使わなくなったスマホの処分と下取り|データ消去の手順・リサイクル窓口
このページでは、乗り換えでスマホを買い替えた後に残る「古いスマホ」の片づけ方をまとめます。 中のデータを消す手順、下取りに出して費用を取り戻す方法、無料で引き取ってもらえる窓口まで、順番に説明します。
古いスマホを引き出しにしまい込んだままにしている方は、とても多くいらっしゃいます。 ただ、電池は使わなくても少しずつ劣化しますし、電話帳や写真が入ったままの状態は安全とも言えません。
この記事では、まず行き先を3つに整理し、それぞれの手順を具体的に書いていきます。 どれを選ぶ場合でも、先にやっておく作業は同じなので、そこから読み進めてください。
なお、サービスの内容や条件は変わることがあります。 この記事は執筆時点(2026年8月)の情報に基づいていますので、最終的な内容は必ず楽天モバイル公式「スマホ下取りサービス」でご確認ください。
本記事にはPRを含みます。
①処分する前に決めておく3つのこと
結論から言うと、使わなくなったスマホの行き先は「下取りに出す」「無料の回収窓口に持ち込む」「手元に残す」の3つです。どれを選ぶ場合でも、先に中のデータを消しておく必要がある点は共通しています。
乗り換えと同時にスマホを買い替えた方は、古いスマホが1台手元に残ります。 とりあえず引き出しにしまっておく方が多いのですが、これはあまり良い方法ではありません。
理由は2つあります。 1つは、電池が入ったまま長く放置すると、少しずつ劣化して膨らむことがあるためです。
もう1つは、電話帳・写真・アプリのログイン情報が入ったままになるためです。 引っ越しや大掃除で紛れてしまうと、そのまま人手に渡る心配があります。
そこで、乗り換えが落ち着いたタイミングで、行き先を決めてしまうことをおすすめします。 3つの選択肢の違いを、下の表にまとめました。
| 行き先 | 費用が戻るか | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 下取りに出す | 戻る(楽天キャッシュ) | 発売から日が浅く、傷が少ない |
| 回収窓口に持ち込む | 戻らない | 古い機種・電源が入らない・ガラケー |
| 手元に残す | 戻らない | Wi-Fi専用機や予備として使いたい |
1つ目の下取りは、条件が合えば費用が戻ってくる方法です。 楽天モバイルの「スマホ下取りサービス」なら、他の携帯電話会社で購入したスマホでも、下取り対象製品であれば申し込めます(出典:楽天モバイル公式「スマホ下取りサービス」)。
2つ目の回収窓口は、費用は戻りませんが、その場で引き取ってもらえる手軽さがあります。 電源が入らないスマホや、何年も前のガラケーでも受け付けてもらえます。
3つ目の手元に残す方法は、Wi-Fiにつないで写真を見る専用機として使う、といった使い方です。 回線の契約がなくても、自宅のWi-Fiにつなげばインターネットやアプリは動きます。
迷った時の目安もお伝えします。 発売から2〜3年以内で、画面が割れておらず、電源がきちんと入るスマホなら、まず下取りの見積もりを調べてみる価値があります。
反対に、5年以上前の機種、電源が入らないもの、画面が割れているものは、下取り価格が付かないことが多くなります。 その場合は回収窓口へ持ち込むほうが、手間が少なく済みます。
どの方法を選ぶにしても、先に済ませておくことが2つあります。 SIMカードとSDカードを抜くことと、中のデータを消すことです。
SIMカードは、楽天モバイルの場合は解約時の返却が不要で、自分で処分して構いません(出典:楽天モバイル公式「不要になったSIMカードはどうすればよいですか?」)。 返却を求められている場合は、届いた案内にしたがってください。
不要なSIMカードは、金色の端子の部分にハサミを入れてから捨てると安心です。 写真を保存するSDカードを入れていた機種は、そちらも忘れずに抜いておきましょう。
処分に取りかかる時期についても、目安をお伝えします。 乗り換えた直後ではなく、新しいスマホで電話とインターネットの両方が問題なく使えると確かめてからにしてください。
理由は、開通の直後に不具合が見つかった場合、古いスマホが手元にあると確認や連絡がしやすいためです。 すでに消去してしまっていると、元の状態と比べることができなくなります。
目安としては、新しいスマホを1週間ほど普段通りに使ってみて、電話・ショートメッセージ・よく使うアプリのすべてが問題なければ、古いスマホの片づけに進んで構いません。 慌てて当日に処分する必要はありません。
ただし、下取りに出す予定がある方は、あまり長く置きすぎないほうが良い面もあります。 下取りの価格は機種が新しいほど高くなりやすく、時間が経つほど下がっていくためです。
1週間ほど様子を見て問題がなければ、そのまま申し込みへ進むのが、安全と金額の両方で釣り合いの取れた進め方です。 1か月も2か月も引き出しに入れておくと、その分だけ下取り価格は下がっていきます。
もう1点、下取りに出す前に確かめておきたいのが、そのスマホの分割払いが残っていないかです。 分割払いの残りがある場合、処分しても支払いは続きます。
楽天モバイルで購入したスマホの支払い残額は、「my 楽天モバイル」で確認できます(出典:楽天モバイル公式「楽天モバイル買い替え超トクプログラムで製品を購入した際の、支払い残額や毎月の支払い金額の確認はできますか?」)。 乗り換え前の携帯電話会社で購入したスマホは、その携帯電話会社のマイページで確認します。
シニア向けの注意点:「まだ使うかもしれない」と迷う場合は、無理に急いで処分しなくて構いません。 ただし、電池が膨らんでいないかだけは、半年に一度ほど確かめてください。 本体の裏側が浮いてきたり、画面が持ち上がってきたりしていたら、その時点で回収窓口に相談します。
②中のデータを消す手順
結論から言うと、データ消去は「バックアップを取る」「アカウントからサインアウトする」「すべてを消去する」の順番で行います。この順番を飛ばすと、写真が戻せなくなったり、下取りを断られたりすることがあります。
順番が大切な理由から説明します。 スマホには持ち主を証明する仕組みが入っており、サインアウトしないまま消去すると、他の人が使えない状態のまま残ってしまうためです。
この状態は「アクティベーションロック」などと呼ばれます。 下取りの査定では、この状態だと受け付けてもらえないことがあります。
まず、消去の前に手元へ残しておきたいものを確認しましょう。 消してしまってから気づくと取り戻せないので、リストで確かめてください。
- 写真・動画
※枚数が多い方は数時間かかることがあるので、前日までに済ませます - 電話帳(連絡先)
- 二段階認証のアプリに登録した設定
※銀行やネット通販で使っている場合は、新しいスマホへの登録をやり直します - 電子マネー・交通系ICの残高
※アプリごとに移行の手続きが必要です - アプリのIDとパスワードの控え
特に見落としやすいのが、電子マネーと二段階認証のアプリです。 写真や電話帳と違い、本体を消去すると残高や設定が消えてしまう仕組みのものがあります。
写真と電話帳を新しいスマホへ引き継ぐ具体的な手順は、写真と連絡先のデータ移行のやり方で詳しく説明しています。 先にそちらを済ませてから、この先の消去に進んでください。
iPhoneの場合
Appleは、売却・譲渡・下取りの前にやることを公式に案内しています。 上から順に進めれば、迷うところはありません。
- Apple Watchを使っている場合は、先にペアリングを解除する
- バックアップを取る
- Walletに登録したカードやパスを削除する
- [設定]→自分の名前→下にスクロール→[サインアウト]を押し、Appleアカウントのパスワードを入力する
- [すべてのコンテンツと設定を消去]を実行する
「iPhoneを探す」をオンにしていた場合、消去を実行するとアクティベーションロックも解除されます。 つまり、正しい順番で消去すれば、新しい持ち主が使える状態になります(出典:Apple公式「iPhone や iPad を売却または譲渡する前にすべきこと」)。
AppleCareに加入している場合は、解約するか、新しい持ち主へ譲渡するかを選べます。 新しいiPhoneを買った方は、そちらで入り直すことになるため、解約を選ぶ方が多くなります。
Androidの場合
Androidは「出荷時の設定にリセットする」という操作で、中身をすべて消します。 始める前に、次の3つを準備してください。
- Wi-Fiまたはモバイルネットワークにつないでおく
- 電池を70%以上まで充電しておく
※途中で電源が切れると失敗することがあります - Googleアカウントのユーザー名とパスワードを確認しておく
準備ができたら、[設定]→[システム]→[リセット オプション]→[すべてのデータを消去(初期設定にリセット)]の順に進みます。 Googleアカウントに保存したデータは新しいスマホで復元できますが、アプリと関連するデータはすべて消えます(出典:Google公式ヘルプ「Android デバイスを出荷時の設定にリセットする」)。
Androidは、同じ操作でもメーカーによってメニューの名前が少し違います。 [設定]の中に[システム]が見当たらない場合は、検索欄に「リセット」と入力すると近い項目が出てきます。
それでも見つからない時は、機種名とあわせてメーカーのサポートサイトを確認するのが確実です。 公式ヘルプでも、機種ごとの手順はメーカーのサポートサイトを見るよう案内されています。
設定アプリそのものが開けない状態でも、方法はあります。 電源ボタンと音量ボタンを組み合わせて押すことで、リセットの画面を呼び出せる機種が多くあります。
ここで、多くの方が心配される点にお答えします。 本体を消去しても、クラウドに保存した写真やメールは消えません。
消えるのは、あくまで手元のスマホの中に入っているデータです。 GoogleアカウントやAppleアカウントに保存したものは、新しいスマホで同じアカウントに入り直せば、そのまま見られます。
消去にかかる時間は、iPhoneもAndroidも10分前後です。 終わると電源が入り直し、初めて箱から出した時と同じ「ようこそ」の画面が表示されます。
この画面が出れば、消去は正しく終わっています。 そのまま電源を切って、下取りや回収に出して構いません。
シニア向けの注意点:消去の操作を1人で進めるのが不安な場合は、ご家族に横で見てもらいながら行うと安心です。 消去は10分ほどで終わり、途中で止まってもやり直せます。 ただし「消去」を押した後は元に戻せないので、写真の保存だけは先に必ず済ませてください。
③楽天モバイルのスマホ下取りサービスの使い方
結論から言うと、楽天モバイルのスマホ下取りサービスは、Webからの申し込み限定で、手数料と送料は無料、下取り金額は楽天キャッシュで受け取る仕組みです。他の携帯電話会社で購入したスマホでも申し込めます。
まず、申し込みの条件を確認しましょう。 楽天IDを持つ楽天会員であること、そして18歳以上であることの2つです(出典:楽天モバイル公式「スマホ下取りサービスのお申し込み条件はありますか?」)。
申し込みはWebのみで、店舗や電話では受け付けていません。 楽天市場で買い物をしたことがある方なら、そのIDをそのまま使えます。
下取りに出せるのは、スマホ・タブレット・Apple Watchです。 日本国内で楽天モバイル以外の携帯電話会社やお店で購入した製品でも、下取り対象製品の一覧に載っていれば申し込めます。
手続きの流れは次の通りです。 自分で箱に詰めて郵便局へ持ち込む必要はありません。
- 下取り対象製品の価格一覧で、自分の機種の見積もり金額を調べる
- Webで申し込み、引き取りの日時を指定する
- 指定日までに、中のデータを消去しておく
- 指定した日時に配達員が自宅へ来て、製品を回収する
- 製品の到着後、7日程度で査定価格が確定する
- 価格の確定後、1か月程度で楽天キャッシュがチャージされる
配達員が自宅まで来てくれるのが、この方式の分かりやすいところです(出典:楽天モバイル公式「スマホ下取りサービスで下取りを希望する製品の送付は、どうすればよいですか?」)。 箱や付属品も不要で、手数料・送料もかかりません。
査定にかかる日数も知っておくと安心です。 製品が到着してから実際の査定が終わるまで、7日程度かかります(出典:楽天モバイル公式「スマホ下取りサービスの査定価格確定まで何日かかりますか?」)。
受け取り方は、現金や振り込みではなく楽天キャッシュです。 価格の確定後1か月程度でチャージされ、付与された楽天キャッシュの有効期間は10年あります。
ここで一番気を付けたいのが、査定金額が見積もりを下回った時の扱いです。 申し込みの画面に「査定金額が見積もり金額を下回る場合も下取りを承諾する」という同意の項目があります。
この項目に同意しなかった場合は、下回った時に下取りを行わず、製品が返却されます(出典:楽天モバイル公式「スマホ下取りサービスの査定金額が見積もり金額を下回る場合、キャンセルできますか?」)。 金額に納得してから手放したい方は、同意しない選択をしておくと安心です。
申し込んだ後で気が変わった場合のキャンセルについても触れておきます。 キャンセルは、申し込んだ日の23時59分まで手続きできます。
申し込み日の当日中にキャンセルすれば、すぐに同じ製品で申し込み直せます。 それ以外の場合は、最初の申し込みから15日後より再申し込みができます(出典:楽天モバイル公式「スマホ下取りサービスの申し込みをキャンセルできますか?」)。
送る前の準備は、上記でお伝えしたデータ消去と同じです。 iPhoneはペアリングを解除したうえで「すべてのコンテンツと設定を消去」、Androidは「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を行います(出典:楽天モバイル公式「スマホ下取りサービスで送付する製品はどのような準備が必要ですか?」)。
いくらで下取りされるかは、機種・状態・時期によって変わります。 最新の金額は、携帯電話会社とメーカーを選ぶと一覧で表示される楽天モバイル公式「下取り対象製品の価格一覧」で確かめてください。
受け取りに使われる楽天キャッシュについても説明しておきます。 これは楽天が提供するオンラインの電子マネーで、楽天ポイントと同じように買い物の支払いに使えます。
現金で受け取りたい方には向きませんが、普段から楽天市場を使っている方であれば、実質的に費用が戻るのと変わりません。 有効期間が10年あるため、急いで使い切る必要もありません。
申し込みから受け取りまでの全体の日数も、ここで整理しておきます。 指定日の集荷から査定確定まで7日程度、そこから楽天キャッシュのチャージまで1か月程度なので、合わせておよそ1か月半が目安です。
すぐに現金が必要な場面には向かない、と考えておくと予定を立てやすくなります。 反対に、急がないのであれば、自宅から一歩も出ずに手続きが終わる点は大きな利点です。
なお、新しいスマホの購入と下取りを組み合わせたポイント還元のキャンペーンが行われることもあります。 金額や条件は時期によって変わるため、申し込みの前に楽天モバイル公式「キャンペーン一覧」で対象になるかを確かめてください。
シニア向けの注意点:下取りは「申し込む→消去する→自宅で渡す」の3つだけで、難しい操作はありません。 迷いやすいのは、査定が見積もりを下回った時の同意の項目だけです。 金額をしっかり確かめてから決めたい方は、同意しないほうを選んでおけば、納得できない時に返してもらえます。
④無料で引き取ってもらえるリサイクル窓口
結論から言うと、無料で引き取ってもらえる窓口は「楽天モバイルショップの一部店舗」「携帯電話の専売店(モバイル・リサイクル・ネットワーク)」「市区町村の小型家電リサイクル」の3つです。いずれも費用は戻りませんが、状態を問わず引き取ってもらえます。
下取りは「まだ価値がある製品」が対象なので、古い機種や壊れたスマホは対象外になりがちです。 そうした製品の行き先が、これから説明する回収窓口です。
1つ目は、楽天モバイルショップでのリサイクル回収です。 一部の店舗で、ブランドやメーカーを問わず、使用済みのスマホ・携帯電話・電池パック・充電器類を無料で回収しています。
持ち込む前に、自分でデータを消去しておく必要があります。 また、SIMカードやSDカードなどが本体に残っていないかも、その場で確認されます(出典:楽天モバイル公式「不要になったスマホなどの廃棄方法について」)。
注意したいのは、すべての店舗が対応しているわけではない点です。 楽天モバイル公式「都道府県から探す」の絞り込みで「リサイクル」を選ぶと、回収している店舗だけを表示できます。
2つ目は、モバイル・リサイクル・ネットワークです。 一般社団法人電気通信事業者協会と一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会による取り組みで、2001年4月から続いています。
この仕組みの良いところは、契約している携帯電話会社も、作ったメーカーも関係なく引き取ってもらえる点です。 携帯電話の本体・電池・充電器を、全国約9,000店舗の専売店を中心に無償で回収しています。
回収の実績も公表されています。 令和5年度(2023年度)までの累計で、約1億5,454万台の端末が回収されました(出典:モバイル・リサイクル・ネットワーク)。
データの扱いも決められています。 持ち込む前に自分でデータを消しておくことが前提ですが、回収された本体は専用の工具で破砕処理され、残ったデータが消されたうえで再資源化されます。
3つ目は、お住まいの市区町村による回収です。 2013年4月に施行された小型家電リサイクル法に基づく制度で、市町村が主体となって使用済みの小型家電を集めています。
居住人口のカバー率で約9割の市町村が、携帯電話やデジタルカメラなど最大28品目を回収・リサイクルしています。 回収の仕方は、ボックス回収・ステーション回収・ピックアップ回収・集団回収などがあり、市町村ごとに異なります(出典:環境省「小型家電リサイクル法 〜法律の概要・関係法令〜」)。
自分の住む市区町村がどの方式なのかは、環境省の小型家電リサイクル回収ポータルサイトで調べられます。 都道府県を選ぶと、回収品目・排出方法・回収ボックスの場所を確認できます(出典:環境省「小型家電リサイクル・回収ポータルサイトの開設について」)。
3つの窓口の違いを、下の表に整理しました。 近所に楽天モバイルショップがない方は、市区町村の回収か、最寄りの携帯電話の専売店を選ぶことになります。
| 窓口 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| 楽天モバイルショップ(一部店舗) | 無料 | メーカー・ブランドを問わない。対応店舗を絞り込んで探す |
| 携帯電話の専売店 | 無料 | 全国約9,000店舗が中心。本体・電池・充電器が対象 |
| 市区町村の小型家電リサイクル | 無料の場合が多い | 回収の方式・品目は市町村ごとに違う |
市区町村の回収は、多くの場合は無料ですが、方式によって扱いが変わることがあります。 出す前にポータルサイトで確認しておくと、当日に持ち帰ることにならずに済みます。
回収に持っていく物も、まとめて整理しておきましょう。 本体だけでなく、使わなくなった充電器やケーブル類も、同じ窓口で引き取ってもらえます。
長年スマホを使い替えてきた方の家には、合わない充電器が何本もたまっていることがよくあります。 本体を持ち込むついでに、まとめて出してしまうと片づきます。
どうしてもデータが心配な方向けの方法もお伝えします。 モバイル・リサイクル・ネットワークでは、電池を内蔵していない携帯電話について、物理的に穴を開ける対応も案内されています。
目の前で穴が開けば、中の記録が読み出せない状態になったことを自分の目で確かめられます。 昔のガラケーを処分する時に安心できる方法です。
ガラケーをまだお持ちの方は、あわせて初めてのスマホを楽天モバイルにするには?もご覧ください。 3Gのサービスがすでに終了しているため、通話に使えなくなった機種が家に残っている場合があります。
シニア向けの注意点:回収窓口では、店員が中身を見ることはありません。 それでも心配な方は、データ消去を済ませてから持ち込めば、写真や電話帳が残っている状態にはなりません。 どうしても操作が不安な場合は、消去のやり方だけを店頭で教えてもらう方法もあります。
⑤処分でつまずきやすい点と、手元に残す選択肢
結論から言うと、つまずきやすいのは「サインアウトせずに消去してしまう」「バックアップを取らずに消去してしまう」「電池が膨らんだまま放置する」の3つです。いずれも、進める順番を守れば起こりません。
1つ目は、サインアウトをしないまま消去してしまうことです。 消したつもりでも持ち主の情報が残り、新しい持ち主が使えない状態になります。
iPhoneでは[設定]→自分の名前→[サインアウト]、Androidでは消去前にGoogleアカウントの情報を確認しておくことで防げます。 下取りに出す予定の方は、ここを飛ばすと査定を断られることがあるため、特に気を付けてください。
すでに消去してしまい、元の端末が手元にある場合は、もう一度電源を入れてアカウントを入力し直せば解除できます。 IDとパスワードが分からない時は、消去する前に必ず調べておきましょう。
2つ目は、バックアップを取らずに消去してしまうことです。 写真や電話帳は、消してしまうと本体からは戻せません。
特に多いのが、新しいスマホへの引き継ぎが終わったつもりで、実は写真だけ残っていなかった、という失敗です。 新しいスマホで写真アプリを開き、古い写真がきちんと見えるかを確かめてから消去してください。
確認のやり方は簡単です。 新しいスマホで、一番古い年の写真を1枚開いてみて、正しく表示されれば引き継ぎは成功しています。
3つ目は、電池が膨らんだまま放置することです。 使っていないスマホでも、電池はゆっくり劣化していきます。
本体の裏側が浮いてきた、画面が持ち上がってきた、といった変化に気づいたら、それ以上は充電せず、無理に押さえたり分解したりしないでください。 そのまま回収窓口へ持ち込み、状態を伝えて相談するのが安全です。
膨らんだ電池を無理に取り出そうとするのは、一番避けたい行動です。 発火につながる恐れがあるため、袋などに入れて、そのままの状態で持ち込んでください。
ここまでが、処分する場合の注意点です。 最後に、あえて手元に残すという選択肢についても説明します。
回線の契約がなくなっても、スマホ本体はWi-Fiにつなげば使えます。 そのため、次のような使い道が残ります。
- 写真を見るための専用機として使う
※画面が大きい機種は、アルバム代わりに向いています - 目覚まし時計や台所のタイマーとして使う
- 音楽やラジオを聴く機械として使う
- 災害や故障に備えた予備として保管する
※半年に一度は電源を入れ、電池の状態を確かめます
予備として残す場合の注意もお伝えします。 電池は使わなくても劣化するため、しまい込んだまま何年も経つと、いざという時に電源が入らないことがあります。
半年に一度は電源を入れ、少し充電しておくと状態を保ちやすくなります。 その時に、本体が膨らんでいないかも一緒に確かめてください。
ご家族に譲る場合も、いったんデータを消してから渡すのが基本です。 お孫さんにWi-Fi専用機として渡す場合でも、写真やアプリのログイン情報は残さないほうが安心できます。
身内なら消さなくても良い、と考えてしまいがちですが、ここは分けて考えてください。 譲った後にそのスマホがさらに人手に渡ることもありますし、ご自身の買い物アプリに勝手に入れてしまう事故も防げます。
手元に残して使い続ける場合の注意も、1つだけあります。 古い機種は、いずれメーカーからの更新が終わり、新しいアプリを入れられなくなります。
写真を見る、時計として使う、といった用途なら問題ありませんが、買い物や銀行の手続きには使わないでください。 更新が止まったスマホは、安全上の対策も止まっているためです。
使わなくなったスマホの片づけは、乗り換えの手続きが終わった後に回されがちです。 ただ、手順そのものは難しくなく、半日もあれば終わります。 次の記事も参考にしてください。
- 写真と連絡先のデータ移行のやり方|Android同士・iPhone同士・機種をまたぐ場合
- 解約のタイミングと費用|締め日・日割り・違約金・端末残債の関係
- 中古スマホで楽天モバイルを使うには?SIMロック・利用制限・対応バンドの確認方法
- 解約後にやることチェックリスト
手順を整理すると、やることは「引き継ぎを確かめる」「サインアウトする」「消去する」「行き先へ渡す」の4つだけです。 1日で全部やろうとせず、写真の引き継ぎだけ先に済ませておくと、気持ちの負担が減ります。
シニア向けの注意点:古いスマホを処分するかどうかは、急いで決めなくて構いません。 先にデータ消去だけ済ませておけば、引き出しにしまったままでも個人情報の心配はなくなります。 その後で、下取りに出すか回収に出すかを、ゆっくり決めれば十分です。