上でエントリー(参加登録)をした方が対象で、毎月110ポイントが還元されます(出典:楽天モバイル公式「最強シニアプログラム」)。 対象のオプション4つ(15分(標準)通話かけ放題・あんしん操作サポート・迷惑電話・SMS対策 by Whoscall・ノートン™モバイルセキュリティ)にまとめて加入すると、ポイントの還元が上乗せされます。

上乗せされるポイント数も、還元される月数も変わることがあります。 申し込みを決める前に、上記の楽天モバイル公式「最強シニアプログラム」で今の条件をお確かめください。

Whoscallだけに申し込んだ場合、この上乗せの対象にはなりません。 4つすべてに申し込むかどうかは、それぞれのオプションが本当に必要かで判断してください。

料金そのものが下がるのではなく、ポイントでの還元という形です。 それでも、迷惑電話への対策が欲しい方にとっては、負担を抑えて申し込める仕組みだと言えます。

下の表に、2つの違いをまとめました。 ご自身の困り事がどちらに当てはまるかで選んでください。

項目迷惑SMS拒否設定迷惑電話・SMS対策 by Whoscall
費用無料月額330円(税込)
申し込み不要(自動で適用)必要
電話への対策なしあり(発信者の表示・自動拒否)
SMSへの対策あり(自動で拒否)あり(自動で振り分け)

シニア向けの注意点:無料の設定は、何もしなくても働いている場合がほとんどです。 まずは有料のオプションに申し込む前に、電話への対策が本当に必要かをご家族と話してみてください。

⑥うっかり反応してしまった時の対処と相談先+まとめ

結論から言うと、URLを押してしまっても、情報を入力していなければ被害につながらないことがほとんどです。 大事なのは、気づいた時点で操作をやめ、入力してしまったものがあるなら早めに変更することです。

まず、押しただけで何も入力していない場合です。 その画面をすぐ閉じて、そのSMSを削除してください。

不安であれば、スマホを再起動してから、公式アプリで自分の契約や請求に異常が無いかを見ておきます。 そのうえで、しばらくは身に覚えのない通知が来ないかを気にかけておけば十分です。

次に、IDやパスワードを入力してしまった場合です。 この場合は急いで動く必要があります。

入力してしまったサービスの正規のサイトへ、ブックマークや公式アプリから入り直します。 そこでパスワードを変更し、身に覚えのない手続きが行われていないかを確認します。

クレジットカードの番号を入力してしまった場合は、カード会社への連絡が先です。 カードの裏面や、カード会社の公式アプリに書かれている窓口へ連絡してください。

ファイルをダウンロードしてしまった場合は、そのファイルを開かずに削除します。 正規のアプリ配信サイト以外からアプリを入れてしまった場合も、同じように削除してください。

ここまでやったうえで、それでも不安が残る時は、公的な相談窓口を使えます。 携帯電話会社とは別に、国が用意している番号があります。

1つ目は、消費者ホットラインの「188」です。 局番なしでかけると、お住まいの地域の消費生活相談の窓口を案内してもらえます。

相談そのものは無料ですが、窓口につながった時点から通話料の負担が発生します(出典:消費者庁「消費者ホットライン」)。 金額の請求や契約の話でもめている時は、ここが入口になります。


2つ目は、警察相談専用電話の「#9110」です。 緊急ではないけれど不安だ、という相談を受け付けており、かけた地域を管轄する警察本部の窓口につながります(出典:警察庁「ご意見、各種相談・情報提供等」)。


3つ目は、フィッシング110番です。 偽のサイトを見つけた時や、実際に情報を入力してしまった時の通報窓口が案内されています(出典:警察庁「フィッシング110番」)。

なお、命に関わる緊急の事態であれば110番です。 「#9110」は、あくまで緊急ではない相談のための番号だと覚えておいてください。

ここまでお伝えしてきた通り、迷惑電話と迷惑SMSへの対策は、1つの設定で完結するものではありません。 本体の設定、楽天モバイルの設定、そして日々の決め事を、少しずつ重ねていく形になります。

優先順位を付けるなら、次の順番で進めるのが分かりやすいでしょう。 まず、何度もかかってくる番号を着信拒否に登録します。

次に、知らない番号を鳴らさない設定を試し、履歴を見る習慣とセットにします。 そのうえで、無料の迷惑SMS拒否設定が働いているかを確かめます。

それでも電話に困っているなら、月額330円のオプションを検討する、という順番です。 いきなり有料のオプションから始める必要はありません。

最後に、一番大切なことをもう一度お伝えします。 届いた知らせのリンクからは入らず、いつも使っているアプリやブックマークから入り直して確かめる、という型です。

この型さえ守っていれば、新しい手口が出てきても慌てずに済みます。 ご家族にも同じ型を伝えて、家の中で共有しておくとより安心です。

迷った時に1人で決めないことも、立派な対策です。 「変な連絡が来たら、まず家族に見せる」と決めておくだけで、防げる被害がたくさんあります。

設定は、一度入れたら終わりにせず、時々見直してください。 スマホのOSが新しくなると、設定の場所や名前が変わることがあるためです。

目安としては、半年に1度ほど、着信拒否に登録した番号の一覧を開いてみるくらいで十分です。 その時に、間違って登録した相手が混ざっていないかもあわせて確かめられます。

楽天モバイルへの乗り換えを考えている時期は、申し込みや配送の本物の通知が増える時期でもあります。 本物が多いからこそ偽物が紛れ込みやすいので、この時期こそ確かめる型を守ってください。

見直しの時に、あわせて確かめておきたい点がもう1つあります。 連絡先に登録している家族や、かかりつけの病院の番号が消えていないかどうかです。

知らない番号を鳴らさない設定を使っている場合、連絡先から消えた相手の電話は鳴らなくなります。 スマホを買い替えた後や、連絡先を整理した後は、特に確かめておくと安心です。

設定をご家族と共有しておくことも忘れないでください。 どの設定を入れているかをご家族が知っていれば、「かけても出ない」という行き違いを防げます。

詐欺の手口そのものや、乗り換えの時期に届く通知の見分け方は、別の記事で詳しくまとめています。 次の記事も参考にしてください。