キャリアメールの引き継ぎ方法|メール持ち運びの料金と申し込み期限・楽天のメールへの移行手順

このページでは、乗り換えや解約で今のキャリアメールがどうなるのか、そして引き継ぐにはどうすれば良いのかをまとめます。 各社の「メール持ち運び」の料金と申し込み期限、楽天モバイルのメールアドレスを取得する手順まで、順番に説明します。

結論から言うと、キャリアメールは月額330円(税込)を払えば乗り換えた後も使い続けられます。 ただし、どの携帯電話会社でも申し込みの期限が31日と決められており、これを過ぎるとメールアドレスごと消えてしまいます。

そして本サイトとしては、費用を払って残すよりも、携帯電話会社に関係のないメールへ移行することをおすすめしています。 その理由と具体的なやり方も、この記事の最後で説明します。

なお、料金や条件は変わることがあります。 この記事は執筆時点(2026年8月)の情報に基づいていますので、最終的な内容は必ず楽天モバイル公式「楽メール持ち運び」など、各社の公式ページでご確認ください。

本記事にはPRを含みます。

①乗り換えるとキャリアメールはどうなるか

結論から言うと、携帯電話会社を乗り換えたり解約したりすると、今まで使っていたキャリアメールは原則として使えなくなります。キャリアメールとは、携帯電話会社が回線の契約とセットで発行しているメールアドレスのことです。

ドコモなら末尾が docomo.ne.jp、auなら ezweb.ne.jp か au.com、ソフトバンクなら softbank.ne.jp か i.softbank.jp といったアドレスが当てはまります。 これらは回線の契約があって初めて使えるものなので、契約が終われば送受信もできなくなります。

困るのは、メールが読めなくなることだけではありません。 そのアドレスを登録先として使っていたサービスからの連絡が、まとめて届かなくなることのほうが影響は大きいです。

実際に困りやすいのは、次のような場面です。 心当たりがないか、思い出しながら読んでみてください。

特に注意したいのは、4つ目のパスワードの再設定です。 再設定の案内を受け取るアドレスが使えないと、そのサービスに入れなくなり、窓口へ電話して手続きし直すことになります。

では、どうすれば良いのでしょうか。 選べる道は、大きく3つあります。

1つ目は、各社が用意している「メール持ち運び」に申し込み、今のアドレスをそのまま使い続ける方法です。 月額の費用がかかりますが、登録先を変えずに済みます。


2つ目は、乗り換え先で新しく発行されるアドレスに切り替える方法です。 楽天モバイルの場合は「楽メール」がこれにあたり、無料で取得できます。


3つ目は、携帯電話会社に関係のない無料のメールへ移行する方法です。 一度移行してしまえば、この先どの携帯電話会社へ乗り換えてもアドレスは変わりません。

この3つは、どれか1つを選ばなければならないものではありません。 実際には、1つ目で受信を続けながら3つ目の移行を進める、という組み合わせが最も安全です。

どの道を選ぶにしても、乗り換え前にやっておくべきことは共通しています。 それは、今のキャリアメールをどこに登録しているかを書き出すことです。

紙に1行ずつ書き出すだけで構いません。 書き出しておけば、移行の作業が「登録先を上から順に変えていくだけ」の単純な作業になります。

書き出し方に迷ったら、今のキャリアメールの受信トレイを古いほうまで見返してみてください。 過去1年ほどの受信メールを見れば、どこに登録しているかはほぼ分かります。

差出人の名前を見て、銀行・通販・自治体・病院と種類ごとに分けて書き出すと、後の作業が進めやすくなります。 広告ばかりの差出人は、この機会に登録をやめてしまっても構いません。

いつ使えなくなるのかも知っておきましょう。 他社へ乗り換える場合は、乗り換え先で開通した時点で元の契約が終わるため、そのタイミングで送受信ができなくなります。

解約する場合は、解約の手続きが完了した時点です。 どちらも「ある日を境に急に使えなくなる」ので、前もって手を打っておく必要があります。

なお、影響がほとんどない方もいます。 家族や友人との連絡がLINEや電話だけで済んでいて、キャリアメールは広告しか届いていない、という方です。

その場合は、持ち運びに申し込まず、そのまま使うのをやめてしまっても困りません。 ご自身がどちらに近いかは、書き出した紙を見れば判断できます。

逆に、印を付けたい登録先が10件を超えるようなら、いきなり手放すのは避けてください。 受信できない期間ができると、その間に届いたはずの大事な連絡を取り返せません。

その場合は、持ち運びに申し込んで受信を続けながら、時間をかけて移行するのが安全です。 費用は毎月かかりますが、連絡が途切れる不安を抱えたまま進めるよりずっと確実です。

シニア向けの注意点:「メールが使えなくなる」と聞くと大ごとに感じますが、慌てる必要はありません。 今日から乗り換えまでの間に、登録先を書き出しておくだけで準備の半分は終わります。 どうしても不安な方は、次の項目で説明する持ち運びに申し込んでおけば、当面は今まで通り受信できます。

②各社のメール持ち運びの料金と申し込み期限

結論から言うと、大手3社と楽天モバイルはいずれも月額330円(税込)でメールアドレスを残せます。そして、どの携帯電話会社も申し込みの期限を31日と定めている点が共通しています。

まず、4社の内容を表にまとめました。 金額の形と申し込み先が異なるので、ご自身が今契約している携帯電話会社の行を見てください。

携帯電話会社サービス名料金(税込)申し込み期限
楽天モバイル楽メール持ち運び月額330円解約日を含めて31日以内
ドコモドコモメール持ち運び月額330円解約日から31日以内
auauメール持ち運び月額330円解約後31日以内
ソフトバンク・ワイモバイルメールアドレス持ち運び年額3,300円または月額330円契約終了の翌日から31日以内

ドコモの「ドコモメール持ち運び」は、初回の申し込み日から31日間は月額使用料が無料です。 31日を過ぎると自動で継続となり、その月から1か月分の料金がかかります(出典:ドコモ公式「ドコモメール持ち運び」)。

申し込みには、回線の契約に基づいて発行された dアカウントが必要です。 使う時は、IMAPに対応したメールアプリに、dアカウントのIDとIMAP専用のパスワードを設定します。

auの「auメール持ち運び」は、1つのメールアドレスにつき月額330円です。 対象になるのは ezweb.ne.jp と au.com のアドレスで、申し込みにはau回線の契約に基づいて発行された au ID が必要です(出典:au公式「auメール持ち運び」)。

auで特に気をつけたいのは、支払い方法が au PAY(auかんたん決済)に限られている点です。 また、au解約またはサービス解約から31日が経つと、メールサーバーの中のメールデータが削除されます。

ソフトバンクとワイモバイルの「メールアドレス持ち運び」は、金額の形が2通りある点が特徴です。 1つのメールアドレスにつき年額3,300円、または月額330円から選べます(出典:ソフトバンク公式「メールアドレス持ち運び」)。

申し込みは、回線契約を終了した翌日から数えて31日以内に「My SoftBank」で行います。 2025年12月24日からは、全国のソフトバンク・ワイモバイル取扱店の窓口でも申し込めるようになりました(出典:ソフトバンク公式「「メールアドレス持ち運び」店頭でも申し込みができるようになりました」)。

画面の操作に自信がない方にとって、窓口で申し込めるのは心強い選択肢です。 ほかの携帯電話会社は原則としてWebでの手続きになるため、この点はソフトバンクとワイモバイルの利点だと言えます。

ここまでを整理すると、共通しているのは31日という期限だけで、金額の形も支払い方法も申し込み先も携帯電話会社ごとに違います。 「どこも同じ」と考えずに、自分の携帯電話会社の条件を1つずつ確かめてください。

費用の感覚もつかんでおきましょう。 月額330円は1年で3,960円、5年使えば19,800円になります。

アドレスを1つ残すためにこの費用を払い続ける価値があるかどうかは、登録先の数によって変わります。 登録先が数件しかないなら、費用を払うより移行してしまうほうが早いことが多いです。

期限の数え方が携帯電話会社ごとに少しずつ違う点にも触れておきます。 楽天モバイルは解約日を含めて31日間、ソフトバンクとワイモバイルは契約終了の翌日から数えて31日以内です。

1日の違いですが、期限の直前に申し込む方にとっては大きな差になります。 どの携帯電話会社であっても、期限の終わり際を狙わず、早めに申し込むのが確実です。

申し込みに必要なIDにも共通点があります。 ドコモの dアカウントも、auの au ID も、回線の契約に基づいて発行されたものが必要になります。

解約するとIDまで消えてしまうと思われがちですが、これらのIDは解約後も残ります。 ただし、IDのパスワードを忘れていると手続きが進まないため、解約する前に確かめておいてください。

受け取り方も、携帯電話会社をまたいでほぼ共通しています。 どの携帯電話会社の持ち運びも、IMAPという方式に対応したメールアプリに設定を登録して使う形です。

つまり、持ち運びに申し込むと、今まで使っていたメールアプリのままでは受信できなくなる場合があります。 新しいスマホで使うメールアプリに、公式の案内に沿って設定を登録し直す作業が必要になると考えておいてください。

シニア向けの注意点:31日という期限は、思っているより短いです。 解約してから「やっぱりメールが必要だった」と気づいた時には、期限が過ぎていることが少なくありません。 乗り換えを決めた時点で、カレンダーに申し込みの期限を書き込んでおいてください。

③楽天モバイルの楽メールを取得する手順

結論から言うと、楽天モバイルでは「楽メール」というメールアドレスを無料で取得できます。末尾が rakumail.jp のアドレスで、追加の月額料金はかかりません(出典:楽天モバイル公式「楽メール」)。

楽メールは、通話に使う Rakuten Link というアプリの中で使うメールサービスです。 専用のメールアプリを別に入れる必要はなく、普段の通話やメッセージと同じアプリで送受信します。

取得する前に、条件を確かめておきましょう。 条件に当てはまらないと、申し込みの項目そのものが出てきません。

データ通信専用のプランでは楽メールが使えない点は、見落としやすいので気をつけてください(出典:楽天モバイル公式「「楽メール」のメールアドレスを取得するために条件はありますか?」)。 家族の分もまとめて契約している方は、1つの楽天IDで複数のアドレスを取得できない点もあわせて覚えておきましょう。

取得の手順は、次の通りです。 入力するのはアドレスの文字だけなので、5分ほどで終わります。

  1. Rakuten Link アプリを開く
  2. 「メールアドレス取得」をタップする
  3. 使いたいメールアドレスの文字を入力する
    ※すでにほかの方が使っているアドレスは登録できないため、別の文字を入力する
  4. 「確認画面へ進む」をタップして内容を確かめる
  5. 設定したアドレス宛に届く完了メールを確認する

設定した内容は、後から「お申込み履歴」で確認できます(出典:楽天モバイル公式「初期設定(楽メール)」)。 自分のアドレスを忘れてしまった時も、ここを見れば確かめられます。

アドレスに使える文字にも決まりがあります。 使えるのは半角の英数字と、ハイフン・ドット・アンダーバーの3つの記号だけです。

大文字と小文字の区別はなく、入力してもすべて小文字で表示されます。 また、ドットを2つ続けて並べることと、アドレスの末尾にドットを置くことはできません。

アドレスの決め方にも、少しだけコツがあります。 電話で相手に伝える場面を思い浮かべながら決めると、後々の手間が減ります。

名字と生まれ年を組み合わせるなど、口頭で伝えやすい短い並びがおすすめです。 記号を多く混ぜると、伝える時に「ハイフンです、ドットです」と説明が増えて間違いのもとになります。

取得したら、まず自分のもう1つのメールアドレス宛に1通送ってみてください。 届くことを確かめておけば、いざという時に「送れているのか分からない」と悩まずに済みます。

送受信の確認は、ご家族に協力してもらうとより確実です。 家族から楽メール宛に1通送ってもらい、それに返信するところまで試しておきましょう。

この往復ができれば、送信と受信の両方が正しく働いていることになります。 うまく届かない時は、Wi-Fiにつないだ状態でアプリを開き直すと解決することが多いです。

楽メールは Rakuten Link アプリの中にあるため、通話の画面とメールの画面を切り替えて使います。 どこを開けばメールが読めるのかを、取得した日のうちに家族と一緒に確かめておくと迷いません。

楽メールが不要になった場合は、後から解約することもできます。 使わないまま置いておいても追加の費用はかからないので、慌てて手続きする必要はありません。

ただし、楽天モバイルの回線を解約すると楽メールも使えなくなります。 残したい場合の手続きは、次の項目で説明します。

楽メールを取得した後は、大事な連絡先の登録をすぐに切り替えないでおくのも1つの考え方です。 将来また乗り換える時に、同じ切り替えをやり直すことになるためです。

家族や友人との日々のやり取りには楽メールを使い、銀行や通販の登録には携帯電話会社に関係のないアドレスを使う、という分け方が扱いやすいです。 用途で分けておけば、乗り換えのたびに直すのは前者だけで済みます。

シニア向けの注意点:楽メールは無料ですが、乗り換えのたびに変わるという性質は今までのキャリアメールと同じです。 将来また乗り換える可能性がある方は、楽メールを主な連絡先にはせず、次の項目で説明する無料のメールを中心に据えると後が楽になります。

④楽天モバイルを解約した後も楽メールを使う

結論から言うと、楽天モバイルを解約した後も楽メールを使い続けたい場合は、「楽メール持ち運び」に月額330円(税込)で申し込みます。申し込めるのは、解約や譲渡、他社への乗り換えの時点で楽メールのアカウントを持っていた方です。

ここには、ほかの携帯電話会社にはない独特の注意点が2つあります。 どちらも知らないまま進めると手続きができなくなるので、先に押さえておいてください。

1つ目は、楽天モバイルを契約している間は申し込めないという点です。 持ち運びは解約した後の手続きなので、解約する前に済ませておくことはできません。


2つ目は、申し込みが「Web版の my 楽天モバイル」からに限られている点です。 普段お使いのアプリ版「my 楽天モバイル」からは申し込めません(出典:楽天モバイル公式「楽メール持ち運びの申し込みができません。どうすればよいですか?」)。

アプリの中をいくら探しても申し込みの項目は出てきません。 見つからない時は、スマホやパソコンのブラウザからWeb版を開き直してください。

そして最も大事なのが、申し込みの期限です。 解約した日を含めて31日間を過ぎると、メールアカウントそのものが削除されます。

削除されると、楽メールで送受信したメールも、利用に関する情報も見られなくなります。 後から費用を払うと言っても復活はできないため、期限だけは必ず守ってください。

期限の数え方が分かりにくいので、公式が示している例で確かめましょう。 8月10日の9:00に解約した場合、申し込めるのは9月9日の23:59までです。

そして9月10日の0:00に、メールアカウントが削除されます。 解約した日を1日目として数える、と覚えておけば間違えません。

この2つの決まりを組み合わせると、段取りは1通りに決まります。 解約を終えたその日のうちに、Web版から申し込みを済ませてしまうのが最も安全です。

「31日もあるから後で良い」と考えると、体調を崩したり用事が重なったりして、あっという間に期限が来ます。 解約と申し込みは1組の作業だと考えて、同じ日に終わらせてください。

手続きのやり方や、申し込んだ後の使い方は公式の案内にまとまっています(出典:楽天モバイル公式「楽メール持ち運び(お申し込み・ご利用・解約方法)」)。 解約のやり方も同じページに載っているので、不要になった時はここから手続きできます。

費用の考え方は、ほかの携帯電話会社と同じです。 月額330円は使い続ける限りかかり続けるため、いつまで払うのかを決めてから申し込むのが賢いやり方です。

申し込める方の条件も、もう一度確かめておきましょう。 対象になるのは、楽天モバイルの解約・譲渡・他社への乗り換えの時点で、楽メールのアカウントを持っていた方です。

言い換えると、楽メールを取得しないまま解約した方は、後から持ち運びだけを申し込むことはできません。 楽メールを使う可能性が少しでもあるなら、契約している間に取得だけでも済ませておくのが安全です。

解約すると使えなくなるのは、メールだけではありません。 Rakuten Link を使った無料の国内通話も、回線の解約とともに使えなくなります。

持ち運びに申し込んでも、戻るのはメールの送受信だけです。 通話の代わりをどうするかは、別に決めておく必要があります。

解約からの流れを、時間の順に並べておきます。 この順番を守れば、期限に間に合わなくなることはありません。

  1. 楽天モバイルの回線を解約する
  2. 解約完了のお知らせメールが届いたことを確認する
  3. 同じ日のうちにブラウザでWeb版の my 楽天モバイルを開く
  4. 楽メール持ち運びを申し込み、支払い方法を登録する
  5. 新しいスマホのメールアプリに設定を登録して受信を確かめる
  6. 登録先の変更が終わったら持ち運びを解約する

3番目でつまずく方が最も多いので、ここだけは覚えておいてください。 アプリではなくブラウザから開く、という1点です。

ご家族に手伝ってもらえる方は、解約の日に立ち会ってもらうと安心です。 解約と申し込みを同じ日にまとめて終わらせられるので、期限を気にする必要がなくなります。

シニア向けの注意点:持ち運びは「ずっと払い続けるもの」ではなく、「移行が終わるまでの橋渡し」と考えてください。 半年ほど契約して、その間に登録先を新しいアドレスへ変え終えたら解約する、という使い方が費用の無駄になりません。

⑤携帯電話会社に左右されないメールへ移行する手順

結論から言うと、長い目で見て一番楽なのは、携帯電話会社に関係のない無料のメールアドレスへ移行してしまうことです。一度移行すれば、この先どこへ乗り換えてもアドレスは変わらず、乗り換えのたびに登録先を直す作業から解放されます。

無料のメールは、スマホを持っている方ならすでに持っている場合がほとんどです。 Androidをお使いなら Gmail のアドレス、iPhoneをお使いなら iCloud のアドレスが、最初の設定の時に作られていることが多いためです。

新しく作る必要があるかどうかは、まず今持っているものを確かめてから決めてください。 すでにあるなら、それを主な連絡先として使い始めるだけで移行は始められます。

移行の作業は、次の順番で進めると混乱しません。 一度に全部やろうとせず、上から順に片づけるのがコツです。

  1. 主に使うメールアドレスを1つ決める
    ※すでに持っているものがあれば新しく作らない
  2. 今のキャリアメールを登録している先を紙に書き出す
  3. 書き出した中から、止まると困るものに印を付ける
    ※銀行・証券・通販・自治体からの連絡が該当する
  4. 印を付けたものから順に、登録メールアドレスを変更する
  5. 家族や友人へ、新しいアドレスを伝える
  6. 1か月ほど様子を見て、変更もれがないかを確かめる

3番目の「止まると困るもの」から手を付けるのが大事です。 時間が足りなくなっても、大事なものから終わっていれば実害は出ません。

4番目の登録メールアドレスの変更は、それぞれのサービスの画面から行います。 会員情報や登録情報といった名前の項目を開くと、メールアドレスを変える項目が用意されています。

変更した後は、そのサービスから新しいアドレス宛にメールが届くかを必ず確かめてください。 入力を1文字でも間違えると、変更したつもりで届かない状態になります。

ここで持ち運びのサービスが役に立ちます。 移行の期間だけ持ち運びを契約しておけば、変更もれがあっても古いアドレスで受信できるためです。

受信できているものを見れば、どこの変更が済んでいないかが分かります。 すべての変更が終わったら持ち運びを解約する、という進め方なら費用も数か月分で済みます。

移行の時に一緒に見直しておきたいのが、迷惑メールの設定です。 キャリアメールで「携帯電話会社以外からのメールを受け取らない」設定にしていた方は、その設定のせいで新しいアドレスからのメールが届かないことがあります。

家族に新しいアドレスを伝える時は、相手側の設定も確かめてもらってください。 届かない原因の多くは、送る側ではなく受け取る側の設定にあります。

もう1つ、パスワードの再設定に使う受け取り先も忘れずに変えておきましょう。 ここが古いままだと、ログインできなくなった時に自力で戻せなくなります。

銀行や証券のように、本人確認が厳しいサービスほど早めに手を付けてください。 メールアドレスの変更に書類の提出を求められ、数日かかることがあるためです。

逆に、通販サイトのように画面上ですぐ変えられるものは後回しで構いません。 手間のかかるものから片づけると、期限に追われずに済みます。

移行が終わったら、新しいアドレスを紙に書いて、家の見やすい場所に貼っておくのもおすすめです。 自分のアドレスを聞かれた時に、すぐ答えられるようになります。

上記でお伝えした通り、キャリアメールの引き継ぎは「残す」か「移行する」かの二択ではありません。 持ち運びで受信を続けながら移行を進め、終わったら解約する、という進め方が最も無理がないやり方です。

解約そのものの手順や、解約した後にやることを順に確かめたい方は、次の記事も参考にしてください。

シニア向けの注意点:登録先の変更は、1日で終わらせようとしないでください。 1日に2〜3件ずつ進めれば、2週間ほどで主なものは片づきます。 書き出した紙に印を付けながら進めると、どこまで終わったかが目で見て分かるので、途中で分からなくなりません。