まずお試しで2回線目に|今の回線を残したままデュアルSIMで楽天モバイルを試す方法
このページでは、今使っている携帯電話会社の回線をそのまま残したまま、2回線目として楽天モバイルを試す方法を、初めての方にも分かりやすく説明します。 「乗り換えたいけれど、電波が届くか不安」という方が、実際に自分の生活の場で確かめてから決められる方法です。
いきなり乗り換えるのではなく、まず試してみる。この進め方なら、今の電話番号やサービスをそのまま使い続けられるので、失敗の心配がほとんどありません。 なお、条件や料金は変わることがありますので、最終的な内容は必ず楽天モバイル公式サイトでご確認ください(この記事は執筆時点(2026年7月)の情報です)。
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①「2回線目でお試し」とはどういうことか
結論から言うと、「2回線目でお試し」とは、今の携帯電話会社の契約はそのまま残して、楽天モバイルをもう1つの回線として追加し、1台のスマホで両方を使ってみることです。 今の電話番号も、今のサービスも、そのまま使い続けられます。 ここでは、この方法がどういうものかを説明します。
楽天モバイルへの乗り換えを考える時、多くの方が心配するのが「自宅や職場で、ちゃんと電波が届くだろうか」という点です。 公式のエリアの地図で確認はできますが、実際に自分の家の中や、よく行く場所でどうなのかは、使ってみないと分かりません。 かといって、いきなり乗り換えてしまうと、もし電波が悪かった時に困ってしまいます。
そこで役に立つのが、「2回線目としてお試しで使う」という方法です。 今の携帯電話会社の契約は解約せず、そのまま残したまま、楽天モバイルを新しく1回線だけ追加します。 そして、1台のスマホで両方の回線を使える「デュアルSIM」という仕組みを使い、実際の使い心地を確かめます。
この方法の良いところは、失敗の心配がほとんどないことです。 今の電話番号はそのまま元の携帯電話会社に残っているので、家族や知人からの電話も、これまで通り受けられます。 楽天モバイルの電波が思ったより悪ければ、そちらだけをやめれば良く、今の生活には何の影響もありません。
反対に、実際に使ってみて「電波も問題ない」「思ったより快適だ」と分かれば、安心して本格的な乗り換えに進めます。 その時は、あらためて今の電話番号を楽天モバイルへ引き継ぐ(乗り換える)手続きをすれば大丈夫です。 つまり、この方法は「乗り換える前の下見」のようなものです。
ここで、1つ大切な点をお伝えします。2回線目として新しく契約すると、その回線には新しい電話番号が発行されます。今の電話番号が楽天モバイルに移るわけではありません。 今の番号を引き継ぐのは「乗り換え(MNP)」の手続きで、お試しの2回線目とは別のものだと覚えておきましょう。
この記事では、この「お試し」の進め方を、順番に説明していきます。 まず、1台で2回線を使うデュアルSIMの仕組みを知り、次に必要な準備を確認し、申し込みと設定の手順、そして実際に試す時の確認点、最後に本格的に乗り換える時の進め方まで、ひと通りまとめました。
シニア向けの注意点:「2回線目でお試し」は、今の契約をそのまま残して、楽天モバイルを追加で使ってみる方法です。 今の電話番号も、今のサービスも、そのまま使い続けられるので、失敗の心配はほとんどありません。 気に入らなければ、追加した分だけをやめれば大丈夫です。
②デュアルSIMの仕組みを知る
結論として、デュアルSIMとは、1台のスマホで2つの回線を使える仕組みのことで、今の回線と楽天モバイルの回線を、同時に持てるようになります。 この仕組みがあるからこそ、スマホを2台持たずにお試しができます。 ここでは、デュアルSIMの仕組みを説明します。
スマホで電話やインターネットを使うには、「SIM」という、契約者の情報が入ったものが必要です。 これまでは、1台のスマホに1つのSIMというのが普通でしたが、最近のスマホには、2つのSIMを同時に入れられるものがあります。 この、1台で2回線を使える仕組みを「デュアルSIM」と呼びます。
デュアルSIMには、大きく分けて2つの組み合わせがあります。
1つ目は、カードのSIM(物理SIM)と、カードのないSIM(eSIM)を組み合わせる方法です。
2つ目は、eSIMを2つ組み合わせる「デュアルeSIM」という方法です。
多くの方に分かりやすいのは、1つ目の組み合わせです。 今の携帯電話会社のSIMカードはそのまま差したままにして、楽天モバイルをeSIM(カードのない方式)で追加します。 カードの差し替えをしなくて済むため、今の回線に手を触れずに、楽天モバイルを追加できます。
eSIMを2つ使う「デュアルeSIM」も選べます。 この場合、1回線目と2回線目のeSIMを、それぞれ別の登録先へ書き込む必要があります。 やや手順が細かくなるため、初めての方は、まず「今のSIMカード+楽天モバイルのeSIM」という組み合わせから試すのがおすすめです(出典:楽天モバイル公式「デュアルeSIM利用に関する設定方法」)。
デュアルSIMには、細かく分けるといくつかの種類があります。 「DSSS」「DSDS」「DSDV」「DSDA」といった呼び方で、2つの回線をどこまで同時に使えるかが異なります。 名前を覚える必要はありませんが、機種によってできることが違う、という点だけ知っておきましょう(出典:楽天モバイル公式「デュアルSIM(DSSS、DSDS、DSDV、DSDA)とはなんですか?」)。
2回線を持つと、どちらの回線で電話をかけ、どちらでインターネットを使うかを、自分で決められます。 例えば、電話は今まで通り元の回線で受けて、インターネットだけ楽天モバイルで試す、といった使い方ができます。 この使い分けの設定は、後の「申し込みと設定の手順」で説明します。
シニア向けの注意点:デュアルSIMは、1台のスマホで2つの回線を使える仕組みです。 難しい名前がいろいろ出てきますが、覚える必要はありません。 「今のSIMカードはそのまま、楽天モバイルをeSIMで追加する」という形が一番分かりやすく、おすすめです。
③試す前に確認しておくこと
結論として、試す前に確認したいのは「スマホがデュアルSIMに対応しているか」「SIMロックがかかっていないか」「毎月いくらかかるか」の3つです。 ここを確認しておけば、申し込んでから困ることがありません。 ここでは、それぞれを説明します。
1つ目は、お使いのスマホがデュアルSIMに対応しているかどうかです。2つの回線を1台で使うには、スマホ側がその仕組みに対応している必要があります。 比較的新しい機種なら対応していることが多いですが、古い機種は対応していないことがあるため、事前の確認が欠かせません。
対応しているかどうかは、楽天モバイル公式の対応状況のページで、機種名から確認できます。iPhoneをお使いの方は、他社の回線を使っている状態で楽天モバイルを追加できるかについても、公式に案内があります(出典:楽天モバイル公式「他社回線を利用中のiPhoneに、デュアルSIMでRakuten最強プランを追加できますか?」)。
2つ目は、SIMロックがかかっていないかです。SIMロックとは、そのスマホを、買った携帯電話会社の回線でしか使えないようにする制限のことです。 これがかかっていると、楽天モバイルの回線を追加できないことがあります。
執筆時点(2026年7月)では、2021年10月1日以降に発売された機種は、総務省のガイドラインにより、原則としてSIMロックなしで販売されています。 それより前の機種は、SIMロックがかかっている可能性がありますが、解除の手続きは無料でできます(出典:総務省「携帯電話ポータルサイト」)。
3つ目は、毎月いくらかかるかです。2回線目も、1回線目と同じ料金プランが適用されます。Rakuten最強プランは、使ったデータ量で料金が3段階に変わり、執筆時点(2026年7月)では、3GBまでが1,078円、20GBまでが2,178円、それ以上いくら使っても3,278円(いずれも税込)です(出典:楽天モバイル公式「料金プラン」)。
お試しの間は、あまりデータを使わなければ、最も安い段階の料金で済みます。 つまり、今の携帯電話会社の料金に、月1,078円ほどが加わる形で試せる、と考えておくと分かりやすくなります。 なお、契約事務手数料は、累計4回線目までは0円のため、初めての2回線目であれば、契約の時に手数料はかかりません(出典:楽天モバイル公式「累計5回線目以上のご契約における契約事務手数料の変更について」)。
シニア向けの注意点:試す前に、スマホがデュアルSIMに対応しているかを必ず確認しましょう。 お試しの費用は、今の料金に月1,078円ほどが加わる形が目安です(データをあまり使わない場合)。 確認が難しいと感じたら、店舗で「今の回線を残したまま2回線目を追加したい」と伝えれば、対応しているか調べてもらえます。
④申し込みと設定の手順
結論として、手順は「楽天モバイルを新規で申し込む」「eSIMを設定する」「どちらの回線を何に使うかを決める」の3つです。 今の回線には手を触れないので、これまで通り電話を受けられます。 ここでは、その手順を順番に説明します。
まず、楽天モバイルを新規契約で申し込みます。 この時、「乗り換え(MNP)」ではなく「新規契約」を選ぶことが大切です。乗り換えを選ぶと、今の電話番号が楽天モバイルへ移ってしまい、お試しになりません。 新規契約を選べば、新しい電話番号が発行され、今の番号はそのまま元の携帯電話会社に残ります。
申し込みの時に、SIMの種類を選ぶ場面があります。 今のスマホのSIMカードをそのまま使いながら追加するので、楽天モバイル側は「eSIM」を選びます。eSIMなら、カードの郵送を待たずに、その日のうちに設定を進められます。
申し込みが済んだら、eSIMを設定します。 大まかな流れは次の通りで、機種によって画面は少し異なりますが、案内にしたがって進めれば大丈夫です。
- Wi-Fiにつないだ状態で「my 楽天モバイル」のアプリを開きます
※楽天会員のIDとパスワードを手元に用意しておきます - 開通の手続きの画面から、eSIMの設定を進めます
- 画面の案内にしたがって、eSIMをスマホに書き込みます
※今入っているSIMカードは抜かずに、そのままにしておきます - 設定が終わったら、2つの回線が表示されていることを確認します
設定が終わると、スマホの中に2つの回線が入った状態になります。 次に決めるのが、「どちらの回線で電話をかけるか」「どちらの回線でインターネットを使うか」という使い分けです。 これは、スマホの設定の画面から選べます。
お試しの間のおすすめは、電話は今まで通り元の回線に、インターネットは楽天モバイルに設定することです。 こうすれば、大切な電話は確実にこれまでの回線で受けながら、楽天モバイルの電波やインターネットの使い心地を確かめられます。 慣れてきたら、楽天モバイル側で電話をかけてみて、通話の品質も試してみましょう。
iPhoneをお使いの方は、「モバイルデータ通信の切替を許可」という設定にも注意しましょう。 これをONにすると、電波の状況に応じて、2つの回線が自動で切り替わってインターネットに使われます。 楽天モバイルの電波だけを正しく試したい時は、この設定をOFFにしておくと、どちらの回線を使っているかが分かりやすくなります(出典:楽天モバイル公式「iPhoneでデュアルSIMの設定を確認・変更するにはどうすればよいですか?」)。
シニア向けの注意点:申し込みでは、必ず「新規契約」を選びます。「乗り換え」を選ぶと、今の番号が移ってしまい、お試しになりません。 設定の時も、今入っているSIMカードは抜かずに、そのままにしておきましょう。 不安な時は、店舗で設定まで手伝ってもらうと確実です。
⑤お試し中に確かめること
結論として、お試し中に確かめたいのは「自宅や職場で電波が届くか」「インターネットが快適に使えるか」「通話の品質はどうか」の3つです。 普段の生活の場で確かめるのが、一番確実です。 ここでは、確認したい点を説明します。
1つ目は、電波が届くかどうかです。 特に大切なのが、自宅の中です。玄関だけでなく、いつも過ごす部屋や、寝室、台所など、家の中のいろいろな場所で、電波のマークが立っているかを確認しましょう。 建物の奥や、鉄筋の建物では、電波が弱くなることがあるためです。
自宅以外の、よく行く場所でも確かめておきましょう。 買い物に行くお店、病院、子どもや孫の家、よく使う駅やバス停など、日常的に立ち寄る場所で、電波の状態を見ておくと安心です。 何日か持ち歩いて生活すれば、自然と自分の行動範囲での電波の様子が分かってきます。
2つ目は、インターネットが快適に使えるかです。 普段よく使うことを、実際にやってみましょう。調べ物をする、地図を見る、写真を送る、動画を見るなど、自分の使い方で試すのが一番です。 待たされることが多いと感じるか、問題なく使えるかを、体感で確かめます。
3つ目は、通話の品質です。 楽天モバイルの無料通話は「Rakuten Link」というアプリから発信します。このアプリで家族に電話をかけてみて、声がはっきり聞こえるか、途切れないかを確かめましょう。 使い方は、別の記事「Rakuten Linkの使い方総まとめ|無料通話の仕組みから設定・注意点まで」で詳しく説明しています。
確かめる期間は、少なくとも2週間から1か月ほど取ると安心です。1日か2日では、たまたま調子が良かっただけ、悪かっただけ、ということもあります。 月をまたいで使ってみると、実際の請求額も確認できるので、費用の感覚もつかめます。
試している間は、データ使用量も見ておきましょう。 「my 楽天モバイル」で、その月にどれだけ使ったかを確認できます。 自分が毎月どのくらいのデータを使うのかが分かると、乗り換えた後の料金の見通しも立てやすくなります(出典:楽天モバイル公式「データ利用量の確認」)。
シニア向けの注意点:お試しは、自宅の中のいろいろな部屋と、よく行く場所で電波を確かめるのが一番大切です。 期間は2週間から1か月ほど取ると、実際の使い心地と料金の両方が分かります。 「my 楽天モバイル」でデータ使用量も見ておくと、乗り換え後の料金の目安になります。
⑥試した後の進め方とまとめ
結論として、試して良ければ本格的に乗り換え、合わなければ2回線目だけをやめれば大丈夫です。 どちらを選んでも、今の生活に困ることはありません。 最後に、試した後の進め方と、この記事のまとめをお伝えします。
まず、試してみて「これなら大丈夫」と思えた場合です。 その時は、今の電話番号を楽天モバイルへ引き継ぐ、本格的な乗り換えの手続きに進みます。 今は「MNPワンストップ」という仕組みがあり、乗り換え先の申し込み画面だけで、番号の引き継ぎから元の契約の解約までが済みます(出典:楽天モバイル公式「MNPワンストップ」)。
この時、お試しで使っていた2回線目をどうするかも決めましょう。 今の番号を引き継いだ回線があれば、お試し用の番号は必要ないことが多いため、そちらは解約するのが一般的です。2つの番号を使い分けたい方は、そのまま2回線とも残しても構いません。
次に、試してみて「思ったより電波が良くない」と感じた場合です。 その時は、お試しで契約した2回線目を解約すれば、それで終わりです。 今の携帯電話会社の契約はそのまま続いているので、電話番号もサービスも、これまで通り使えます。
解約する時は、その月の料金がどうなるかも確認しておきましょう。 また、お試しでeSIMを使っていた場合は、解約の後、スマホの設定から古いeSIMの情報を消しておくと、画面がすっきりして分かりやすくなります。 解約後にやることは、別の記事「スマホを解約した後にやることチェックリスト|SIM・端末残債・キャリア決済まで」でもまとめています。
ここまでの内容を、まとめます。 今の回線を残したまま、楽天モバイルを2回線目として追加すれば、実際の生活の場で電波や使い勝手を確かめられます。 申し込みでは必ず「新規契約」を選び、楽天モバイル側はeSIMにして、今のSIMカードはそのままにしておくのが基本の形です。
試す時は、自宅の中や、よく行く場所での電波を、2週間から1か月ほどかけて確かめましょう。 良ければ本格的に乗り換え、合わなければ2回線目だけをやめれば大丈夫です。 この方法なら、失敗の心配をほとんどせずに、自分に合うかどうかを見極められます。
乗り換えの仕組みや、楽天モバイルの基本、開通後にやることをもっと知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
- 楽天モバイルとは?特徴・料金・デメリット・エリアまでシニア向けに総まとめ
- MNPワンストップとは?予約番号なしで乗り換える新方式を図解
- eSIMとは?物理SIMとの違いと切り替え手順をやさしく解説
- 楽天モバイルに乗り換えた後つながらない時は?圏外・開通しない・通話できない時の確認手順
シニア向けの注意点:この方法の一番の利点は、今の契約に手を触れずに試せることです。 合わなければ、追加した2回線目をやめるだけで、元の生活に戻れます。 迷っている方こそ、まず試してから決めるのが安心です。