LINEなどよく使うアプリは乗り換え後どうなる?引き継ぎの要否と電話番号認証

このページでは、楽天モバイルへ乗り換えた後も、LINEなどのよく使うアプリを今まで通りに使うための手順をまとめます。 引き継ぎが必要になる場合とそうでない場合、電話番号の認証でつまずかないやり方まで、順番に説明します。

乗り換えをためらう理由として、「LINEが消えてしまったらどうしよう」という不安を挙げる方はとても多くいらっしゃいます。 家族や友人とのやり取りが全部入っているのですから、心配になるのは当然です。

先に結論をお伝えすると、同じスマホを使い続けて電話番号も変わらない乗り換えでは、LINEの引き継ぎの操作そのものが出てきません。 不安の多くは、手続きの中身を知れば解消できます。

この記事では、まず自分がどの場合に当てはまるのかを整理し、そのうえで必要な手順だけを進められるようにしていきます。 LINE以外の銀行アプリや買い物アプリについても、確認しておくことをまとめました。

なお、アプリの画面や手順は更新によって変わることがあります。 この記事は執筆時点(2026年8月)の情報に基づいていますので、最終的な内容は必ずLINEヘルプセンター「引き継ぎの基本情報」でご確認ください。

本記事にはPRを含みます。

①乗り換えでアプリはどうなるのか

結論から言うと、アプリの引き継ぎが必要になるのは「スマホ本体を買い替える時」です。回線だけを乗り換えて、同じスマホを使い続けるのであれば、引き継ぎの操作は登場しません。

ここを分けて考えることが、不安を減らす一番の近道です。 乗り換えの手続きには、性質の違う2つのものが混ざっているためです。

1つは「回線の乗り換え」で、契約する携帯電話会社を変えることを指します。 電話番号をそのまま持っていく手続きが、これにあたります。

もう1つは「機種変更」で、スマホ本体そのものを新しいものに買い替えることを指します。 アプリのデータを新しい本体へ引き継ぐ作業が必要になるのは、こちらだけです。

この2つは同時に行うこともできますし、どちらか一方だけを行うこともできます。 ご自身がどの場合に当てはまるのかを、下の表で確かめてください。

あなたの場合LINEの引き継ぎやること
同じスマホ・番号もそのまま操作は出てこない年齢確認のやり直しだけ
同じスマホ・番号が変わる操作は出てこないLINEに登録した電話番号の変更
スマホを買い替える必要事前準備と引き継ぎの手続き

一番多いのが、1行目の「同じスマホ・番号もそのまま」です。 今使っているスマホがそのまま楽天モバイルで使えるなら、SIMを入れ替えるだけで、アプリの中身は一切変わりません。

この場合、LINEのトーク履歴も、写真も、友だちの一覧も、そのまま残ります。 アプリから見れば、通信する回線が入れ替わっただけだからです。

2行目は、新しい番号で契約した場合です。 番号をそのまま引き継ぐ乗り換え(MNP)ではなく、2回線目としてお試しで契約した場合などが、これにあたります。

この場合もアプリの中身は残りますが、LINEに登録している電話番号を新しい番号へ変える操作が必要になります。 やり方は「LINEを乗り換え後も同じように使う」で説明します。

3行目の、スマホを買い替える場合だけが、いわゆる「引き継ぎ」の対象です。 LINE公式の案内も、機種変更を前提にした手続きとして書かれています。

ここで、もう1つ知っておきたいことがあります。 同じスマホを使い続ける場合でも、乗り換えによって影響を受けるものが2つあります。

1つ目は、LINEの年齢確認です。 年齢確認は携帯電話会社が提供する判定の仕組みを使っているため、携帯電話会社が変われば、楽天モバイルの情報で確認をし直すことになります。

2つ目は、キャリアメールをアプリのIDに使っている場合です。 乗り換えると元のキャリアメールは原則として使えなくなるため、そのIDのままでは連絡やパスワードの再設定ができなくなります。

この2つは、スマホを買い替えるかどうかに関係なく出てきます。 どちらも乗り換え前に対処できる内容なので、この先で具体的に説明していきます。

なぜ同じスマホなら中身が変わらないのか、仕組みも知っておくと安心できます。 アプリとその中のデータは、スマホ本体の記録領域に保存されているためです。

SIMカードは、どの携帯電話会社の回線を使うかを決めるための部品です。 そのため、SIMカードを入れ替えても、本体に入っているアプリやデータには手が加わりません。

eSIMを選んだ場合も同じです。 eSIMは差し込む部品がなく、設定の操作だけで回線を切り替えますが、アプリへの影響がない点は変わりません。

ですから、乗り換えのためにアプリを入れ直したり、登録をやり直したりする必要はありません。 写真も、電話帳も、LINEのトークも、そのまま残ります。

1つだけ覚えておきたいのは、切り替えの当日に、電話が一時的に使えない時間が生じることです。 その間もWi-Fiにつないでいれば、LINEのメッセージは普通にやり取りできます。

不通の時間がどれくらいかは、電話番号はそのままで大丈夫?で詳しく説明しています。 心配な方は、自宅のWi-Fiにつないだ状態で切り替えを行ってください。

乗り換えの前に確かめておきたいことを、下にまとめました。 どれも数分で終わる内容です。

シニア向けの注意点:まず確かめてほしいのは、「スマホ本体を買い替えるかどうか」だけです。 今のスマホをそのまま使うのであれば、LINEのトークが消える心配は要りません。 買い替える場合も、手順に沿って進めれば引き継げますので、慌てないでください。

②LINEを乗り換え後も同じように使う

結論から言うと、同じスマホを使い続けるならLINEの操作は不要で、必要なのは年齢確認のやり直しだけです。スマホを買い替える場合は、事前準備をしたうえで「かんたん引き継ぎQRコード」を使います。

まず、乗り換え後に必ず行っておきたい年齢確認から説明します。 これを済ませないと、使えなくなる機能があるためです。

LINEの年齢確認は、au(KDDI)・NTTドコモ・ソフトバンクモバイル・楽天モバイル、そして一部の格安SIMが提供する年齢情報の判定サービスを利用しています。 楽天モバイルはこの仕組みに対応しているため、乗り換え後もきちんと年齢確認ができます。

手順は次の通りです。 楽天会員のIDとパスワードを手元に用意してから始めてください。

  1. LINEを開き、[ホーム]→[設定]の順に押す
  2. [年齢確認]を押す
  3. [年齢確認結果]→[年齢確認]の順に押す
  4. 楽天会員のIDとパスワードでログインし、利用設定を行う

年齢確認ができていないと、いくつかの機能が使えません(出典:LINEヘルプセンター「年齢確認するには?」)。 具体的には、LINE IDの設定、IDや電話番号を使った友だち検索、グループへの招待、オープンチャットの一部機能です。

「乗り換えたら急に友だちを検索できなくなった」という相談は、ほとんどがこれが原因です。 故障でも不具合でもないので、上記の手順で確認を済ませれば元通りになります(出典:LINEみんなの使い方ガイド「年齢確認を行う」)。

次に、電話番号が変わった場合の操作を説明します。 番号をそのまま引き継ぐ乗り換えなら、この操作は必要ありません。

新しい番号にした方は、[ホーム]→[設定]→[アカウント]→[電話番号]と進み、新しい番号を入力して[次へ]を押します。 その後、届いたショートメッセージに書かれた認証番号を入力すれば完了です。

もしショートメッセージを受信できない場合は、[認証番号を入力]の画面の下部にある[通話による認証]を使えます。 電話がかかってきて、自動音声で認証番号を案内してくれます(出典:LINEみんなの使い方ガイド「電話番号の変更方法」)。

なお、050から始まる番号や仮想の電話番号は登録できません。 携帯電話会社から提供された番号を使ってください(出典:LINEヘルプセンター「電話番号を確認/変更する」)。

スマホを買い替える場合の事前準備

ここからは、スマホ本体を買い替える方に向けた内容です。 古いスマホがまだ手元にあり、操作できるうちに次の3つを済ませてください。

確認は[ホーム]→[設定]→[アカウント]から行えます。 特にパスワードは、故障や紛失で元のスマホを操作できなくなった時に、引き継ぎの唯一の手がかりになります(出典:LINEヘルプセンター「LINEアカウントを引き継ぐときの事前準備」)。

あわせて、トーク履歴のバックアップも取っておきましょう。 バックアップがあると、復元できる範囲が広がります。

かんたん引き継ぎQRコードでの引き継ぎ

準備ができたら、実際の引き継ぎに進みます。 LINEのバージョンが12.10.0以上であれば、パスワードを入力せずにQRコードの読み取りだけで引き継げます。

  1. 新しいスマホでLINEを開き、[ログイン]を押す
  2. [QRコードでログイン]→[QRコードをスキャン]の順に押す
  3. 古いスマホで[設定]→[バックアップ・引き継ぎ]→[かんたん引き継ぎQRコード]を押す
  4. 表示されたQRコードを、新しいスマホで読み取る

この方法で引き継いだ場合、復元できるトーク履歴は直近14日間分です。 同じ種類のスマホ同士(iPhoneからiPhone、AndroidからAndroid)でバックアップを取っていれば、14日間分に加えてバックアップした分も復元できます(出典:LINEヘルプセンター「「かんたん引き継ぎQRコード」でアカウントを引き継ぐには?」)。

つまり、長いトーク履歴を残したい方ほど、事前のバックアップが大切になります。 古いスマホを消去する前に、必ず済ませておいてください。

シニア向けの注意点:引き継ぎで一番大事なのは、古いスマホをすぐに手放さないことです。 新しいスマホでLINEが問題なく使えると確かめるまでは、古いスマホを消去せず、電源が入る状態で置いておいてください。 QRコードの読み取りは、古いスマホの画面を新しいスマホのカメラに向けるだけの操作です。

③電話番号の認証でつまずかないために

結論から言うと、楽天モバイルで一番多いつまずきは「認証のショートメッセージがRakuten Linkに届くと思い込むこと」です。各種サービスの認証コードは、Rakuten Linkではなく、スマホに元から入っているメッセージアプリに届きます。

この点は公式にも明記されています。 サービスの利用開始に伴う認証コードは、OS標準のメッセージアプリに届く仕組みになっています(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Linkなど、各種サービスの利用開始に伴うSMS認証コードが届かない場合、どうすればよいですか?」)。

楽天モバイルでは、通話を無料にするためにRakuten Linkというアプリを使います。 そのため「メッセージもRakuten Linkを見れば良い」と考えてしまいがちですが、認証コードは別の場所に届くわけです。

そこで、認証コードが届かないと感じた時の手順を決めておきましょう。 慌てて何度も送信し直すと、かえって混乱します。

1つ目にやることは、OS標準のメッセージアプリを開くことです。 iPhoneなら緑色の「メッセージ」、Androidなら「メッセージ」という名前のアプリです。

2つ目にやることは、電波の状態を確かめることです。 公式では、Wi-Fiだけにつながっている状態では受信できない場合があると案内されているため、いったんWi-Fiを切って、携帯電話の電波で試してみてください。

3つ目にやることは、受信拒否の設定を確かめることです。 迷惑メッセージ対策として、特定の番号からのメッセージだけを受け取る設定にしていると、認証コードが弾かれてしまいます。

公式が挙げている確認項目を、下にまとめました。 上から順に確かめれば、多くの場合はここで解決します。

楽天回線に対応した製品かどうかは、乗り換えの前に確かめておくのが確実です。 確かめ方は中古スマホで楽天モバイルを使うには?で詳しく説明しています。

もう1つ、Rakuten Link自体でショートメッセージを受け取る設定についても触れておきます。 Rakuten Linkでのメッセージのやり取りには、公式に定められた条件があります(出典:楽天モバイル公式「Rakuten LinkでSMSを受信するにはどうすればよいですか?」)。

ただ、認証コードに関しては、OS標準のメッセージアプリを見るのが確実です。 迷った時は両方のアプリを開いて確かめる、と覚えておけば間違いありません。

認証コードには有効期限があることも知っておいてください。 届いてから時間が経ってしまうと使えなくなるため、届いたらすぐに入力するのが確実です。

入力を焦って番号を打ち間違える方も多くいらっしゃいます。 数字を1つずつ声に出しながら入力すると、間違いが減ります。

どうしてもショートメッセージで受け取れない場合の逃げ道もあります。 LINEの電話番号の変更では、上記でお伝えした通り、[通話による認証]という方法が用意されています。

自動音声で番号を読み上げてくれるので、メモを取りながら聞けば大丈夫です。 聞き取れなかった場合は、もう一度かけ直してもらえます。

認証コードが届く番号についても、知っておくと落ち着いて対応できます。 差出人は、見覚えのない数字の並びや、英字が混ざった短い名前になっていることがほとんどです。

「知らない番号だから怪しい」と考えて消してしまう方がいますが、認証コードはこうした番号から届くのが普通です。 自分が今まさに認証の操作をしている最中であれば、そのまま使って問題ありません。

受信拒否の設定を確かめる場所も、具体的に書いておきます。 iPhoneでは[設定]の中の[メッセージ]、Androidでは[メッセージ]アプリの設定の中に、迷惑メッセージに関する項目があります。

ここで「知らない差出人からのメッセージを受け取らない」といった設定を強くしていると、認証コードも一緒に弾かれます。 乗り換えの手続きが終わるまでは、いったん設定を緩めておくのも1つの方法です。

認証を求められる場面は、思っているより多くあります。 LINEの電話番号の変更、銀行アプリへのログイン、ネット通販での高額な買い物、楽天のサービスへの登録などが代表的です。

どの場面でも、届き先はOS標準のメッセージアプリで共通です。 1度この場所を覚えてしまえば、以後は迷わなくなります。

シニア向けの注意点:「認証コードが届かない」と感じた時は、まずスマホに元から入っているメッセージアプリを開いてください。 これだけで解決することが、とても多くあります。 なお、認証コードを他人に教えるよう求められた場合は、必ず詐欺です。乗り換えに便乗した詐欺に注意もあわせてご覧ください。

④銀行・買い物アプリで確認しておくこと

結論から言うと、LINE以外で確認しておきたいのは「キャリアメールをIDにしているアプリ」「認証にショートメッセージを使うアプリ」「キャリア決済で支払っているサービス」の3つです。いずれも乗り換え前に手を打っておけます。

1つ目は、キャリアメールをIDやパスワード再設定用の連絡先に使っているアプリです。 乗り換えると、元の携帯電話会社が発行したメールアドレスは原則として使えなくなります。

そのまま乗り換えると、パスワードを忘れた時に再設定の案内を受け取れなくなり、アプリに入れなくなります。 これは復旧に手間がかかるため、乗り換え前に必ず確かめておいてください。

対処の方法は2つあります。 1つは、アプリ側に登録しているメールアドレスを、Gmailなどのフリーメールや、パソコンで使っているメールへ変更しておくことです。

もう1つは、月額330円(税込)のメール持ち運びサービスを申し込み、乗り換え後も元のメールアドレスを使い続ける方法です。 申し込みには回線の解約から31日以内という期限があるため、うっかり期限を過ぎないよう気を付けてください。

どちらを選ぶかの目安をお伝えします。 登録しているサービスが数個であれば、変更してしまうほうが後々すっきりします。

反対に、何十件も登録があって全部を洗い出せない方は、月額330円を払って持ち運ぶほうが安全です。 費用はかかりますが、入れなくなるアプリが出る心配がなくなります。

2つ目は、認証にショートメッセージを使うアプリです。 銀行、証券、電子マネー、ネット通販など、二段階認証を設定しているものが対象です。

電話番号を引き継ぐ乗り換えであれば、番号は変わらないので設定を変える必要はありません。 届き先が変わるだけなので、上記でお伝えした通り、OS標準のメッセージアプリを見れば受け取れます。

ただし、新しい番号で契約した場合は、登録している番号をすべて変更する必要があります。 どのアプリに古い番号を登録しているかを、乗り換え前に書き出しておきましょう。

3つ目は、キャリア決済で毎月支払っているサービスです。 ドコモ払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いといった、携帯電話料金と一緒に払う仕組みのことです。

これらは元の携帯電話会社を解約すると使えなくなります。 動画配信や新聞の購読などを、この方法で払っている方は、乗り換え前にクレジットカード払いなどへ変更してください。

変更を忘れると、支払いが止まってサービスが使えなくなります。 最悪の場合、気づかないうちに解約扱いになってしまうこともあります。

乗り換え前に確かめておきたいことを、下の表にまとめました。 1つずつ印を付けながら進めると、抜けが起きません。

確認するもの影響を受ける場合やること
キャリアメールをIDにしたアプリすべての乗り換えメールアドレスの変更、または持ち運びの申し込み
ショートメッセージでの認証番号が変わる場合登録している番号の変更
キャリア決済での支払いすべての乗り換えクレジットカード払いなどへ変更

この3つを済ませておけば、乗り換え後にアプリで困る場面はほとんどなくなります。 支払い方法の詳しい話は、楽天モバイルの支払い方法でも説明しています。

どのアプリを確かめれば良いのか分からない、という方のために、優先して見ておきたいものを挙げます。 生活に直結するものから順に並べました。

洗い出しのやり方も、難しく考える必要はありません。 スマホの画面に並んでいるアプリを上から順に開き、設定の画面で登録しているメールアドレスと電話番号を見ていくだけです。

紙に「アプリの名前」「登録しているメールアドレス」「登録している電話番号」の3列を書き、埋めていくと分かりやすくなります。 ご家族に手伝ってもらう時も、この紙があれば説明が早く済みます。

楽天のサービスを使っている方には、良い知らせもあります。 楽天市場や楽天カードで使っている楽天会員のIDは、楽天モバイルの契約でもそのまま使えます。

そのため、乗り換えによって楽天のサービスに入れなくなることはありません。 むしろ、契約内容の確認から支払いの管理まで、同じIDでまとめて扱えるようになります。

シニア向けの注意点:3つすべてを一度に確かめようとせず、1日1つずつ進めるのがおすすめです。 特にキャリアメールは、乗り換えてからでは手が打てなくなるものがあります。 どのアプリに何を登録したか分からない方は、ご家族と一緒に、よく使うアプリだけでも先に確かめてください。

⑤乗り換え後にアプリで困った時の対処

結論から言うと、アプリの不調は「再起動する」「電波を確かめる」「Wi-Fiを切って試す」の3つでほとんど解決します。それでも直らない時に、初めて窓口へ相談すれば十分です。

乗り換えた直後は、何か調子が悪いと「乗り換えたせいだ」と考えてしまいがちです。 ただ、実際にはスマホ側の一時的な不調であることも多くあります。

そこで、困った時にまず試す順番を決めておきましょう。 順番に試すだけで、多くの症状は落ち着きます。

1つ目は、スマホ本体の再起動です。 電源を切って入れ直すだけで、通信の設定が読み込み直され、アプリがつながるようになることがよくあります。

2つ目は、電波の状態の確認です。 画面の上部にアンテナの表示が出ているか、圏外になっていないかを確かめます。

3つ目は、Wi-Fiを切って試すことです。 自宅のWi-Fiの調子が悪いだけなのに、乗り換えの問題だと勘違いしてしまう例が少なくありません。

それでもアプリがまったく通信しない場合は、通信の設定を確かめます。 Androidの一部の機種では、自分で設定を入力する必要があります。

その場合の入力内容と手順は、乗り換え直後のトラブル対処で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。 iPhoneでRakuten最強プランを使う場合は、この設定は不要です。

次に、LINEの通知だけが来ない場合の対処をお伝えします。 これは回線ではなく、スマホ側の通知設定が原因であることがほとんどです。

スマホの[設定]からLINEを探し、通知が許可されているかを確かめてください。 電池を長持ちさせる設定を強くしていると、アプリの通知が止められることもあります。

ご自身の契約内容や、今どの回線につながっているかを確かめたい時は、「my 楽天モバイル」のアプリが役立ちます。 データの使用量や請求額も、ここで確認できます。

自分で試しても解決しない場合の相談先も、知っておくと安心です。 症状を選んで対処法を調べられる楽天モバイル公式「トラブル解決ナビ」から始めると、順序立てて確かめられます。

それでも分からない時は、チャットや店舗の窓口に相談してください。 相談先の選び方は、困った時の相談先でまとめています。

操作そのものを人に見てもらいたい方には、有料のサポートもあります。 楽天モバイルショップでは、LINEのデータ移行を1,650円(税込)で頼めます。

アカウントの移行は1,100円(税込)、電話帳や写真などのデータ移行は2,200円(税込)です。 いずれも利用のたびに支払う仕組みで、家電量販店や郵便局の中にある店舗は対象外です(出典:楽天モバイル公式「データ移行サポート」)。

「自分でやってみて、できなければ頼む」という進め方で構いません。 先に予約をしておけば、待ち時間も短く済みます。

もう1つ、乗り換え後に混同しやすいのが、Rakuten LinkとLINEの役割の違いです。 名前が似ているため、同じもののように感じてしまう方が少なくありません。

Rakuten Linkは、楽天モバイルの国内通話を無料にするための電話のアプリです。 一方のLINEは、メッセージや無料通話を家族や友人とやり取りするためのアプリで、携帯電話会社とは関係がありません。

ですから、乗り換えたからといってLINEをRakuten Linkに替える必要はありません。 LINEはこれまで通り使い続け、電話をかける時だけRakuten Linkを開く、という使い分けになります。

電話番号への発信はRakuten Link、LINEでつながっている相手とのやり取りはLINE、と覚えておけば迷いません。 Rakuten Linkの詳しい使い方は、下の関連記事でまとめています。

最後に、アプリを最新の状態に保つことも大切です。 古いままだと、正しく動かなかったり、引き継ぎの機能が使えなかったりすることがあります。

特にLINEは、かんたん引き継ぎQRコードを使うのにバージョン12.10.0以上が必要です。 スマホを買い替える予定のある方は、古いスマホ側のLINEも先に更新しておいてください。

ここまでの内容を整理すると、乗り換えでアプリが使えなくなることは、ほとんどありません。 気を付けるのは、年齢確認・キャリアメール・支払い方法の3つだけです。 次の記事も参考にしてください。

アプリの不安は、乗り換えをためらう一番大きな理由になりがちです。 ただ、実際に必要な作業は、この記事で挙げたものがほとんどすべてです。

シニア向けの注意点:乗り換えた直後にアプリの調子が悪くても、すぐに「失敗した」と考えないでください。 再起動と電波の確認だけで直ることが、本当に多くあります。 それでも不安な時は、ご家族に画面を見てもらうか、窓口に相談すれば元に戻せます。